G型とは、世界のトップで活躍できるグループ。企業でいうとトヨタやパナソニックなどのグローバル企業で、自然科学などの研究分野もG型に含まれます。一方、地域に密着しているのがL型。物流や対面サービスなどがその典型的な産業群です。
日本においては今、非常にグローバル志向が強いので、これからのニーズは「G型」が拡大し、「L型」が縮小すると思われがちですが、実は先進国ほどLの分野で働く人が多くなっていることをご存知でしょうか。
たとえば、日本の雇用におけるL型人材の占める割合は8割、GDPでは約7割です。少し前であれば日本の雇用の約4割をグローバルな大企業が占めていましたが、年々その割合は下がり続け、現在は下げ止まっている状態です。
つまり、日本においてグローバル企業で働ける人材はたった2割しかいないということになります。