導入初年度となる現在、平時の授業や家庭学習では『スタディサプリ』は生徒たちの学びの選択肢として位置づけています。既習範囲の復習などで宿題配信を実施していますが、生徒の自主性を重視する観点から、強制はせず、あくまで任意課題として「取り組むとよい復習になるよ」といった声かけをしています。
長期休暇には従来の紙のワークの代わりに、全学年・全教科で『スタディサプリ』での課題配信を行いました。予約配信機能により、長期休暇中であっても定期的に宿題を配信できたことは、生徒の学習習慣の維持のために大きかったと思います。ICT導入は様々な効果が期待できる一方、慣れるまでが大変という認識はあったので、事前に教員に向けた予約配信の操作説明資料を配布し、簡単に使い方のレクチャーを実施するといった工夫をしました。
生徒に対しても、学習計画を立てやすいように事前に配信カレンダーを配布し、いつ、どの宿題が配信されるかを知らせています。カレンダーの裏面には各教科の教員からのアドバイスを記載し、間違えた問題や苦手な部分は解説動画を見て再挑戦すること、必要に応じて前学年の内容を復習したり、自分で講座を選択したりして学習できることなどを伝えました。
▲生徒に配布した配信カレンダー(おもて面)
▲生徒に配布した配信カレンダー(うら面)
また、ただ宿題だからやるのではなく、間違えた問題は動画を見て再挑戦し、「理解するまで、全問正解するまで取り組み続ける」という意識を持てるように、学習方法に関する資料も配布しました。
▲生徒に配布した学習方法に関する資料