本校は、八丈島に位置する生徒数22名、教員数14名の中学校です。生徒たちは幼稚園からほぼ同じメンバーで学校生活を送っており、お互いの学力や成長過程を理解し合った親密な関係を築いています。上級生が下級生の面倒を見る文化が根付いており、学年を超えた交流も自然に行われています。
一方で、周囲の環境が変わらないため、年次を節目に「頑張るぞ!」という意欲が生まれにくい状況です。生徒たちは、長い年月を同じメンバーと過ごす中で役割が固定化されやすく、中学校生活で新たなスタートを切るという意識を持ちにくい傾向にあります。
私たち教員としては、生徒に主体的な学習姿勢を養ってほしいという思いが強くあり、探究学習や総合的な学習を重視した取り組みを進めてきました。本校校長からも、授業のあり方を再考する方針が常々示されています。
学力に関しては、生徒数が少ないことからクラス内で極端な二極化は見られないものの、個人差が大きく、授業中には個別の対応が求められることもありました。また、本校が抱える課題の一つとして、一部生徒の家庭学習の習慣が定着していない点が挙げられます。これまで宿題として出していた紙のワークでは、各問題に紐づいた解説のみが提供されており、基礎を理解できていない生徒にとっては、全体を理解することが難しく、それにより学習自体を面倒に感じてしまうという状況でした。
こうした課題解決のため、学内で様々なICT教材を比較検討し、スタディサプリの導入を決定しました。講義動画の質の高さと、生徒が集中して視聴できる適切な長さが決め手となりました。