就職か、それとも進学か――。進路についてたずねられると、2年の3学期時点でもはっきりと答えられない生徒が数多くいました。この状況を改善するために、生徒の自己理解を深めた上で、生徒が主体的に学校調べや志望理由書の作成をできるようにすることが、今回『スタディサプリforSCHOOL』を導入した一番の理由でした。一方で私たち教員側でも、進路指導のマニュアル化などを検討してきたものの方向性が定まらず、加えて進路指導を進める前段階で「文章の基本的な書き方の指導」や「(日本語が不自由な生徒への)日本語の指導」が必要なことも、課題となっていました。そこで一律に順を追って進められるリクルート教材の活用により、こうした教員の負担を少しでも減らしながら、生徒への進路指導をよりレベルの高いものにできることを期待していました。また本校が、社会人と生徒との接点を重視する「社会に一番近い学校」を掲げていることから、リクルートの社員の方が来校しての生徒向けの講演会があることも、導入の決め手になりました。