現在は、2年生、3年生を対象に『スタディサプリEnglish』を活用しています。普通科では就職後も活用できるような幅広い英語力を磨くため「中高生英会話コース」を、大学進学希望者の多い理数科・国際科ではより高度な英語力を育成するため「英語4技能コース」を導入しています。活用シーンは、授業内、自主学習、長期休暇中の課題と多岐にわたります。
3年生では、週間課題としてデイリーレッスンに取り組んだ上で、週に1度、単語テストを朝学習で実施し、定着を図っています。テストはスタディサプリのツールで作成したものを紙に印刷して行っており、採点結果よりも、その時間集中して問題に向き合い、提出したかどうかを評価しています。
授業内では、ライティング課題にも取り組みます。生徒は与えられたトピックについてまず紙に書き出し、それを『スタディサプリEnglish』に入力して評価・添削を受けます。その後、フィードバックをもとに書き直すことで表現力を磨いています。一方、長期休暇中は、中高生英会話コースの生徒には基礎英文法を、英語4技能コースの生徒には英単語・英熟語、速読トレーニングなどの集中的な課題を配信しました。
2年生でも同様に週間課題を与えて、授業外で英語に触れる機会を増やしています。リスニングとリーディングを中心に毎週月曜日に課題を配信し、生徒は1週間かけて自主学習として取り組みます。この配信ペースは長期休暇中も同様に維持し、学習習慣の定着を図っています。
ディクテーション課題は多くの生徒が最も苦労している部分ではありますが、リスニング力を磨くために非常に有効なツールだと考えています。当初、ディクテーションを課題配信した際、マスター率100%に達しないままで終わる生徒が少なからず見られたため、現在は各レッスンで100%達成をクリア条件とし、粘り強く取り組むように促しています。
リクルート主催のイベント「Eフェスタ」へも継続的に参加しています。全国の学校と『スタディサプリEnglish』の活用状況を競い合うもので、生徒の学習意欲を高める良いきっかけとして捉えています。