本校は、まさに「挑戦」という言葉がふさわしい学校だと思います。開校当時から大変活気に溢れ、教員の平均年齢が20代と若く、「よい学校にしたい」、「ゆくゆくは日本一の学校にしたい」という想いから、さまざまなことに挑戦してきました。
それは若い私たちにいつも関わっていただいた理事長(現会長)の「教育にかける熱い想い」の影響が大きかったと思います。(書籍「田舎の無名高校から東大、京大にバンバン合格した話―西大和学園の奇跡 」田野瀬 良太郎著)
私は教員生活3年目で、中学2期生の学年部長を任されました。同僚の先生方とともに、生徒の学力向上、人格形成、さらに忍耐力や体力の養成などについて、「どのような方法が効果的か」、「どのような学校にしたいか」と日夜遅くまで真剣に話し合いました。みんながガムシャラに、教育にかけていたように思います。
さまざまな教育を取り入れ、今では行事や体験学習が日本一多い学校と言われるほどになりました。今思い返すと、話し出すとキリがないほど、多くのかなりチャレンジングな取り組みもしてきました。失敗も多々ありましたが、教員としてはとてもやりがいのある楽しい時期だったと思います。
当時は、まったくの無名の学校でしたので、こんなこともありました。ある模試業者さんに中学実施の中高一貫模試を受けさせてほしいと電話したところ、「先生申し訳ないんですけど、この模試は6年一貫でも、とても難しい模試なんです」と言われまして(笑)。
(会場笑)
「そこをなんとか受けさせてください」と無理に受けさせていただいたら、ある程度の結果が出て、謝罪に来られたのを思い出します。当時の中3生の半数近くが英検2級をとるなど、手ごたえが出てきた時期でした。
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