本校がもっとも大事にしている言葉は「自由」。教育方針が示す「自らに誇りを持つとともに、他者の誇りと他者の自由を尊重する姿勢のうえに成り立つ自由」というものを、学校として何よりも大切にしています。 それは学業の面でも同様で、生徒の自主性を尊重しています。生徒は学校から勉強を「やらされる」のではなく、自ら進んで学ぶ学習者となってほしい。そのような生徒の姿勢をサポートすることこそ、本校が「自由の学院」と言われるゆえんであり、学校としての誇りでもあります。
本校が抱える課題は、生徒間の学力差です。中学入学時には大体同じだった成績が、学年が上がるにつれて差が出始め、その差が年々開き続ける傾向にありました。特に積み上げ教科である英語や数学は、その傾向が顕著。一度授業が理解できなくなってしまうと、その応用である次の授業も、そのまた次の授業も理解できなくなり、気がついた時には多くの脱落者が出ているのです。学校として、この悪循環を何とか食い止める必要がありました。
クラス内の学力の幅は幅広いため、同じやり方で教えて、同じように理解してもらうのには無理があります。通常の授業を行いながら授業内容をきちんと定着させることはもちろん、学び直しが必要なレベルの生徒のサポートをしつつ、成績上位者にはもっと進んだ学習の機会を与え、個々の生徒をベストな体制でサポートしたい。そんな「学びの個別最適化」に悩んでいた時に知ったのが、スタディサプリでした。