本校は1956年に開校した伝統ある公立高校です。「自主・自律・創造」の校風のもと、生徒たちは「本気の学習」「本気の部活」「本気の行事」に取り組んでいます。公立高校のあるべき姿として、進学実績だけではなく、Society 5.0に対応できる豊かな人間性を育むことも重視し、全国の公立高校としてはトップクラスの充実したICT教育環境を整備しています。すべてのホームルーム教室および特別教室に電子黒板を設置し、2017年度入学生から全生徒に対して個人用タブレットを使った教育活動を展開。校内Wi-Fiにより教職員と生徒は、校内のどこからでもネットワークに接続可能です。『スタディサプリ』は、1年生から3年生まで生徒全員が登録しています。
『スタディサプリ』の導入は、7年前にさかのぼります。当時は『受験サプリ』という名称でしたが、まず当時設置したばかりの理数科の生徒に対して導入し、その後、普通科の生徒にも広げました。費用を抑制し、部活や行事にがんばっている生徒たちが少ない時間でも学習に取り組める環境を用意する、ということを考えたとき、他にバッティングするアプリはなく、迷うことなく決めました。
導入にあたって、「補習が多くなる3年生からでも間に合うのでは?」といった意見も出ましたが、1年生だろうと2年生だろうと部活の合間などに活用して学習するべきだし、3年生になってから急にやれと言っても戸惑ってしまうでしょう。1年生から始めれば効果は出るはず、ということでまとまり、生徒全員が登録することになりました。
公立高校は進路保証が大事です。時間とお金に余裕のある人は塾や予備校という選択肢もありますが、本校の生徒の場合、なかなかそうはいきません。『スタディサプリ』は、個別の生徒の状況に応じて必要なところを勉強するというツール。『校内予備校』のような感じですね。『スタディサプリ』だけで国公立を目指せると思っています。