活用事例

個別最適な「さかのぼり学習」で成功体験を積ませ
児童の学習意欲を高める

大泉町立西小学校(群馬県)
2023.1.23
ICT活用研究班/新井先生
課題
  • 2021年度より大泉町内の小中学校で『スタディサプリ』の一斉導入がスタート。外国ルーツの児童や学習が苦手な児童も多いなか、ICT教材をどのように活用していくべきか、検討する必要があった。
  • ICTを苦手としていた教員も少なくない状況で、紙ベースの教材からICT教材へ移行することに不安を抱えていた。
 活用ポイント
  • 長期休暇での課題配信を実施。配信期間を前半・後半に分け、前半の学習状況や理解度をリアルタイムに把握した上で後半の課題を設定。
  • 管理画面上から得られる、児童一人ひとりのつまずきや学習状況に合わせた声かけを実施。問題作成や採点といった業務から解放されたことで、これまで以上に多くの児童に声かけができるようになった。
 活用効果
  • 日々の宿題配信を通して学習習慣が定着し、なかには休み時間を活用して『スタディサプリ』に取り組む児童も。ICT教材を使うことで、成功体験を積ませることに成功。
  • 児童の学習状況に合わせて教員が声かけを実施する、いわば「個別最適な声かけ」を通じて、児童の自主学習時間が増加。大泉町内でもトップクラスにスタサプの学習量を誇る。

外国ルーツの児童や学習が苦手な児童が多いなかで一斉導入。
ICT教材の活用方法を検討する必要があった

当校は1971年に開校し、2020年に創立50周年を迎えた町立小学校です。町内の人口4万2000人のうち、およそ5人に1人が外国ルーツの住民であり、特に当校には外国ルーツの児童が多く在籍しています。

グローバル化の進展やテクノロジーの進歩に伴い、教育を取り巻く環境も大きく変わるなかで、大泉町でも1人1台の学習用端末の導入が決まり、2021年度より『スタディサプリ』の一斉導入が始まりました。これまで紙ベースの教材を中心に使っており、ICTを苦手とする教員も少なくありませんでした。すべての教員が同じように使えるのか不安を抱く事に加え、校内全体でも学習習慣が定着していない児童も多く、活用を進める上では様々な注意が必要でした。

『スタディサプリ』を一斉導入するにあたり、まずは教材の活用方法を教員・児童・保護者に周知することから始めました。パスワードの設定の仕方やログイン方法、講義動画の視聴方法から丁寧に伝えたことで、初動がスムーズになりました。

さかのぼり学習に対するハードルを下げ
小さな成功体験を積み重ねる

現在『スタディサプリ』は様々な場面で活用しています。朝学習の時間、単元末での定着度確認、長期休暇時の課題配信、高学年では週末課題としての活用も行っています。「単元テスト」や「確認テスト」の使い勝手の良さもさることながら、『スタディサプリ』は対応している学年が幅広く、必要に応じて過年度の学習内容まで戻って学習することや先取学習も可能です。自分のレベルに合わせて取り組めるため、学力の上下幅が広い当校の児童には最適な教材だと考えています。

さかのぼり学習をさせる最大の効果は、苦手を克服し、基礎を立て直すことにあります。そして最も重要なのは小さな成功体験を積ませることにあると考えます。紙ベースの教材でもさかのぼり学習をすることはできますが、学習が苦手な児童にとって、問題集を開いたり、鉛筆で書いたりするとなると、どうしても腰が重たくなってしまいます。アプリ上で回答できる『スタディサプリ』回答が選択式のため勉強に対するハードルも下げてくれます。教員にとっても過年度の問題を探し出す手間がかかりませんし、リアルタイムで児童のレベルに合った問題を出せるので、過年度の学習にはおすすめの教材です。

『スタディサプリ』は先取り学習にも活用できます。多くの児童は上手に活用する一方で、一部高校講座の内容など背伸びし過ぎた問題にチャレンジしている児童も見受けられました。この点は課題ですが、先取学習として有効に活用する方法を検討していきたいと考えています。

管理画面上から児童のつまずきや頑張りを把握。
一人ひとりに合った最適な声かけで学習意欲を高める

長期休暇には学習習慣を定着させるために、配信期間を前半・後半に区切って取り組ませました。こうすることで、前半の学習状況を確認した上で後半の課題を設定することも可能です。長期休みという児童との接点が少ない環境下でも、学習状況や理解度を反映して課題設定できるのは非常に大きなメリットだと考えます。

『スタディサプリ』導入後、児童の間にも少しずつ学習習慣が身につき、休み時間に取り組んでいる児童も見受けられます。学校全体で見ても宿題・自主学習の量は増え続け、大泉町内でもトップクラスの動画視聴時間を誇っています。これは日々の宿題配信に加えて、児童の状況に合わせた「声かけ」の成果だと実感しています。管理画面上から問題の正誤がひと目でわかるので、個々に「頑張っているね」「前の単元まで振り返ってみよう」という声かけがしやすくなり、結果的により多くの児童に声かけできるようになりました。また、問題作成や採点といった業務を『スタディサプリ』に任せたことで時間的な余裕も生まれ、児童に接する時間も増えたことも学習時間増加の大きな要因だと思います。

▲スタディサプリ導入後、約一年間における学習量一例
(個人別学習データ例。宿題・自主学習含む)

これからも『スタディサプリ』の機能を有効活用して個別最適な学びを提供することはもちろん、児童のつまずきや頑張りを把握し、一人ひとりに合わせた声かけを通じて子どもたちの学びを進化させていきたいです。
大泉町立西小学校(群馬県)
児童数:1学年93名 2学年114名 3学年103名 4学年99名 5学年128名 6学年122名
この事例で取り上げられたサービス
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