クラスの生徒を対象に、放課後の時間を学び直しに充てて個別に対応していましたが、苦手な箇所が明確になっている生徒には指導できても、「勉強の仕方がわからない」という生徒には苦手な箇所を遡って指導しなければなりません。生徒には、どこがわからないのか、自分なりに整理してから質問に来るよう伝えましたが、一向に改善されないばかりか、だんだん質問に来る生徒も少なくなりました。その当時、生徒にとった授業アンケートには、「質問しづらい」「わからないと言えない」という声も上がっており、勉強の仕方がわからない生徒に対する指導がいかに難しいかを痛感しました。
学習習慣のない生徒たちに、いかに勉強の仕方を教え、苦手を克服できるかがポイントでした。そこで、利用したのがスタディサプリです。私自身も英語、数学を中心に100時間ほど視聴しましたが、普段私たちが授業で行っているポイントの伝え方や、問題へのアプローチの仕方が、スタディサプリの講師とは異なり、「こんな教え方もあるんだ」と気づきを得られました。また、学校の授業では、時間の都合上単元の学び直しをすることが難しくても、小学講座から高校講座までを、体系的に学び直すことができるスタディサプリを利用することで、苦手教科・苦手分野がさまざまな当校の生徒でも復習できると考えました。