本校は「自主自学」を校訓とし、1学年450人前後が在籍する大型校です。進路目標に合わせたコースを設置していますが、それぞれのコースの学力やニーズに対応する学習指導が求められています。
まず優先的な課題として捉えていたのは、中学までの基礎事項に不足があるため高校での学習に対して前向きに取り組めない、または努力しているが成果に表れないと感じている生徒の存在でした。個々の授業では直接相談を受けたり、アドバイスをしたり、個別に教えることも可能ですが、1人の教員が1人の生徒に対応できる時間は限られています。また、教員へ相談することが苦手な生徒もいますし、そもそも基礎学力不足を不安に感じていない生徒もいます。
個々の教員が直接サポートするだけでなく、埋もれてしまう生徒がでないように学校全体を俯瞰し、状況を把握し、包括的なサポートを行う必要性も感じていましたので、それらを実現できるツールの1つとしてスタディサプリを選びました。
スタディサプリは国数英の3教科だけではなく理科・地歴公民も含み、中学校範囲もカバーしている点、そして年間を通して学習できる良質なテキストの存在が導入の決め手となりました。また、「よのなか科」等のコンテンツを自由に使用できることや、ポートフォリオ機能、アンケート機能、メッセージ機能が実装されており、教員側の管理サイトが使いやすいことも導入理由として挙げられます。