活用事例

スモールステップの
“一律×丁寧な進路指導”により
生徒の意欲をバックアップ

2学年進路担当 萩原 倭斗先生

神奈川県立綾瀬高等学校(神奈川県)


生徒人数
  • 2年生:328名
学科
  • 普通科
活用目的
  • 志望校検討
活用体制
  • 学年(学年主任・各担任)で運用している 

10秒で分かる!活用ポイントのサマリ


課題
  • 「志望校が具体的に決まっている」生徒の割合が高校2年秋の時点で2割程度に留まっている状況から、2年末には進路の方向性が決まり志望校が1~3つほど挙がる状況への改善。
  • 生徒自身の言葉で、志望理由を表現できる状態にすること。
活用ポイント
  • 「自己理解」から「志望理由の言語化」まで、段階的なスモールステップで進路検討を行うことにより、“一律×丁寧な進路指導”が可能に。
  • キャリア教育をその場限りで終わりにするのではなく、学びを成果物として生徒の手元に残して可視化することで、さらなる探究や振り返りが可能に。
  • ベテラン教員の経験だけに頼るのではなく、進路検討の一つのモデルを示すことで、スムーズな運用が可能に。

インタビュー記事 

導入のきっかけ・導入前の一番の課題

進路を検討する上での学びを
何らかの“かたち”に。

進路指導の際に、生徒たちの手元に残る成果物が欲しい…。進路指導を担当する教員グループ内でそう考えていました。これまでは大がかりな「進路ガイダンス」を中心とした進路指導を行ってきましたが、毎回その場限りで終わってしまい、ここで得た学びを生徒が一度アウトプットして、深く考えるステップへとつなげられずにいました。加えて生徒たちの進路への意識も、「志望校が既に決まっている」割合は2年生全体で2割程度に留まり、3年生でも「志望理由書」を作成する際に「なぜ自分がその学校を志望するのか」を言語化できず、指導の難しさを痛感していました。そのような時に『スタディサプリfor SCHOOL』であれば、ワークブックなどの教材の活用により、生徒たちが進路を考える上での学びをかたちにして可視化できると聞き、今回の導入に至りました。
導入してよかったこと①

志望校を挙げる生徒が6割に。
ワークブックから見える高い意欲。

目に見えて改善されたのが進路への意識です。導入後、6割の生徒が志望校を具体的に挙げられるようになり、「この分野を学べる学校ってどこだろう…」と興味を持ちながら主体的に進路の方向性を考えられる生徒が全体的にも増えた印象です。また、進路指導ではどうしても「まだ決まっていない生徒」に目がいきがちですが、生徒が記録した「志望理由ワークブック」からは、自分の進路を真剣に考える生徒一人ひとりの姿が見えてきました。日頃の進路指導がしっかりと生徒の役に立っていることを実感でき、教員としても嬉しかったです。ワークブックは3年6月の三者面談でも活用する予定です。これをもとに、最終的な進路先について話し合っていきたいと考えています。
導入してよかったこと②

一律のフローの中で、
スモールステップを積み重ねていく。

最初から高い目標を設定するのではなく、小さな目標の達成を積み重ねながら少しずつ目標に向かっていく指導ができました。最初に「適性診断」で自己理解を深めてから、「学校検索」で進学先への理解とパンフレットの請求につなぎ、さらに「学校研究ワークブック」で生徒の進学先に対する想いを醸成した上で、「志望理由ワークブック」で志望理由の言語化に入るという流れで進めました。進路選択では、一人で進められる生徒もいれば、教員のサポートが必要な生徒もいます。多様な生徒がいる中で、「自己理解をして学校を選ぶ」「学校を比較する」「志望校を決める」といった一律のフローでありながら、全生徒がスモールステップに区切って丁寧に進められたことがとても良かったです。加えて新任の先生に対して、進路指導の一つのモデルを示せたことも大きな収穫になりました。
神奈川県立綾瀬高等学校(神奈川県)
学 科:普通科
生徒数:2学年 328名



【お話を伺った方】
2学年進路担当 萩原 倭斗先生
※ページ内容は2023年3月時点の情報です。
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