活用事例

体系化された進路検討のプロセスが
“考える”道筋づくりをサポート。
教員と生徒の認識の違いも可視化する。

安齋 賢先生、山下 和輝先生

神奈川県立横浜氷取沢高等学校(神奈川県)


生徒人数
  • 2年生353人
学科
  • 全日制普通科
活用目的
  • 志望理由書の作成
活用体制
  • 進路(学年進路指導担当・各担任)で運用

10秒で分かる!活用ポイントのサマリ


課題
  • 進路を自分事として捉え、高校2年末までに興味のある分野や大学を、3年春までに具体的な志望理由を挙げられる状態にすること。
  • 継続性のある進路学習のカリキュラムや教材を導入したい。
活用ポイント
  • ワークブックの活用により、ステップを踏み順序立てて“考える”プロセスを習得。
  • 学問や学校、自分自身への理解を深めることで、何も進路が決まっていない生徒が激減。
  • ワークを通じて可視化された教員と生徒の間の“認識のずれ”が、進路指導を見直すきっかけに。

インタビュー記事 

導入のきっかけ・導入前の一番の課題

進路を自分事として考えるための
情報やツール、プロセスを生徒に。

本校は学校行事や探究活動が活発な一方、なかなか進路学習の時間をとることができずにいました。ガイダンスなどは開催していましたが、どうしても単発的なイベントになってしまいます。限られた時間の中で継続性をもって進路学習を行うためには、カリキュラムや教材がないと難しい。そこで、段階を踏んで取り組める『スタディサプリfor SCHOOL』のワークブックを導入しました。自分の知らないことに対して、生徒はあまり興味を持つことができません。そもそも学問のこと、自分自身のことさえ理解が及んでいない状態の生徒に、「学問探究ブック」や「適性診断」を通じて情報提供ができる点も魅力を感じたポイントでした。授業でタブレットを使用している本校との相性も良かったと思います。スタディサプリには、志望校を生徒自身が決めていくプロセスに必要な大枠が揃っていて、それが私たちのやりたいこととマッチしていたのです。
導入してよかったこと①

学問や学校への理解を深め
じっくり志望理由と向き合う。

生徒全員が志望理由書を書いてみる、という取り組みは初めてでしたが、「志望理由ワークブック」を活用して検討プロセスをしっかり理解することで、大きな変化があったと思います。本校は総合型選抜や指定校推薦を考える生徒も多いため、自主的に志望理由書を書き始めていた生徒も少なからずいましたが、授業の中で「学問探究ブック」や「適性診断」、「志望理由ワークブック」を活用して自分の志望理由をしっかり考え、全員が前に進んでいると感じられたのは良かったですね。ワークを行った後は「何も決まっていない」という生徒が大幅に減り、学問分野の興味を問われて一つも答えられない生徒はいなくなりました。その先にある学校選びでも、資料請求を行うことで複数の大学名を挙げられる生徒が増えています。導入前の同じ時期に比べると、全員が1段も2段もステップアップしている印象です。
導入してよかったこと②

“考える”道筋を示すとともに
大人との認識のずれを見出す機会に。

元々感じていた課題として、生徒は「自分で考える」ことよりも「どうやって考えるかの道筋をつくる」ことが苦手であるという印象がありました。その点、「志望理由ワークブック」は、順序立てて考えながらワークができるところに魅力を感じています。また、複数名の志望理由を生徒が読み比べ、面接官になったつもりで合否をつけて理由を語り合うワークを取り入れた時には、私たち教員も驚いたことがありました。施設や学び方の魅力といった大学の良いところばかりを書き連ね、自分が何をやりたいのかを書いていない“誤った例”を「合格」だと考える生徒が多数いたのです。例年、そのような志望理由書を3年夏に提出する生徒も実際にいたので、「この認識を正せばよかったのか」と、私たちも大きな気づきとなりました。考える道筋を生徒に示すためにも、スタディサプリの力を借りながら、こうした気づきを今後の指導に活かしていきたいと思います。
神奈川県立横浜氷取沢高等学校(神奈川県)
学 科:全日制普通科
生徒数:2年生353人



【お話を伺った方】
安齋 賢先生、山下 和輝先生
※ページ内容は2023年6月時点の情報です。
この事例で取り上げられたサービス
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