本校は、「特進サイエンス(理数)コース」「特進アカデミック(文理)コース」「特進グローバルコース」「総合進学コース」の4コースに分かれています。勉強が中心の生徒もいれば部活中心の高校生活を送る生徒もいるため、勉強する生徒だけでなく、部活に励みながら勉強するという生徒たちに、スタディサプリは相当フィットしていると感じています。学校としては、勉強がおろそかになりがちな生徒に「予備校に行きなさい」と言うわけにもいきません。スタディサプリの導入は、そういった生徒たちの学習習慣の定着が一番のねらいでした。
本校の生徒は、どちらかというと主体的に動くタイプではなく、例えば学校主体のイベントで参加者を募っても、なかなか手が上がらないような性格の生徒が多いように思います。そうした生徒の特質を考えた上で、ここ数年、学校が意図的に取り組んでいるのは「環境提示」です。外発的な動機付けには限界があります。いかに内発的な動機付けを行うかが永遠のテーマですが、学校、教員から生徒たちに学習する機会や環境を提示し続けることが大切だと思っています。
もちろん、生徒たちにとって「環境」が「強制」に置き換わってしまう表裏一体の面はありますが、教員が提示した機会や環境になかば嫌々参加していた生徒も、そこから劇的に成長できる「伸びしろ」は大きいと考えます。生徒に提示する環境の一つとして、またコストパフォーマンス面も考慮して、スタディサプリの導入に至りました。