セミナーレポート

ICT活用セミナー 先進校発表会 supported by スタディサプリ【先進校事例】

茅ケ崎西浜高等学校(神奈川)
平山康弘先生
2019.03.19
茅ケ崎西浜高等学校(神奈川)

「勉強を真ん中に持ってきたとき、生徒はどうなっていますか?」

前任校からスタディサプリ導入の経験がある、神奈川県立茅ケ崎西浜高等学校 平山康弘先生。進学校である前任校で感じた課題もヒントに、生徒の学力が幅広い現任校でもサプリを活用されています。試行錯誤を繰り返しながら、学年のスローガンとともに大切にしていることとは何か。スタディサプリの活用事例から、教育においても大切なことが見えてきます。

「チーム水戸黄門」で一丸となって学年運営に取り組む

皆さま、こんにちは。ただ今ご紹介いただきました、神奈川県立茅ケ崎西浜高等学校の平山と申します。こういう場にお招きいただき、発表できるのは非常にうれしいことですが、本校は、まだ結果が出ているとは思っていません。

ただ、今、本校は私の赴任当時とまったく違う学校になっています。3年間でこれほど変わるのかと思いながら、日々生活しています。そういう思いや、具体的な内容を、少しでも先生方のご参考になればと思い、発表させていただきます。よろしくお願いいたします。

まず、私の自己紹介です。教科は国語科です。ここ10年ほど、進路指導をしています。今3年の担任と学年代表を担当しています。本校はサプリを入れて3年間取り組んでおります。前任校は進学校だったのですが、希望者だけの利用でした。受験サプリの2年目くらいから経験があります。

ざっくばらんに、本音でお伝えしますので、どうぞよろしくお願いします。

まず、代表をしていると申し上げましたが、最初はすごく嫌でした。なぜ嫌だったかというと、後でもご紹介しますが、本校は、生徒やクラスをまとめるのが非常に大変で、学級担任だけで大変なのに、学年のまとめ役なんてできるのかと、こう思って最初はすごく嫌だったのです。

ところが、30代、40代の若手の優秀な先生方に、こんなことを言われて感動しました。「私たちが、助さん格さんとなり、先生を支えます。学年代表をやってください」と。こう言われてしまうと、私も50代ですから、やりましょう、と。

この助さんが今日も来ていますが、優秀な教員で、生徒指導のプロです。厳しいですが、生徒の言葉をよく聞いて、また、生徒も本当に信頼しています。本校の生徒は、少しやんちゃな子が多いのですが、みんな信頼しています。

その上、サッカー部の顧問で、部活も一生懸命なのですが、学習に対してもすごく意識を向けていて、今は副リーダーをやってもらっています。

それから、格さん。彼も優秀です。30代なのですが、日本を代表すると言っても過言ではないと思うくらいの情報科のプロで、(投影している)パワーポイントも、彼があっという間に全部作ってくれました。スタディサプリの設定なども彼に一任しています。

若手の、20代の国語科の先生も優秀で、そういう方々に支えられて、なんとかやっています。

チーム水戸黄門という形で、うちの学年は本当にやる気のある、優秀な教員が揃っているので、なんとか私も学年代表として、日々指導していられるかなと思っています。

進学校で「生徒の学年が進むにつれて学力が下がる」ことを経験

私は、進路に非常に力を入れてきたのですが、そのきっかけになった言葉があります。それは、前任校のある生徒の一言でした。

「俺は、入学当初、勉強が一番できた。でも、学年が進むにつれて、ばかになっている」このような言葉が、廊下の通りすがりに聞こえてきたのです。

前任校は、地区の2番手くらいの進学校だったので、確かに本当に手のかからない生徒で、自分たちでなんでもできる、そういう学校でした。

ただ、先生方も放っておくので、学力がどんどん下がってしまう。結局、卒業のときに一番学力がなく、大学も学力以下のところに行く生徒が多かったのです。これはまずいと思い、一生懸命取り組みました。

先生方も日々感じておられると思うのですが、学力はなかなか上がらないと思います。1年次から、いろいろなことを取り組んできたのですが、やはり横ばい状態でした。最終的には少し下がり、最後、上がった、という感じでした。それでも多くの生徒は、自分の実力以上のところに行きました。

前任校での取り組みですが、1周目は、自分のクラスだけ取り組んでいたのですが、自分のクラスだけでは駄目だということで、2周目は、学年全体で取り組み、MARCHは2倍の、50人が100人、国公立は3倍の、5人が16人になりました。

「本当の結果」は大学受験だけで出るものではない

私はよく研修会に行くのですが、その場でMARCHが2倍、3倍に増えたというような話を聞きます。でも、「本当の結果」って何なのだろうかと考えます。

大学に行った後、一生懸命勉強をして、その後、道が拓けた。可能性を広げた。そういう生徒を、幸いなことに私はたくさん知っています。本当の結果はいつ出るかわからないし、また、就職した後にも、努力をすれば、いくらでも道が広がると思っています。

たくさん話すと時間がオーバーしてしまうので、一つだけお話をさせていただくと、
前任校で、2~3年と担任を持った生徒だったのですが、その生徒は、やる気がない、授業中に寝る、遅刻が多い。2年まではあまり良くない生徒でした。
ところが、3年で、非常に勉強を頑張って、早稲田か慶應に行きたいと。頑張ったのですが、結局、最終的には、補欠で立教大学の法学部だけ受かりました。

でも彼の偉かったところは、その後、大学に入って、受験勉強よりも一生懸命に勉強したそうです。

結局、法学部の中で優秀者に選ばれて、無返還の奨学金をもらい、それから、難関の国公立でもなかなか難しい、JAの本部に就職していきました。結婚式にも呼ばれて、本当に良かったなと。また、その先でも頑張ってくれていると思います。

よく、先生方に言われます。「そんなに勉強させて、生徒がかわいそうだ」と。
でも本当にかわいそうなのかな?と思います。 今日お伝えしたいことは、「勉強を真ん中に持ってきたときに、生徒はどうなっていますか?」ということです。

本校の特色‐スタディサプリを使うのに良い環境が整っている

本日の発表の流れです。本校の特色、取り組みのポイント、サプリを活用してきた3年間の取り組み、学年のスローガンと、この流れでお話ししたいと思います。

まず、本校の特色です。JRの茅ケ崎駅で降りて、バスで15分くらい。本当に海の近くです。歩いて2分で海岸に行けます。ロケーションは最高です。サザンオールスターズのサザンビーチ。烏帽子岩もすごくきれいです。

学校は、創立39年目です。創立10年目までは地区の3番手くらいで、非常に良かった学校で、地区では潜在的なイメージがすごくいい学校です。

現在です。1学年400人の3学年で約1200人。1学年10クラスで30クラスあります。偏差値は43。最近、上げてくれているところは45くらいになっているところもありますが、それでも、全体的には学力は低いです。進路は大学、専門、就職、と多様です。

また、充実した情報教育という形で、研究指定校として、ICT利活用教育推進モデル校、それから、プログラミング教育研究推進校。こういうことに指定されて、先ほどの格さんが頑張って取り組んでくれています。

校内では、iPadが38台あり、Wi-Fiの環境もそろっているので、スタディサプリを取り組む環境としては、非常にいい環境です。公立ですけれど。

「勉強なんて意味がない」という生徒と、「教えてもわからない」という教員の改革

ただ、4年前の生徒は、どんな生徒だったかというと、赴任して、着任式で驚きました。体育館で、頭髪が茶髪、金髪、赤、緑。まあきれいです。車座になっているので、いや、こんな学校、ドラマ以外にまだあるのかという、そんな感じです。学校を休むのは当たり前です。

生徒は、勉強なんて意味がない、と。口癖で、すぐ「無理」と言います。この言葉、嫌いです。「無理」。教師はあまり信用できない。中学時代に、あまりいい思い出がない生徒が多いのです。でも不思議なことに、勉強はしたくないが、大学には行きたい。だから、400人中150人くらいは、大学進学をします。人にばかにされるのが嫌だ、と思っています。

教員のほうも、「どうせ教えてもわからない」。最初に国語の教材を見て、こんなこと3年間やり続けるのかとびっくりしてしまいました。早く進路を決めさせてしまおうと。4時間授業の日が多いので、早く学校から帰してしまおうと。

これではまずいということで、西浜の改革その1。ベースはやはり生徒指導だということで、一つ前の学年が、非常に頑張って取り組んでくれました。頭髪指導、遅刻指導。そういうものを入れていきました。

その2。でもそれだけではやはり、学校全体として良くなってはいかないと思い、うちの学年は、授業(学習)が、やはり一番大切だということで、スタディサプリを入れて、真ん中に持ってきたんです。

スタディサプリを導入したのは「全員の」学力を上げるため

取り組みのポイントです。本校の課題は、生徒の学力幅が非常に大きいことです。例えば学力の高い生徒では、英語の模試の偏差値で76くらいあります。そういう生徒もいれば、偏差値が30くらいの生徒もいますので、授業をどのレベルに合わせたらいいのか。それが、非常に難しい。

それから、学習しない雰囲気に流されてしまう。勉強しない生徒がほとんどなので、そういう生徒に引っ張られていってしまう。だから最初に良い状態で入っても、どんどん悪くなっていく。それがすごく残念でした。

スタディサプリを導入した理由は、全員の学力を上げるためです。全員でないと駄目だと思っています。中学の学習の学び直しができていない生徒が多いというところも理由になっています。

さらに、大学に進学をしたいという生徒もたくさんいるので、そのための学力伸長。それから、経済的に厳しい家庭も多いので、塾に頼らず、学習習慣を学校でつけさせる。さらに、先ほど見ていただいた、ICTの充実する本校の強み、これを生かすこと。

基本的なスタンスは、生徒が「逃げてしまう」ので、全員を逃さない。for Teachers内で時間が管理できるので、時間で追う、これが基本スタンスです。

昨年までの実績として、利用頻度、ログイン率、これが全国1,000校中、1学年、2学年ともに、1位でした。ただ、今の現1年生も、もっとサプリを使って勉強したいと、そういう志望で入ってきてくれている生徒が増えてきているので、すごく頑張ってくれています。

スタディサプリの弱点

ただ本音でいうと、やはりスタディサプリにも弱点があると思います。「生徒が自主的に活用する」というのは非常に難しいと思います。前任校では、200人くらいが利用していたのですが、やはり勝手にやりなさいと言うと1割も見てくれません。

それからアウトプットが弱い。問題数が少ないので、見ているだけだとなかなか知識が定着できない。ここが問題だと思います。

それから本校は視聴時間で追っているので、生徒側からサプリの視聴時間が見えない。これは非常にストレスです。担任としても、「見てないだろ」「いや、私見ています」このやりとりで、けっこう人間関係がまずくなったりします。生徒側からも視聴時間が見えると、さらに意識も高まってくるのかなと思っています。

3年間の具体的な取り組みー「修行プリント」

では、サプリを活用してきた3年間の、具体的な取り組みをご紹介します。
本当に申し訳ないのですが、失敗の連続です。AからHまでは、主なものだけですが、少しご紹介します。

入学直後のオリエンテーションで、サプリの登録会を実施しました。先ほどの、格さんがIDをすぐに作ってくれたのです。

今年の1年生はさらに早く、3月の学校説明会で、リクルートの営業の方に来ていただいて、サプリ登録会を実施しました。そのため、春休みにはサプリの宿題を出しています。
それから、総合の時間が週に1回、水曜日にあるのですが、ここで4月には確認テストをやり始めました。やり方は後でご紹介します。

5月には、定期テスト、中間テストです。うちの学年は必ず範囲表を配るのですが、その範囲表に、スタディサプリの対応動画をつけて、ここを見ておくと中間試験ができるようになるよ、と。授業でちょっとわからなかったところは、ここを見なさいね、という形で動画も一緒に配信します。これは現在まで、定期テストのときには必ずおこなっています。

それから、全員を逃さないための、補習、修行、苦行。1学期は、視聴しない生徒を残して先生方が面倒を見たりしていたのですが、やはり逃げていってしまうのです。試行錯誤の結果、総合の時間の10分くらいを使い、英語の中学校からのテストで学び直しをしていました。

合格点を決めて、不合格者は、次の日の朝、補習プリントを出す。上記のような補習のプリントに、視聴して埋めなさいと。補習プリントが未提出だった者は、その日の放課後に、修行プリントという形で、これはただ英単語を300語くらい書くプリントなのですが、それをさせます。

それでもアルバイトだとかいって逃げてしまう子は、LHRあたりで抜き出して、苦行プリントといって、修行プリントを3枚分させてしまうという、こんな取り組み方です。

今は、3学年みんな修行修行といっているので、外部から来た人は、修行って、西浜は何をやらせているのかなと思うでしょう。

長期休暇中にも課題を配信

それから、夏休み、冬休み、それから、ゴールデンウィーク。入試休みも1週間くらいありますから、そこでも課題を配信します。

夏休みには、苦手克服課題を10時間視聴しなさいという形をとりました。冬休みは6時間。夏休みが終わってもできない生徒には、2週間くらい「視聴していない」ということで、何回も声をかけます。

それでも視聴してこない生徒は、土日に学校に呼んで、教員監督のもと視聴させるという、かなり強制的なのですが、結果、98パーセントの生徒が視聴時間を達成できました。
それから、(学力が)上の生徒、大学を志望する生徒に対して、SSC(スタディサプリクラブ)を5月に作りました。大学を目指す人は、コンピュータルームに来て、自由にサプリを視聴しなさいよと。

1学期はみんな来ていました。100名くらい、入れ代わり立ち代わり来ていたのですが、2学期になると、徐々に数が少なくなり、結局これは失敗です。

それではまずいだろうということで、JSC(受験サプリクラブ)。これを1年目の12月に設立して、12名参加。3年間の大学受験向けの計画をプランニングして、それを取り組んでもらっています。今は1年から3年まで同好会にして、クラブ活動のような形で、木曜日に英語の先生が講師として、サプリも入れつつ行っています。

それから、2学期の成績で赤点だった生徒を対象に、サプリ内にレッドクラスを設けました。学年末試験のサプリ課題と、サプリ対応動画。これを配信して、毎週月曜日に、各教科担当に提出し、金曜日に質問が受けられる。そういう体制をつくりました。

それから、これは今年から始まったことなのですが、3年生の取り組みです。先ほど申し上げたように、うちの学校は4時間授業が多い。水曜日が5時間、木曜日が6時間。あとはみんな4時間です。ほとんどの生徒が、今まではアルバイト、カラオケなど、早く下校して遊んでいました。

それではまずいだろうとカリキュラムを変えたかったのですが、急に変わらないので、午後講習という形でiPadを利用し、生徒が曜日を設定して大学向けに自分で勉強をしています。今、のべ142名が参加しています。

それから、夏休みの通い合宿です。9日間行い、1日11時間センター対策をしました。我々が講習をしながら、復習タイムのところで生徒がサプリを活用しました。そういう事例です。23名が参加して、非常に効果があったと思います。

スタディサプリの具体的な効果

取り組んだ結果です。一般的な高校は2学年になると、成績が下がります。

ところが、現3年生は、2学年になって成績が上がっています。この後は、それぞれの進路に向けて、大学だったら模試、就職・専門学校だったら基礎学力診断といった形で、レベルを変えて行っているので全体のデータがないのですが。

それから、模試です。これを日曜日などに設定して、お金を払って希望者を募ると、1年の1月は11人、2年の7月は17人、2年の11月が63人、2年の1月が85人、3年の7月が87人ということで、模試への意識が上がり受験への意識も高まってきています。
ちなみに前年度までは、3年生で模試を初めて受けて、参加者も5、6人という状態でした。それが、同じ学校でこれだけ変わってきています。

個人の結果です。Aさん。これは2年生の時の7月の、大学の模試ですが、彼女は偏差値が36でした。

私はもう大学進学は無理だろうと思いました。しかし、彼女は国語の「苦手克服課題」をすべて視聴しました。すると、11月に偏差値が56になっていました。私も短期間で偏差値が20も上がったのは初めて見ました。

次にBさんです。彼女は、入学時300位くらいの成績だったのですが、それが、週平均2時間くらい視聴していて、2年の1学期に学年で2位になりました。

それから、Cくん。彼は、入学当初の中間試験で40点、赤点。数学を8時間視聴したら、期末で80点と、赤点を回避できました。

Dさんはすごいです。彼女は、先ほどのJSCに入っているのですが、中学のときは英語が不得意で、アルファベットを反対に書いてしまうという、そんな生徒だったのですが、この6月、英検2級に合格しています。うちの学校では、非常に珍しいと思います。それから、1年から3年でも、準2級の合格者が出てきています。

「逆転の西浜」のスローガン

「逆転の西浜」のスローガン
最後に学年のスローガンです。もう、入学当初から生徒に言っている言葉です。「逆転の西浜。集中力、自分に勝つ、継続力」

この額は私が作ったのですが、書道の先生が文字を書いてくれて、これを職員室にも、全クラスの黒板の上にも貼ってあります。何かあるたびに、いつからでも逆転というか、人生が変わるよということを言い続けています。

それから、スタディサプリはすごくいい教材なのですが、やはり、使う教員の情熱が必要です。サプリだけではただのツールですよね、道具です。
だから、本校は、本当に情熱のある先生が指導をして、生徒もその情熱を感じることで、今は情熱的に、学習の方にも移行しています。

そしてこれはどんな仕事にも言えることだと思うのですが、3つの大切なことを最後にお話しします。

「考え続けること」サプリは本当に試行錯誤で、失敗ばかりです。うちの学校に合うのはどういうやり方なのかなと。常に学年の職員で考え続けています。

それから、アイデアがいろいろ出るのですが、その悪いところを探していくと、全然先に進みません。だから、絶対に否定しない。「これってもうちょっとこうやったら良くなるんじゃない」これを学年会で常に話題にしています。会議の時間が長くなってしまい申し訳ないのですが。

それから、今日も、本気、本音で話しましたが、学年会ではもちろん本音で話します。業者の方、営業の方とも、本音で話をします。

今、来ていただいている営業の方にも、私も本音で話をするので、時にはムッとして、嫌な思いをされていると思うのですが、情熱をもって本音で話します。だからこそ良くなっていくと思います。

これからの学校は、やはり、学校だけの力ではどうにもならない部分があると思います。ぜひ、営業の方とか、業者の方、企業の方と、企業の力をいろいろ借りて、学校をより良くしていけばいいのかなと思っています。学校には学校に合った取り組み方があるので、本校には本校にあった取り組み方があります。また、生徒の質が変わってくれば、また違う取り組み方があると思うのですが、今はこういう取り組み方をしています。

最後に、伝えたいこと。「勉強を真ん中に持ってきたとき、生徒はどうなっていますか?」

以上で、私の発表を終わります。ご清聴ありがとうございました。
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