本校の教育目標は、東海大学の「建学の精神」を具現化した「柔軟な思考力・強調する力・こころみ力・あきらめない力」を東海大学との高大一貫教育によって育成し、明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人間性をもった人材を育てることです。教職員は、「のばせ人間力」をスローガンに、生徒一人ひとりに寄り添い、それぞれにあった適切な指導によって、自覚と責任感を持つ生徒を育てたいと考えています。
運動部、文化部共に部活動が活発な本校では、「部活動もがんばりたい、進学もしたい」という生徒に対してのサポートも充実しています。その一つが、3年前に導入した『スタディサプリ』。講義動画見放題と各コンテンツの利用で、自学自習の効率アップをはかっています。
『スタディサプリ』を導入する前は、生徒の基礎学力が低く、家庭学習の習慣や主体的な学習への姿勢が足りないことが課題でした。なんとか改善したいと考えていたのですが、定量的に「教科書のここからここまでやろう」という指導では、家庭学習の習慣や主体的な学習の姿勢を育てることはできません。藁にもすがる思いで『スタディサプリ』の導入を決めました。
当初は『スタディサプリ』の「到達度テスト」を起点に、その都度、苦手なところに早く気づいて、家庭学習で対応したり、普段の授業で反映したりと、様々なことに活用できると考えました。本校には部活動で忙しい生徒も多く、効率的よく復習できることは大きなメリットになります。また、「到達度テスト」のコンセプトが、東海大学系列の推薦基準を決める試験と似た傾向にあり、テストマッチではないですが、事前の演習になることも決め手の一つでした。さらに、アンケートやポートフォリオなどさまざまな機能がある点も魅力に感じました。
導入後、生徒たちは「自分はここが苦手だ」と自分自身を客観的に見られるようになりました。教員側も「この生徒はここが弱い」と把握できるので、授業中の全体指導に加え、個別に声をかけられるようになり、導入してとても良かったと思います。