活用事例

リアルタイムで生徒の理解度を把握できるICT教材を活かし、
生徒への適切な声かけや学習意欲の向上へ

姫路市立朝日中学校(兵庫県)
2025.2.14
上林先生
 
課題
  • 元気で素直な生徒が多い一方、周りの生徒が学習していないとそれに流されてしまったり、家庭における学習習慣が不足したりしている生徒もいた。    
  • 生徒の個々の学習のつまずきの把握が難しく、学習のモチベーション維持のための対応が十分に取れていない。
 活用ポイント
  • 2年生の数学科では、授業冒頭のミニテストに『スタディサプリ』を活用。その場で正答率を確認し、生徒にフィードバックすることで学習意欲の向上につなげる。
  •  適宜、動画視聴時間の上位者などを発表。生徒の競争意識を適度に刺激し、「自分も負けていられない」という前向きな気持ちを醸成する。
 活用効果
  • 気軽に取り組めるICT教材の特徴から、家庭でも主体的に動画を見たり、問題に取り組んだりする生徒が増えた。

  • 教員は生徒の取り組み状況や正答率をリアルタイムで把握できるため、適切なタイミングで個別の声かけができるようになった。

生徒が自分のペースで反復学習できるツールとして、動画教材に寄せた期待

本校はJR網干駅から徒歩圏内に位置し、県下でも有名な魚吹八幡神社秋季祭礼など、地域行事に積極的に参加する元気な生徒が多くいます。学校行事にも一生懸命に取り組み、素直で優れた人間性を持っていると感じています。駅周辺には塾が多々あり、本校の生徒でも半数以上は塾通いをする教育熱心な地域ではあるのですが、それでも成績に伸び悩む生徒も多く、家庭学習の習慣が身についていなかったり、「周囲がやっていないなら自分もやらない」などと流されてしまう生徒も見受けられます。

自学自習の促進や授業改善のねらいから、「シーンを問わずに活用できる」というICT教材の特徴に着目して、2024年度より『スタディサプリ』の導入が決まりました。私自身は以前から『スタディサプリ』の動画教材に注目しており、ぜひ活用してみたいと考えていました。動画は、自分が必要なだけ繰り返し視聴できるので、授業内容を理解できていない生徒や授業を欠席した生徒であっても、自分のペースで学習できるのではと魅力を感じていました。

授業冒頭に『スタディサプリ』を活用したミニテストを行い、その場で正答率をフィードバック

導入に当たっては、各学年・教科でそれぞれ『スタディサプリ』の活用方法を話し合い、方針を決めています。私が担当する2年生の数学科では、これまで授業の最初の5分程度で行っていた紙のミニテストを『スタディサプリ』に置き換えることとしました。課題配信するのは、主に前回の授業の復習、または前学年で学習した単元の復習です。例えば、新しい単元に入る前にそれに関連した1年生の問題を出題するなど、学習の連続性を大切にしています。通常は、予約配信機能を使って事前に配信していますが、状況によっては授業の冒頭でその場で配信することもあります。

生徒たちは5分間という限られた時間の中で集中して課題に取り組んでおり、計算問題の途中式はノートに書いたり、端末のメモ機能を使ったりしています。課題が終わると、クラス全体の正答率を発表しますが、そこに生徒たちが寄せる関心は高く、「周りはこんなにできているんだ、できないとまずいな」あるいは「この部分は自分だけが分かってないわけじゃないんだ」など気持ちが動いている様子が伝わってきます。私からは「今回は全体的に正答率が低かったね。みんなで動画を見て復習してみよう」などと声をかけ、事後の学習につなげられるようにしています。

また、ときには「このクラスで誰が一番動画を見ていると思う?」のような問いかけを行い、生徒たちの興味関心を引き出す工夫をしています。生徒たちは「誰だろう」「私かも!」など反応し、1位の生徒と視聴時間数を発表すると「えー!」「そんなに?」と盛り上がります。競争意識を適度に刺激することで、「自分も負けていられない」という前向きな気持ちを引き出すねらいがあります。

生徒それぞれの理解度や取り組み状況を把握し、必要に応じた声かけができるように

紙面でのミニプリントから『スタディサプリ』への置き換えにより、問題が解けずに手が止まっている生徒を把握しやすくなりました。分からなければ後で動画を見るように促すなど、個別の声かけが可能です。正答率をその場で確認できることで、生徒の理解度に合わせてその日の授業内容や進め方を柔軟に調整できます。また、プリントの準備や配布、生徒に採点をさせる時間などの短縮にもつながりました。

生徒の家庭学習の状況を細かく把握できるのも優れた点です。授業中は集中力を持続しにくい生徒が、『スタディサプリ』の学習データを見ると、自宅で積極的に動画を視聴したり、問題を解いたりしていることが分かり、私自身驚いたこともあります。ゲーミフィケーションの「サプモン」機能も人気で、今まで勉強を苦手としてきた生徒がゲーム感覚で問題に取り組むケースが増えてきました。

当初の期待通り、自分のタイミング・自分のペースで動画を見直せるのは、やはり『スタディサプリ』の良さだと感じます。「ここが分からないからもう一度見てみよう」「苦手だからやってみよう」という生徒のやりたい気持ちを大切にできます。一方で、高校入試は筆記形式であるため、手を動かして漢字を書く、計算を解く力も引き続き欠かせません。ICT教材と紙の教材、それぞれの利点を活かしながら、生徒の学ぶ力を育んでいきたいと思います。

姫路市立朝日中学校(兵庫県)
●生徒数:1学年306名 2学年270名 3学年275名

ページ内容は2025年2月時点の情報です。
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