本校は、「知・徳・体」に基づく人間教育と女性としての未来の確立を建学の精神に据えています。「知」は自ら学び考える力の育成、「徳」はコミュニケーション能力の形成、「体」は心身健康力の育成と捉え、日々研鑽しています。学習指導においては、家庭学習と授業、定期テスト・模試をリンクさせることが重要だと考えています。生徒一人ひとりが自らを律して学習を行い、その成果がしっかりと反映される仕組みづくりを目指していましたが、家庭学習の時間が、例えば国語は平均8分間にとどまり、圧倒的に足りていないことを課題に感じていました。
そんなときに、リクルートの営業担当からご提案いただいたのがスタディサプリです。生徒個々の苦手分野にピンポイントにマッチする講座がある点や、講義動画とテストがセットになっているため、苦手科目・分野を正確に特定し、克服できる点が良いと思いました。何より、「到達度テスト」の結果から現状の学力を把握した生徒たちに、その後の手立てとしてスタディサプリの活用を促すことで家庭学習の増加につながると考えました。
以前まで使っていた他社サービスのデータの蓄積がゼロになってしまうというハードルがありましたが、スタディサプリの豊富な講義動画を活用できるメリットの方が大きいと判断し、導入に踏み切りました。初期登録方法の指導や運用体制の構築、チェック体制の整備などには少し苦労しました。教員間でスタディサプリの使用目的を共有し、使い勝手の良さを理解してもらうことに力を注ぎ、毎週の打ち合わせを欠かさず行いました。