本校は、北海道文教大学の附属高校で、普通科の文理選抜コースと人文進学コース、食物科の調理・製菓コースに分かれています。大学に接続するコース編成を敷いており、調理分野、保育士・幼稚園教諭などの幼児教育分野、看護師などの医療分野を目指す生徒、また部活動を重視して入学する生徒など多様な進路を目指す生徒がいます。生徒の多くは目指す進路をイメージできていますが、中にはそのイメージを明確に持てていない生徒も。ここで大切なのは、どんな生徒にも可能性があるということ。教員は生徒の内に眠っている可能性を引き出す存在でなければいけません。生徒たちの「やりたい」を実現するために、在学中の早い段階から年3回以上のペースで進路面談を重ね、生徒のやりたいこと、なりたい将来像を確認しています。しかし、面談の回数を多く設けていたものの、目標や目的を持てない生徒や、進路をあきらめている生徒に対して、どのように将来の可能性に気づかせられるかが課題でした。