活用事例

ICT教材でレベルの異なる個別の英語学習に対応。児童自身も英語力の向上を実感

関西学院初等部(兵庫県)
2020.10.30
校長/田近先生(写真右)、英語科主任/植松先生(写真左)
課題
  • インターナショナルスクール出身の児童、帰国子女、初めて英語に接する児童が混在し、英語力の幅がある。
  • 高レベルの児童のさらなるスキル向上、つまずいている児童の苦手克服など、個々の学力に応じた学習方法が求められている。
 活用ポイント
  • 感染症対策による休校措置のため、急遽前倒しして前年度(3月)より導入。休校期間中は、英語授業動画配信と併せて、5・6年生が毎日家庭で取り組む。
  • 学校再開後も取り組みを継続し、管理画面で各児童の学習時間や終了レッスン数を確認するという流れを採用。同時に、毎週、児童が取り組んだレベルやトピックを把握し、個別指導を実施。
 活用効果
  • 導入して間もないため数値的な指標は出ていないが、児童が自分に合ったレベルを選択し、各トピックのストーリーを楽しみながら学習を進めている。中には4ヶ月で300レッスンを完了した児童や高校レベルに挑戦する児童も見られる。
  • 「苦手」や「伸び」を自分で確認することができ、「英語力が伸びた」と感じる児童が増えた。特にディクテーションでいつの間にか単語を覚え、書き取りできるようになったという声が上がっている。

児童間の「英語力の差」に対応できる
学習環境を提供する必要があった

本校は開校以来、“Mastery for Service” (社会と人のために、自らを鍛える)「世界市民」の育成を教育目標として掲げています。その一環として英語学習に力を注いでおり、通常のクラスを2つに分けた15名の少人数クラスを、ネイティブを含めた2名の教員が担当し、一人ひとりのコミュニケ―ション機会を増やしています。「聞き取れた」「言いたいことが伝わった」という成功体験を積み重ねることにより、自ら学ぶ意欲を育んでいきたいと考えています。

その中で課題としてあがっていたのは、児童間の英語力の差でした。インターナショナルスクールから入学した児童や帰国子女が在籍する一方で、初めて英語に接する児童も多く、学年が上がるにつれて、英語力の差が開く傾向もありました。英語が得意な児童は、よりスキルを向上でき、英語が苦手と感じる児童には、自分のペースで基礎から学べるという幅広い学習環境を提供することは、この課題に対応するものでした。

スタディサプリENGLISHはさまざまな媒体を通じて見聞きしていましたが、4技能それぞれを伸ばすツールがバランスよく含まれている点や、児童が個々に学習を進められる点、また、教員が児童の進度や学習時間を管理画面で確認できる点が優れていました。実際、操作してみると小学生にもわかりやすく簡単に使えること、学習したセクションごとにメダルを獲得できるなど、児童のやる気を引き出すような工夫がされており、楽しみながら学習できるのではないかと感じました。

これまでさまざまな教材を見てきましたが、スタディサプリENGLISHはトピックの数が多い点も魅力でした。各レベルに240ものトピックがあり、豊富なトピックやシチュエーションを通じて英語に触れられることは学習機会を提供する上で好ましいと考えました。

全国において初となる小学校での
スタディサプリENGLISH導入

導入に際し、スタディサプリENGLISHはもともと中学生以上を対象として開発しているもので、小学生にとっては難しい内容となっているため、小学校での導入は全国でも本校が初だとお聞きしていました。「6年間独自のカリキュラムをもとに英語学習を積み上げている初等部の児童だからこそ、有効に活用できると思う。」と導入前に保護者に説明しました。

授業で扱いにくい「ディクテーション」、
「発音」をそれぞれのペースで家庭学習

本来は新年度からの導入を予定していましたが、感染症対策による休校措置が行われ、急遽、予定を前倒して導入しました。導入当初は、全児童のICT環境の整備のため、個々に対応を行いました。
実際の活用方法としては、最初にレベルチェックを行い、児童が自分に合うレベルを選択した後、1日3レッスンを家庭で取り組むよう指示しました。

学校が再開されてからは、平日は毎日、英語の宿題と併せて少なくとも1レッスンずつ家庭で取り組むよう指示し、毎週、教員が管理画面を確認するとともに、どのレベルの、どのトピックに取り組んだかを児童に報告させています。その情報をもとに、必要に応じて一人ひとりに指導を行うという方法で進めています。

通常の英語授業は「聞く」「話す」「読む」を中心とした学習が多く、「書く」学習にはなかなか時間を割くことができません。しかし、スタディサプリENGLISHの「ディクテーション」機能は、「書く」学習にとても有効だと感じました。「書く」学習は、児童のレベルによって時間のかかり方がさまざまですが、「ディクテーション」なら自分のペースでスペルを入力して、単語や表現を学んでいくことができます。

「なりきりスピーキング」も秀逸な教材です。自分の発音を録音して、お手本と比べることができ、発音が違っていれば「間違っているよ」と教えてくれます。授業中にできるだけ多く発話する機会を与えていますが、友だちの前で発音を直すと恥ずかしがってしまう児童もいるため、個別に指導することが難しいときもあります。アプリを使って、家庭でも発音を向上できるのは大きな利点だと思います。

「気づいたら単語を覚えていた」
「メダルがもらいたくて繰り返しやっている」など
自ら楽しんで学び効果を実感することで、学習意欲が高まっている。

スタディサプリENGLISHの導入からまだ日が浅い中でも、児童から前向きな感想が多く聞こえてきます。例えば「ディクテーション練習をしていたら、自然に単語のスペルを覚えていた」「何度も聞いていたら、いつのまにか聞き取りができるようになっていた」という自分の成長を実感する感想の他にも、「メダルをいっぱいもらいたいから、間違えたら繰り返しやっている」といったゲーム感覚で楽しむ児童も少なくありません。

すでに300レッスンを完了し、力をつけている児童も見られ、「個に応じた学習」「短時間でもバランス(4技能)よく学習」ということの大切さや進んで取り組むことにより英語力のさらなる向上が図れることを実感しました。また、自分の苦手なところや、伸びたところを随時確認できるため、英語学習への意欲や関心が高まっている児童が増えてきています。導入に際し、英語担当以外の教員も多数スタディサプリENGLISHに取り組むことにしたので、教員室で話題に上る機会も増えてきました。教員の意識が高まることで、児童にも良い影響が与えられると感じています。

今後は、本来の計画通り、授業内でもスタディサプリENGLISHを活用していく予定です。具体的には、5・6年生週4時間の授業時間の内、20分をスタディサプリENGLISHの時間にするとともに休み時間やすき間時間の活用、レベルやトピックを限定して出題する一斉テストの実施も検討していきたいと思います。
本校では、6年次にカナダへの修学旅行を実施しており、同級生とともにホームステイをしたり姉妹校で交流したりするなど、貴重な体験のできるプログラムとなっています。児童は入学時から6年生になるのを楽しみに過ごしていますが、修学旅行で使えるコミュニケーション力を磨くことは1つの目標であり、スタディサプリENGLISHはその一助となると考えています。「好き」「楽しい」という気持ちを大切に、国際性や人間性を養い、「世界市民」の育成に努めていきたいと思います。
関西学院初等部(兵庫県)
児童数:1学年90名 2学年90名 3学年92名 4学年90名 5学年94名 6学年90名
 (2020. 6. 1)
ページ内容は2020年10月時点の情報です。
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