大阪学院大学高等学校から来ました、富原と申します。こんなにたくさんの先生方の前でお話をするのは初めてなので、緊張していますが、よろしくお願いします。
本校はスタディサプリを導入して1年5ヶ月ほどなので、まだ大きな成果というのは出ていないのですが、その中での導入の背景や、活用状況、結果、今後の課題等について、お話をさせていただこうと思っております。
まず学校概要についてお話をさせていただきます。生徒数は各学年400名前後、全体で1、250名ほどです。
コースは4コースになっております。普通、スポーツ科学、国際、特進コースです。ただ、大半が普通コースとスポーツ科学コースになっています。例えば、1年生でいえば、現在12クラス中、普通コースが8クラス、スポーツ科学が2クラス。これでもう10クラスになっています。残りは国際が1、特進コースが1となっています。
特に、この普通コースとスポーツ科学コースがメインでスタディサプリを使用しています。
次に、偏差値帯です。偏差値帯は40から50となっていますが、普通コースとスポーツ科学コースは、大体40前半の生徒たちが多数だと思ってください。
進学の実績ですが、本校は附属高校になっておりますので、併設大学への進学は約40パーセント、他大学が約40パーセント、専門学校が10パーセントそこそこという形になっています。他大学が、40パーセントとなっていますが、特に、普通コース、スポーツ科学コースでいいますと、約30パーセント弱が指定校推薦での進学となっています。ざっと考えた場合に、85パーセントから90パーセントの生徒が、学校内での成績だけで進学しています。
だから、受験勉強をして、大学に行くというのが、大体1割から1割5分と言った感じだと思ってください。
ICT環境ですが、まったくございません。教員がつなぐことは少しできますが、まったくないといった状態です。プロジェクターも設備がありません。もし教員が使いたければ、重たいプロジェクターと、マグネットのスクリーンと、パソコンを担いで上がっていくという状況になっております。
校風ですが、クラブ活動がとても盛んです。全国レベルのクラブが多数あります。毎年、いくつかのクラブが全国大会に出るのですが、今年は、野球部が頑張っていまして、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、大阪桐蔭さんと、北大阪大会の決勝で当たりまして、惜しくも、2対23で負けてしまいまして、甲子園まであと一歩でした。
生徒の状況ですが、穏やかな生徒が多くて、楽しそうにしています。ただ、そのような状況ですので、学習習慣はほとんど身についていない。自分で勉強をしようという状況にはないように感じております。