今年度から3年生を担任することになり、新たに始めたのが「単元テスト」の活用です。夏休み前までは単元の終わりに家庭学習として配信していました。
また、授業が早く終わった時の自習教材として『スタディサプリ』も選択肢の一つに入れていました。そこでは講座講義を指定せずに、自由に選ばせて取り組ませています。児童の様子を見ていると、以前に学んだ単元に戻って取り組む子、中には他の教科に取り組んでいる子、今まさに受けた授業の問題に取り組む子の姿もあります。基本的には、自分の意思に添って取り組むことを大切にしています。
さらに、9月からはコンスタントに毎日の家庭学習として配信を行っていました。ただし、この配信も強制的に取り組ませるのではなく、時間に余裕がある子や学力を伸ばしたい子に向けたプラスアルファの学習として運用し、補充学習である「フォローアップ配信」と組み合わせて、くり返し何度も取り組ませていました。「王冠マーク」を取ることが児童のモチベーションになっているようで、多くの児童が熱心に『スタディサプリ』に取り組んでいました。
最近は『スタディサプリ』が児童の間に浸透してきたため、1〜2週間の期間を設けて締め切りを設定し、宿題配信を行い、児童自身が計画的に取り組むようにしています。締め切り直前まで溜め込んでやる児童が多いのではと心配しましたが、みんな意欲的に取り組み、中には「20問だったら1日2-3問やればいい」というように、自分で考えて取り組む児童もいます。溜め込まないように日々チェックを行い、必要に応じて「最近取り組めていないけど大丈夫?」などと声をかけています。
声をかける際は、個に応じて「早め」に、そして「まめ」に行うことが重要。これがあまりにも溜まった状態で「取り組めていないよ」と声をかけても児童の負担になるだけです。児童が計画的に取り組めるよう、意識的に声かけをしています。