活用事例

専門分野の学びを深めるための
基礎学力を強化。双方向ツールを活用した
授業でコミュニケーションも活発に

宮城県亘理高等学校(宮城県)


生徒人数
  • 1年生112人 2年生115人 3年生108人
学科
  • 普通科(普通コース・園芸コース)・食品化学科・商業科・家政科
活用目的
  •  既習範囲の定着
活用体制
  • 組織(学年・学校全体)で運用している

10秒で分かる!活用ポイントのサマリ


課題
  • 義務教育の既習範囲に不安のある生徒が一定数いるため、高校での学びの基礎として理解・定着させる必要がある。
  • 生徒の主体的かつ継続的な学習の習慣づけも課題。
  • 教員の負担となっていた課題・テスト作成の効率化を図りたい。
活用ポイント
  • 中学までの復習内容や授業連動の課題を配信し、家庭学習時間を確保。
  • 年2回の到達度テストを実施し、連動課題配信によって生徒一人ひとりの苦手分野を強化。
  • アンケートや活動メモ機能を授業内で活用し、教員・生徒間の意思疎通をスムーズに。

インタビュー記事 

導入のきっかけ・導入前の一番の課題

目標は学習への苦手意識払拭と習慣化。
実力を測る到達度テストも導入の決め手に。

多様な専門学科を擁する本校は、卒業後の進路も多岐にわたり、大学・専門学校への進学や地元を中心とした県内外での就職など、卒業生はそれぞれの専門性を活かし活躍しています。しかしながら、入学当初は勉強に対して苦手意識を持った生徒も多く、家庭での学習時間は非常に短い傾向がありました。さらに、中学までの範囲の理解度の差も生徒間で大きく、その差をいかに埋められるかにも頭を悩ませていました。高校での専門的な学びを深めるためには、基礎学力の底上げは不可欠です。まずは義務教育の学習範囲をしっかり理解・定着させるために、日常的な学習を習慣づける必要性を感じていました。スタディサプリの学習支援サービスは、こうした本校の課題解決の一つとして導入を決めたものでした。また、本校では年2回の実力テストを実施してきましたが、生徒の理解度が個々に分かるスタディサプリの到達度テストを利用できる点も導入の決め手となりました。
導入してよかったこと①

課題配信で学習習慣と既習事項を定着。
基礎学力が大幅に向上する結果に。

導入以前は、週末課題として学習プリントを作成し、配布・回収していましたが、現在は国語・数学・英語の課題をスタディサプリで配信しています。1年生は中学までの復習内容の課題を週末に、2年生は日々の授業と連動した課題を教科別に配信する形が中心となっています。到達度テストは1回目を4月に実施し、その結果をもとにした『連動課題配信』を夏季休業期間に行います。休み明けの8月には2回目の到達度テストを実施し、春夏の得点差から生徒の理解度を測ります。日常的な課題に加え、4月につまずいた内容を連動課題で集中的に学習することで、8月のテストではほとんどの生徒が各教科の点数を伸ばしています。生徒からも「中学の時にできなかったことができるようになった!」という喜びの声がよく聞かれます。基礎学力を伸ばすことは、自己肯定感を高めることにもつながっているのだと実感しています。
導入してよかったこと②

アンケートや活動メモの活用で
時間を有効に使った双方向型の授業へ。

スタディサプリの導入は、授業の構成にも変化をもたらしました。授業内容や前提となる知識について生徒がどの程度理解しているのか、『アンケート』機能を活用して授業前に確認することで、その結果を反映した授業を展開できるようになりました。例えば数学なら「この式を展開できるか」「無理数とは何か」といった質問を選択式や自由記述式で回答させ、集計結果は授業中にプロジェクターで生徒にも共有します。何を理解し、何がまだ理解できていないのかを生徒自身も教員も認識することができ、授業中の意思疎通もスムーズになりました。また、プリントなどに記入したものを生徒が各自撮影し、『活動メモ』機能で画像をアップしてもらえば、教員が回収することなく成果物を確認することができます。生徒の解答や意見などをスクリーンに映し、ほかの生徒に共有することもできるため、各教科の授業やLHRでも広く活用しています。ツールを活用することで、限られた授業時間を有効に使うことができ、生徒たちも目的意識を持って、より意欲的に授業や学習に取り組めるようになりました。こうした積み重ねで「できる」を一つずつ増やしながら、専門性や特性をさらに高め成長してほしいと願っています。
宮城県亘理高等学校(宮城県)
学 科:普通科(普通コース・園芸コース)・食品化学科・商業科・家政科
生徒人数:1年生112人 2年生115人 3年生108人 



【お話を伺った方】
教務部長 小松 秀樹先生
※ページ内容は2024年2月時点の情報です。
この事例で取り上げられたサービス
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