活用事例

朝学習での活用をルーティン化。
学習習慣の定着で学びの姿勢を育てる

高山村立高山中学校(群馬県)
2022.1.31
剣持先生(理科)/研修主任
課題
  • 生徒一人ひとりがわからない範囲を学習したり、マイペースに取り組める復習や自学用の教材が不足していた。
  • 自治体として『スタディサプリ』の導入が決定。生徒一人ひとりに合わせた細やかな対応ができる点にツールとしてのポテンシャルを感じながらも、ICT活用に対する教員間の意識やITスキルには差があった。
活用ポイント
  • 水・木・金曜日に行われる15分の朝学習で活用しルーティン化。国語・算数・英語の既習範囲を復習し、夏休みには普段と同じ曜日に配信を行い、学習習慣の定着化を図った。
  • 生徒一人ひとりに「メタ認知」を促すため、2~3週間分の『スタディサプリ』の学習データを印刷・配布。自身の学習に対しての自己評価と、学習方法についての協働学習を行った。
 活用効果
  • 正解した際の「王冠」を取れるようにと、7~8割の生徒が間違えた問題を解き直している。
  • 復習や演習を行う際の問題作成や採点はもちろん、理解度把握のための時間がかからなくなり、教員の業務削減につながっている。

基礎学力の向上につながる自学ツールを求めるも
教員間の意識やITスキルの差が課題に

本校が所在する高山村は、子持山・小野子山・中ノ岳・十二ヶ岳など、緑豊かな山々に抱かれた景観にも優れた地域です。四季折々に花が咲きほころび、訪れる人々の心を和ませてくれています。そのような豊かな自然の中で「心身共に健康で高い知性・豊かな感性・逞しい意志と想像力をもち、郷土を愛し、人間性豊かな生徒を育成する。」という教育目標を掲げ、「明るく、かしこく、たくましい高山っ子」の育成に全力で取り組んでいます。

自治体主導で『スタディサプリ』の導入が決まった際、個人的には「何ができるか知りたい」と前向きに捉えていました。というのも本校の生徒は、基礎学力や家庭学習の定着に課題を抱えていたからです。教科ごとに生徒一人ひとりがわからない範囲を学習でき、マイペースで進められる自学用の教材が不足していました。『スタディサプリ』内に細かい単元まで問題が用意されていることから、きめ細やかな学習の補完に役立てたり、効率的に復習を行う等、様々な活用シーンが浮かびました。

ただ、教員間では、ICT活用に対する意識やスキルに差がある点が課題であると感じていました。そこで、研修担当として各教員とコミュニケーションを図り、共通理解を促進した上で、どのシーンでどこまで活用するかの「学校内での活用ライン」を設定しました。

導入初期に意識したのは、活用のハードルを低くすること。まずは教員の負担を軽減するために、朝学習での活用を提案し、それ以外は自由度を持たせて各教員に任せることにしました。当初は、校内の通信環境が芳しくなく、動画がフリーズしてしまうケースがあったため、学校側に通信環境の整備を依頼するなど活用の土台作りに苦心しました。

朝学習での活用をルーティン化。
間違えた問題を理解してから解き直す生徒が増加

『スタディサプリ』は、定着度の確認や復習をメインの目的として、水・木・金曜日の朝学習で活用しています。生徒は登校後に端末を用意し、授業の進捗に合わせて、国語・数学・英語から課題に取り組んでいます。早く終わった生徒は、理科や社会を学習したり、読書の時間に充てるなどしています。当初は口頭で学習範囲を指示していましたが、慣れてきた頃から配信を行い、一連の流れがルーティン化されています。

管理画面から生徒の学習履歴を確認できるのは大変便利。正答できていない生徒には再度動画の視聴を促しています。課題には取り組むものの、自ら積極的に動画を視聴する生徒はまだ多くありません。ただ、朝学習の習慣をつけたことにより、長期休暇中も水曜日は数学、金曜日は英語というように普段の割り振りで配信し、朝学習で配信していなかった理科は月曜日に配信というように、普段と同じように学習に取り組んでもらうことができました。

一方、学習の質を上げるための取り組みとして、生徒全員分の『スタディサプリ』の学習データを印刷して配布し、自身の学習に関する自己評価アンケートを実施しました。授業内で時間をとって自分の学習を振り返り(メタ認知促進)、また、クラスメイトの取り組みを参考にすることで、学習方法にも変化が見られました。問題を間違えた際に、答えを覚えて回答していた生徒が減少し、理解をしてから解き直しを行う生徒が増加したのです。理科では、授業の導入に前回の授業内容を『スタディサプリ』を使って回答させたり、教材を用意するのが難しい実験などの単元は、関連した動画を見せるなどして活用しています。また、3学年には授業ごとに4単元程度配信し、受験対策としても活用しています。

「王冠をとりたい」という気持ちから
問題を解き直す姿勢が見られるように

『スタディサプリ』を導入した効果は様々なところに現れています。生徒たちは『スタディサプリ』に慣れてくると、これまで以上に「正解を出す」ということにこだわるようになりました。正解の印である「王冠をとりたい」という気持ちからでしょう。7~8割の生徒が間違えた問題を解き直すようになりました。真剣に取り組む生徒の中には、『スタディサプリ』に取り組みながら、その横でノートにメモをしながら学んでいる姿も見られました。このような変化を目にして、今の生徒たちは紙ベースよりもデジタルの教材の方が取り組みやすいと実感しました。

『スタディサプリ』は教員の業務負担軽減にも役立っています。生徒に単元の復習をさせる場合も問題を作成しなければなりませんし、その採点、提出状況の確認、理解度の把握と、教員の業務は少なくありません。『スタディサプリ』を活用することで、そうした業務に時間を取られなくなりました。今後は、家庭学習と学校での学びをつなげて、今以上に生徒の学習習慣を定着させていきたいです。そのために、「スタディサプリノート」のようなものを用意し、生徒が間違えた設問や理解していない単元のまとめなどをストックすることで生徒の基礎学力向上につなげていきたいです。学校現場はGIGAスクール構想などの様々な変化の波に直面していますが、生徒が生きていく未来の社会はもっと大きく変化しているはずです。私たち教員が、時代の変化を楽しみながら対応していく姿を生徒たちに見せることで、これからの時代を生きるヒントにしてもらいたいと考えています。
高山村立高山中学校(群馬県)
生徒数:1学年29名、2学年24名、3学年34名
この事例で取り上げられたサービス
スタディサプリ
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