SEMINARセミナーレポート

ICT活用セミナー 先進校発表会 supported by スタディサプリ【先進校事例】私立大阪学院大学高等学校 富原雅則先生

私立大阪学院大学高等学校
富原雅則先生

2018.10.29学習

学習習慣を身につけるためのポジティブな『声かけ』を

スタディサプリを導入したとき、教員が気をつけるべきこととは何か。『教員にも成功体験が必要』だと、私立大阪学院大学高等学校普通コース主任、富原雅則先生はおっしゃいます。スタディサプリの導入および活用状況について伺いました。

『普通コース』と『スポーツ科学コース』でスタディサプリを活用

大阪学院大学高等学校から来ました、富原と申します。こんなにたくさんの先生方の前でお話をするのは初めてなので、緊張していますが、よろしくお願いします。

本校はスタディサプリを導入して1年5ヶ月ほどなので、まだ大きな成果というのは出ていないのですが、その中での導入の背景や、活用状況、結果、今後の課題等について、お話をさせていただこうと思っております。

まず学校概要についてお話をさせていただきます。生徒数は各学年400名前後、全体で1、250名ほどです。

コースは4コースになっております。普通、スポーツ科学、国際、特進コースです。ただ、大半が普通コースとスポーツ科学コースになっています。例えば、1年生でいえば、現在12クラス中、普通コースが8クラス、スポーツ科学が2クラス。これでもう10クラスになっています。残りは国際が1、特進コースが1となっています。

特に、この普通コースとスポーツ科学コースがメインでスタディサプリを使用しています。

次に、偏差値帯です。偏差値帯は40から50となっていますが、普通コースとスポーツ科学コースは、大体40前半の生徒たちが多数だと思ってください。

進学の実績ですが、本校は附属高校になっておりますので、併設大学への進学は約40パーセント、他大学が約40パーセント、専門学校が10パーセントそこそこという形になっています。他大学が、40パーセントとなっていますが、特に、普通コース、スポーツ科学コースでいいますと、約30パーセント弱が指定校推薦での進学となっています。ざっと考えた場合に、85パーセントから90パーセントの生徒が、学校内での成績だけで進学しています。

だから、受験勉強をして、大学に行くというのが、大体1割から1割5分と言った感じだと思ってください。

ICT環境ですが、まったくございません。教員がつなぐことは少しできますが、まったくないといった状態です。プロジェクターも設備がありません。もし教員が使いたければ、重たいプロジェクターと、マグネットのスクリーンと、パソコンを担いで上がっていくという状況になっております。

校風ですが、クラブ活動がとても盛んです。全国レベルのクラブが多数あります。毎年、いくつかのクラブが全国大会に出るのですが、今年は、野球部が頑張っていまして、ご存じの方もいらっしゃると思いますが、大阪桐蔭さんと、北大阪大会の決勝で当たりまして、惜しくも、2対23で負けてしまいまして、甲子園まであと一歩でした。

生徒の状況ですが、穏やかな生徒が多くて、楽しそうにしています。ただ、そのような状況ですので、学習習慣はほとんど身についていない。自分で勉強をしようという状況にはないように感じております。

『サタデーチャレンジ』が形骸化していくことに危機感

昨年の3月にスタディサプリを導入しましたが、背景としまして、本校にサタデーチャレンジという取り組みがあります。6、7年前にできたもので、学校の授業以外で、土曜日に大学の施設を利用し、各コースの特色ある取り組みをしてくださいというものです。

そのサタデーチャレンジがどんな状態かといいますと、まず、朝読です。約20分から25分ぐらい、本を読んでください、と。あと、講演を聞いてください、と。

これは、本校の教員がやる場合と、リクルートさんなどが、講演をする場合があります。あと、映画を見せるとか、そういう形で、勉強以外の取り組みもしてください、といったものです。

あと、勉強もさせるのですが、プリントを配って、勉強をしなさい、といった形です。あと、漢検、英検の資格も取りなさいということで、問題集を買って、勉強をしなさいという形で、この半日を進めています。

ここの一番の基本が、自学自習で取り組みなさいということです。ですから、教員は、見回りながら、プリントを配って、「はい、やってんのかな。頑張りなさいね」という形で進めています

そうすると、最初に言いました通り、(生徒には)学習習慣がもともと身についておりませんので、最初はいいのですが、だんだんみんなやらなくなっていって、生徒の意欲も低下していきます。

その状態を見て、教員も疲弊していき、日が進むにつれ、学年が進むにつれて、このサタデーチャレンジという取り組み自体が、形骸化しているということになっていました。

『学習習慣』が身につかない負のスパイラル

ここで、なぜ、本校では学習習慣が身につかないのかというのを少し考えてみました。

家に帰っても、一人で、自分でちゃんと解くことができない。難しくてわからない。クラブが盛んなので、帰りが遅い。強いクラブだと、9時、10時くらいに帰ってくるという状況ですので、いくら宿題を出したとしても、提出してこない。「クラブで遅いからしゃあないやん」という状態になっています。

そうなってくると、教員も宿題を出さなくなる。宿題を出さないと、家でも勉強をしない。そうなってくると、教員も、授業であまり難しいことをやっても仕方がないなと、簡単な授業をするようになる。定期試験のテスト問題も、簡単な問題という風になってきていました。

ですが、点数は取らさないといけないので、試験前に対策プリントみたいなものを作って、やらせる。そうすると、生徒も、試験直前でも間に合うということで、「家でせんでも、試験前にやったらいいし、授業中もまあ、適当に聞いておけばええやん」「1週間前だけでええやん」という状況で、まさに負のスパイラルの状態という感じになってきています。

サタデーチャレンジをなんとかしないといけない。家でちゃんと勉強をさせないといけない。授業も、もっとしっかりしたものにしないといけない。

『高校生のための学びの基礎診断』が2019年度にあることとか、『基礎学力の定着』が必要だということで、教員の中で、なんとかしないといけないという危機感はありました。

教員に『学習に取り組ませる』という素地を作ってもらいたい

3月にリクルートさんとお話を進めさせていただいていたのですが、4月に入りまして、動画が充実していて、スマホでも動画が見られるという状況ですので、自宅学習で効果があるのではないかと考えました。

家では解けないというのであれば、「この動画を見なさい」。帰りが遅いから勉強ができないというのであれば、「電車で見なさいとか」。そんなふうに進めることができるんじゃないかと思いました。

教員も宿題を簡単に配信できますし、取り組み状況も容易にわかるということですので、教員の負担もなくなっていくのかなということで、4月に、特進コース以外の、普通、スポーツ、国際コースで、まず、1年生の導入を決めました。

2年生は、30名の国際コース導入となっていますが、これは、遅れて6月くらいでしたかね。別の理由で導入をすることになりました。

それとともに、やはり、いろいろなコンセンサスを取っていかないといけませんので、基礎学力向上委員会というのを発足させました。

メンバーはといいますと、各教主任、各コース主任、学年主任。本校は、1学年に学年主任が2名いますので、計6名。あと数名を入れますと、大体20名くらい。この中で、いろいろな議論をして決めていこうと、委員会を発足させました。

先ほども話をしましたが、併設大学に行く子、他大学に行く子と、どちらも自宅学習や自立学習がほとんどできていない状況ですので、まず1年目の目標としては、生徒に学習習慣を身につけてもらおうというところです。

教員には、学習に取り組ませるという素地を作ってもらいたいなと思っておりました。私の中では、実は、この二つ、どちらかといいますと、下の方『教員がしっかり宿題を出して、勉強させないといけない』『授業をしっかりしないといけない』という、こういう素地をつくりたいという方が一番の目標でした。こちらができてくれば、自ずと、生徒もやっていくかなと思っておりました。

スタディサプリの具体的な活用方法

ここで、活用です。形骸化しておりました、サタデーチャレンジ。こちらの中で、入学した1年生に対して、「やはり勉強は大事なんや」と、「高校生になって勉強をしないといけないんや」ということで、スタディサプリを利用した、このような感じのイメージで授業をしました。

まず、プリントを配布します。そのプリントも、確認テスト、チェックテストや、問題集を印刷したものなどを配り、この動画を一斉に見てもらう。

ただ、ここで一つ工夫をしたのは、そのまま、10分や15分の動画を見せても、飽きてくる。また部屋を少し暗くしますので、寝てしまうということもありますので、一時停止を途中でしながら、補足解説というか、合いの手を入れる感じで、「ここは大事」とか、「ここ聞いておきなさいね」とか言いながら、進めていきました。

この勉強は、基本的には英数国の3教科で行いましたので、教科によっては、プリントの問題をしてから動画を見せたり、動画を見せた後に問題を解かせたり、そのたびに変えていくようにしました。

あと、マイクが2つありましたので、片方を持って行って、生徒を当てて、答えは何番かなと、生徒にも答えさせるようにしました。

たまに、携帯をつないでアプリを起動して、確認テストの正解だったらピンポン、不正解であればブーと鳴る機能を利用して、クイズ形式にして、勉強に興味を持たせるようなしかけでやっていきました。

当然、日常の宿題配信もさせてもらっています。特に英数国での配信ですので、英語と数学だけは、テキストを使用しました。

教科担当者が宿題を配信しているのですが、取り組み状況を教室に掲示するという形を取りました。定期テストでも、10点から15点、20点までの間で出題をしました。それもちゃんと、【スタディサプリ問題】という名前を入れて、ちゃんとスタディサプリが出ていますよという状況を作って、出題してもらいました。生徒のやる気を出せるように、このような取り組みをしていました。

まずこちらを見てください。私の教科は数学ですが、当時の1年生は私が専任で一人、残り3名が非常勤の先生、この4名で授業展開をしている状態で、なかなか同じタイミングや同じ期間で宿題を配信することができない。そこで、伝達用紙と書いていますが、いつくらいに、どの講座を、どういう出し方でやるか、というのを作って、非常勤の先生方に配るという形を取りました。これによって、先生方に同じようなタイミングでちゃんと宿題を出していただいたという状況です。

それから取り組み状況ですが、for Teachersで、宿題が提出済みだとか、取組中とか、未着手というふうに出るのですが、なかなかきれいに印刷しづらいなと思いましたので、エクセルで作り、各先生方にコピペしていただき、印刷をしてもらって、教室に貼るという形にしています。

今日のために名前を消していますが、実際は名前が出た状況で、これを教室に掲示しています。やる気を出させるために、こんなものを作りました。

あと、春に到達度テストを受けております。範囲は中学校の範囲で、学び直しの範囲なのですが、そこの苦手な分野が出ております。

到達度テストの連動課題の宿題は教科の先生ではなく担任の先生が配信

夏休みに到達度テストの連動課題の宿題を出しました。英数国ですが、担任の先生に配信してもらう形を取りました。

なぜ担任の先生にお願いしたかといいますと、宿題を出さなあかんという意識を先生方に持っていただきたいからです。特に、英数国以外、体育の先生とか、音楽の先生とか、その先生方も、宿題を配信して、自分のクラスの状況も見てもらう。やはり、担任の先生の声かけがすごく大事だなということでしたので、担任の先生に配信していただきました。

英数国ですので、「平常点に入れる」というアナウンスもしてもらい、ある程度の強制力と、各クラスの教科担当者との連携も取れるようにということで、生徒にはアナウンスをしました。

学習状況を見てください。初めて英数国で宿題を出したときの状況です。4月に導入し始めて、結局宿題を出せたのが、中間試験が終わった6月。期末試験の範囲です。お手元にあると思いますが、普通コースも、けっこう出しているのかなと。スポーツ科学コースが少し低いかなという感じです。

夏休みの宿題ですが、先ほどの到達度テストの連動課題以外にも、各教科で宿題を出しました。特に、英語と数学はテキストを作ったのですが、できたのが7月くらいでしたので、1学期分がざっくり残っていました。1学期の復習ということで、英数の宿題を出し、国語は、テキストはない形で出してもらいました。

スライドのほうは黄色くしておりますが、これは、動画をしっかり見て、確認テストをしっかり解いて、テキストにもしっかり書き込んで、テキストをはぎ取って提出という形にしていきますと、普通コースの子も、なかなか頑張っていたのかなと。

スポーツ科学コースのほうは、クラブ等もありますのでちょっと下がっていますが、まあけっこう見ているのかな、頑張っているのかなという状況です。

到達度テストの連動課題についても、同じような状況で推移しているのかなと思っております。

学習習慣がある程度身につき、生徒の成功体験にもつながっている

いろいろなことを試して、リクルートさんからいろいろなアドバイスもいただいて、一つでもいいことをやってみようということで、先生方にお願いをしながらやっていったのですが、まず、1年目の結果としまして、リクルートさんからいただいたデータを見ていただきたいと思います。

まず視聴時間とログイン率の全国平均との比較を見てください。ちょっと小さいのですが、オレンジ色が本校の結果です。青色が全国平均です。右側が、3教科の視聴時間です。3教科の視聴時間は、全国と比べても、けっこう上に伸びているのかなというところと。

次に左側の丸ですが、こちらは、宿題配信の状況です。先生の数とか、配信をどれだけしているかというところも、まあ全国平均よりも伸びているのかなと。

そして、最後ですが、このグラフ、ログイン率です。オレンジ色が本校です。6月くらいでしたか、ログインをみんなにさせたのですが、そこからずっと、大体95パーセント前後の生徒がログインして使っているという状況です。

全国平均が大体50を切っているような状況でしたので、使わせる教員の先生方もけっこう頑張っていただいたのかなと思っております。

次に、実際の到達度テストの結果も見ていただきたいと思います。まず、こちらですが、オレンジが本校です。青色が全国平均なんですが、この全国平均、偏差値帯が40から44の高校の全国平均と比較していただきました。

ちょうど普通コース、スポーツ科学コース等の偏差値帯だと思うのですが、その中でも、右側の3教科を見ても、全国平均よりも上がっているのかなという結果で推移しています。

これは、2年生の4月に受けてもらったものなので、いわゆる、1年生の範囲のテストを見た場合に、全国よりも上にきていると。

もう一つ、今度、偏差値帯を一つ上、45から50の偏差値帯の全国平均と比較した結果も、まあまあ、全国平均より上にあるのかなと。

今さっきお見せしましたこの二つについてですが、生徒にも、サタデーチャレンジで見せて、説明をしました。こんな状況ですよ、と。君たち頑張っていますよ、ということも、説明をしました。職員会議でも、教員に、1年生はこんな状況ですよ、頑張っていますよ、と説明しました。

こちらは、秋に受けたテストとの比較です。自分の学校だけの比較なのですが、まず、1秋が青です。オレンジが2春、4月の結果ですが、若干下がっている部分はありますが、英語は39パーセント上がって、数学が1.8パーセントくらいの下がりなので、それほど下がっていない状況じゃないかなと。秋から春にかけて、まあまあ頑張っていたんじゃないかなと思っております。

といいますのも、他社の模試の結果、英国数で1ランク以上アップしております。

過去の推移を見ていますと、毎年、受験するごとに一つずつ下がっていきます。卒業のときには、まあまあえらいことになっている状況です。

その状況で、この1年間、1月なのですが、1ランク上がるとか、ほぼほぼ一緒とか、そんな状況はなかなかないなということで、これも頑張っているのかなと思っております。

英検の合格者数ですが、自学自習という形で受けさせていたのですが、今回は強制的に、全員受けなさいと。クラブの試合うんぬんがない限りは、最低3級。3級を持っている子は準2級を受けなさいという形にしたのですが、3級で(合格者が)4倍から5倍。普通コースであれば、4倍くらい。準2級でも3倍くらいというふうに、3級で100名は超えてきたんですかね。

導入をしたのが300人ほどですので、3分の1くらいは合格してきたのかなということで、生徒たちの成功体験の一つにもなったかなと思っております。

「声かけ」の工夫が重要

あと大事なのは、教員のほうです。『学習に取り組ませる素地づくり』というところなんですが、英数でコンスタントに宿題を配信してもらいました。英語科も、いろいろな宿題の出し方をしていただきました。チェックテストだけを出すとか、確認テストだけを出して、ペーパーでチェックテストをするとか、いろいろな出し方もしていただきました。タイムライン機能を利用して、声かけもできるだけしていただきました。

私は授業を一度も持っていないのですが、友達同士の生徒2人に、タイムラインを見て声かけをしたことがあるんです。

片方の子に声かけをしたときに、もう片方の子は、知らん顔していたんです。しまったかなと、こっちの子だけ褒めて、隣の子に知らん顔をしてしもうたな、と思ったら、その次の日、この声をかけなかった方の子が、夜の11時くらいにタイムラインでみると、課題をしていました。

次の日、慌ててその子を朝礼で探して、「頑張っていたね」と声かけをしに行きました。それからこの二人はちょっとずつやっていっている状況ですので、良いことの声かけが必要なのかなと思いました。取り組み状況を教室に貼って、意欲を喚起してもらうだとか。

あと、こちら、4番ですが、先生によっては、空き時間に動画をじーっと見て、自分の授業研究に役立てている先生も、職員室で何人か見ましたので、なかなか効果的かなと思っております。

今年度の変更点

今年度に入りました。変更点です。基礎学力向上委員会を改編しました。なかなか議論が進まない状態でしたので、教頭も入れまして6名ほどで委員会を改編しまして、こちらのほうで議論を進めています。

サタデーチャレンジも、相変わらず、同じ形で行ってはいるのですが、今年は、よのなか科の講座があります。あちらを少し利用して、勉強以外のことも考えさせるような授業というか、講座も見てもらっています。

到達度テストに関しては、前年度は夏休みに配信したのですが、今回は5月、中間試験の最終日に配信しました。こちらも当然、担任の先生に配信してもらいました。

今年の大きなところは、ここのBasement2事後ドリルというのを、500円でリクルートさんが販売していましたので、こちらを購入して、この事後ドリルを使いながら、自分の苦手分野のところをやっています。1学期中やって、終業式の日に提出してくださいという形を取りました。

夏休みの宿題はといいますと、Basement 1の事前ドリル、秋の到達度テストの事前ドリルと、これも500円で購入し、夏休みの今、彼らはやっていると思います。確認テストみたいなものだけワーッと入っていますので、一応、まず解いてみなさいと指示しました。解いて、わからなかったら動画を見なさい、と。動画ありきでいくのではなく、自分がわからない、解けないのであれば、動画を見なさいという形で、アナウンスをしております。

しっかり理解をしておかないと、秋にまた到達度テストを受けた時に、変な点を取ることになる。そうすると、また苦手克服の課題が出てくる。ブーメランが自分に戻ってくる。「やっておかないと宿題が増えるよ」、とアナウンスをして、宿題を出しております。

「良い」声かけ、「あかん」声かけ

興味深いデータを、この間営業の方からいただきましたのでちょっと見てください。こちらは、7月9日の月曜日からの1週間の、クラスごとの視聴時間のグラフになっております。

この1週間が、どんな感じだったかといいますと、豪雨の影響で、期末テストが延びました。9日の月曜日と、10日の火曜日は、期末テストです。10日の火曜日が、最終日でしたので、担任の先生には到達度テストの連動課題の宿題についてのアナウンスをお願いしました。先ほどの、「事後ドリルの提出が、20日、21日ですので、しっかりやりなさいね」と。

あと、そのときに合わせて、先ほどの取り組み状況。エクセルで作ったあのシートを教室に貼って、「こんな状況です、もう残り10日そこそこなので頑張りなさいね」と声をかけてもらうようにしていたのですが、クラスによっていろいろな生徒がいますのでこういうグラフになってくるのですが、ちょっとここを見ていただいて、この赤のところ。

全部が全部ではないのですが、やはり、声かけとか、取組み状況の掲示等を、けっこうしてくれてはる先生のところは、伸びているなと思っています。

逆に、このあまり伸びていないところ。正直言いまして、上の黒いところの三つ目までは、おそらく掲示もしていませんし、テストの最終日に言うてくださいねというのも言っていないと思います。これだけ差が出るものなのかと。学習習慣がありませんので、随時声をかけないと、あの子らはすぐ忘れちゃうのかなと思います。

下のもう1個の丸は興味深くて。下の赤と、下の黒。これ、二つとも、スポーツ科学コースです。この担任の二人の先生は、よく配信をしたり、声かけをしていただいているのですが、二人の先生にお話を聞いたところ、下の赤のほうは、よく頑張っている子のほうを褒めた。「よくやっているね」と。それから、「あと残り何日なので頑張りなさい」と。

逆に、こっちの黒いほうは、あかん子のほうの話をけっこうしたようです。「君やってないね」「君あかんね」そちらのほうを重点的に声かけしたというふうに、担任の先生はおっしゃっていました。そのへんの差も少し出ているのかなと。スポーツクラスですので、ちょっとそういうところもあるのかなと思っています。

今後必要になるのは『振り返り』

今後の課題ですが、学習習慣がもともとありませんので、そんな子に「宿題しなさい、宿題」と与えても、やはり、なかなか取っ掛かりが悪い。ですので、学習に向かう前段階の取り組みとして、リフレクション、振り返りをもう少しさせないといけないのかなと思っています。

この振り返りも、教科での振り返り、担任の先生の毎日の振り返り。あと、中間、期末試験での目標設定、結果、それの振り返り、と、それぞれもう少し取り組んでいかないといけないのかなと考えています。

そもそも、『なぜ勉強をしないといけないのか』という、キャリア教育的な授業や説明を、もっとじっくりしていかないといけないのかなと思っております。

あと、ポートフォリオ的なこともしていかないといけないのかなと思っています。

教員に関しては、やはり、学習習慣を生徒に身に付けさせようとするためには勉強会をもっと開かないといけないでしょうし、どのように声かけをしていいかというのも、なかなかむずかしいようですので、このへんも、勉強会を通じて必要かなと。

それから、成功体験というのは、教員の成功体験です。声かけをして、ちょっと手をかけてあげたら、生徒がよく勉強をしたとか、意欲を持ったとか、そういう先生の成功体験があれば、先生方にも、もうちょっと声かけをしていただけるのかなと思っております。

スタディサプリを使った反転授業だとか、アクティブラーニング型の授業とかもしていかないといけないなと思っております。というのが、2020年度に新校舎になります。そのときに、おそらく各教室に、プロジェクター等がつくと思います。ついてからでは遅いので、それまでに、なんとか先生方にしていただきたいなと思っております。

スタディサプリに望むこと

小心者なので、『望むこと』は小さく書いておりますが、書かせていただきました。定期テストの講座ができないのかなと。「中間テストではここをやりなさいね」、「夏休みはここをしなさいね」と、問題数も増えた形でしていただけないかなと思っています。

あと、動画の更新と、各生徒が自分の頑張りをすぐに見られる状態。ゲームじゃないですが、動画を見た後に、ピコンと、あなたは何位ですよとか、あなたは大阪学院の中で、何位で見ていますよと、簡単に見られるような、ゲーム感覚のものがあれば楽しいのかなと思います。

生徒個人へ宿題を配信したいなと。クラス単位ではなく、個人配信。先ほどのエクセルでのシートも、for Teachers上でサッと印刷できたら便利だと思います。

リクルートさんにいつもいただいているデータも、教員がパッと出せたらいいのかなと思っております。

最後になりましたが、導入のときに、その当時の営業さんに、「声かけのシステムですよ」と言っていただきました。声かけって何かな、「頑張ってね」程度なのかなと思っていましたが、声かけって実はすごく難しくて、負の声かけよりも、良いことの声かけをもっともっと増やしていかなあかんのかなと思っております。

以上です。ご清聴ありがとうございました。

(会場拍手)

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