こんにちは。瀧野川女子学園から参りました、前田泰介と申します。こういう場で先生方を前にしてお話をするのは初めてでございまして、今、ものすごく緊張しております。心臓バクバクしていて、拙いご報告になるかと思いますが、ご容赦いただければと思います。よろしくお願いします。
まず学校紹介からですが、ちなみに、瀧野川女子学園のことをご存知だった方っていらっしゃいますか?
半分もいない、3分の1くらいですね。ありがとうございます。なかなか知名度が上がらず、難しい思いをしている部分もあるのですが。
立地としては、とてもいい場所にあると私は思っております。東京都北区の上中里というところで、京浜東北線の上中里駅。この駅がマイナーといえばマイナーなのですが、その駅前から歩いて2分なんです。改札を出てすぐ、本校の校舎が見えるという、非常に高立地な場所です。
ただいかんせん、その上中里という場所にあまり知名度がない。意外と都心から近くて、山手線の田端駅の次にあたります。ぜひ、京浜東北線に乗った際には、上中里、ここかと確認をいただければ、ああ、近いんだなとわかっていただけるかと思います。
本校の創立は大正15年です。創始者が「女性が望む人生を手に入れることのできる学校をつくりたい」ということで、自宅の2階を学校にしたという、本当に小規模なところから始まった学校です。
その創始者の理念は現在も受け継がれておりまして、とにかく女性が社会で活躍し、かつ、それが社会貢献になるように、ということを目指して教育をしておりまして、進路指導もそれに向けて頑張っているところです。
学校の規模は、中高合わせて430名ほどです。コースに分かれておりまして、中高一貫コース、中学時入学した生徒のコースと、進学コース、特進コース、選抜クラスと、いうならば偏差値帯に分けております。
内訳ですが、中学入試が最近あまりふるっておらず、中高一貫コースが430名中の大体2割くらい。8割弱が、高校入学生というところが実態です。
偏差値では、いろいろな指標がありますが、一番上が選抜クラスで入学時の偏差値が50から55というところが実態です。さらに、その下の特進コースでいうと、45から50です。進学コースはご想像にお任せしますというところなのですが。
卒業後の進路に関しまして、基本的には四年制大学を一度は考えなさいと指導はしておりますが、昨年度は最終的に、専門学校が20パーセント、就職も7パーセントおりました。
その他10パーセントというのは、浪人も含めてというところです。四年制大学に向けての進路指導を一括してやっていくぞということが、なかなか難しい現状が本校にはあります。