皆さま、こんにちは。本日はこのような発表の場を与えていただき、感謝しております。私、土浦日大高校の渡辺と申します。学校では教務主任の立場で仕事をしております。35分ほどの発表になり、お聞き苦しい点もあろうかと思いますが、ご容赦いただければと思います。
まず本校の簡単な紹介をさせていただきます。本校は名前のとおり茨城県の土浦市にございます。本日、ここに来るのに2時間弱ほどかかって来ました。
1学年600名から700名くらいの3学年体制。附属中学校はないんです。すべて中学校からの入学者でまかなっている高校です。生徒数は約1,900名で、いわゆるマンモス校といわれる高校の部類に入るのかなと思っております。
この茨城という土地なんですが、保守的といいますか、そういう県民性の場でございまして、なかなかやはり、県立高校が第一志望主義といったような、そういった土地でございます。
また、近隣には非常に優秀で進路実績の高い県立高校や非常に特色のある県立高校がありまして、毎年募集に関しては苦慮している、そういった実状がございます。
本校の特色といたしまして、いわゆるマンモス校の私立高校ではどこでもやっていると思うのですが、コース制というものを敷いており、多様な生徒を受け入れて個性を重視する、個性を伸ばしますという教育活動を展開しております。
日本大学の附属高校ですので、日本大学に内部進学していく生徒。こちらが約350名おります。また、スポーツを重視して、特色を出していくコース。こちらが、毎年75名ほどいます。おかげさまで、2年連続で、野球部は甲子園に出場いたしまして、バスケ部も全国の強豪として知られております。
また、特別進学コース。いわゆる、附属の推薦を一切適応させず、指定校推薦も活用せずに、一般受験だけで進学していく。こちらが、180から200くらいの在籍があろうかと思います。
また、グローバルスタディコースですが、グローバルな視点で、海外の大学も視野に入れた進路を実現していく、3年間で2回ほど、アメリカとオーストラリアに短期留学をさせる、そういった特色のあるコース。
こちらは少人数で、30名ほどなんですが、そういうコース区分を持っておりまして、そこで、特色のある生徒を育てたいと、そういう思惑があります。
学校全体で見ると、東大も(合格者を)毎年コンスタントに出しておりまして、甲子園にも出場している、文武両道が実践できていると思いますが、当然のことながら、甲子園に出場した生徒が東大に行くわけではないので、教育活動という部分においては非常に縦割りの組織が強く、共通して教育活動を行いたいとなったとき、この構成が弊害を生んでいるというのが実状でもございます。