リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人誠恵学院 誠恵高等学校

Vol 06
2019.7.5
大切なのは基礎!戻れるところまで戻る勇気を持とう!

7月5日、リアルドラゴン桜プロジェクトの授業が行われました。今回はいつもの西岡コーチと、東大法学部4年生の正司コーチがサポートしてくれます。これまで基本的な勉強への姿勢を学んできましたが、前回の授業から実践的な科目別の勉強法を学びはじめました。前回の英語に続き、今回は国語と数学がテーマです。コーチたちはどのような勉強法を教えてくれるのでしょうか。また、リアルドラゴン桜プロジェクトに参加している生徒はどのように感じているのでしょう。二人の生徒の声も、あわせてお伝えします。

テストのたびに点数が上下する現代文
語彙力をつければ安定する!

前回の英語の授業は、基礎が大切なのでまずは『単語』と『文法』を徹底的にやろうという内容でした。今回は国語と算数です。国語について、西岡コーチはこう語りはじめました。「現代文って、何を勉強すればよいかわかりにくくないですか?テストでも点が良かったり悪かったりしませんか?僕もそうでした。でも、それではダメです。まるで賭け事のような状態を抜け出す必要があるのです。たとえばこの一橋大の入試問題を見てください。難しいですよね。しかし文中にある『世間ずれ』の意味を理解していると簡単に正解できます。世の中では『世間ずれ』というと、世の中のことを知らないという意味で使われることが多いですよね。しかし本来は世の中の裏も表も知り尽くした人に使う表現なのです。まったく違いますよね。これを知らなければ0点です。このように、現代文でも基礎は大切で、一番大切なのは語彙力なのです。語彙力をつければ、毎回点数が上下することもなくなります」。その後も西岡コーチは様々な例をあげ、国語でも基礎が大切であることを語り続けました。

数学の点数を上げたければ、
小学二年生まで戻って学ぼう

続いて数学の授業です。西岡コーチはこう語りはじめました。「センター試験の問題で、200点のうち基礎がわかっていれば100点は取れます。基礎を少し応用するだけでさらに50点取れるって知っていましたか?中学の数学をちゃんとやれば、6割は取れることをまず知ってください」。半信半疑で聞いている生徒たちに、西岡コーチは語り続けました。「信じられない人もいると思うから、実際にやってみましょう。いまから正司コーチが素因数分解を回答します。みんな、好きな数字を言ってみてください」。生徒たちが次々に数字を言うと、正司コーチはすべて即答していきます。教室内には驚きが広がり、生徒たちは拍手をして盛り上がっていきました。正司コーチはこう語ります。「東大生なら文系でもこれくらいできます。でも考えてみてください。ただ素数の割り算をするだけでしょ?割り算は小学2年生でやります。それくらい簡単なことです」。西岡コーチも続けます。「東大の二次試験の数学は80分で大問4つを解きます。ある年の問題を調べてみたのですが、すべてを回答するまでに足し算・引き算・かけ算・割り算を500回していました。この計算が早くできれば、その分を考える時間にあてられます。早くできなければ時間切れ。だから計算が大切で、小学2年生まで戻ろうと言っているのです」。「格好が悪いとか、自分は出来るとかの見栄は捨ててください。基礎が大切だと言い続けてきましたが、夏休みに行われる合宿でも基礎を徹底的にやります。各科目で中学の問題集などを一冊やりきってもらいます。こうして夏に頑張れば、まったく違う景色が待っていますよ」。

こうして基礎の大切さを学んだ生徒たち。夏合宿でも徹底的に基礎を固める勉強をするようです。夏休みが終わったあと、生徒たちにはどのような景色が見えているのでしょう。

将来の夢は助産師になること
海外で貢献できる人になりたい

ここでリアルドラゴン桜プロジェクトに参加している二人の生徒の声を紹介しましょう。最初は進学コース2年生のM.K.さんです。

まずは志望校について聞きました。
「私は附属病院がある大学の、看護学部を目指しています。将来は助産師になりたいからです。看護実習をする際に、附属病院がないと離れた別の病院に行くことになります。ですのでスムーズに実習を受けられる面からも、附属病院がある大学を目指しています」。

将来の夢が明確である、その理由を聞きました。
「もともと親族に医療関係者が多く、医師や薬剤師、看護師などの職業についている人がたくさんいます。このような環境で育って仕事の話を聞いたりしているうちに、自然と助産師になりたいと思うようになりました」。
「また、中学生の時からガールスカウトで海外支援の活動をしてきました。たとえばスリランカの女子の支援とか、東ティモールの水をきれいにする活動などです。海外では、出生率が低い国も多くあります。こうした活動を通じ、助産師・看護師の資格を取り、海外で貢献したいと考えるようになりました」。

最後にドラゴン桜プロジェクトについて聞きました。
「私は他の友達と比べると、比較的将来の夢や職種が明確な方だと思っていました。でも西岡コーチや東大生の方と話をすると、もっと別の考え方もあると気がつくことができて感謝しています。特に受験だけでなく、入学してからの授業を受けるイメージまで考えられるようになれたのがためになりました。このプロジェクトで仲間が大切だと教わりましたが、実際にいまでは宿題の答えを見せあって意見を話しあったりしています。教えあうという習慣は1年生の時にはあまりなかったので、確実に変化していると思います」。

西岡コーチの話を聞いて
国立の難関校を目指すと決めた

続いては進学コース2年生のK.H.君です。

志望校について聞きました。
「国立の難関校を目指しています。西岡コーチの講演を聞いて、決心しました。大変失礼ですが、西岡コーチはいまのぼくの成績よりもかなりひどい状態から東大に合格しています。であれば、僕も努力すれば国立の難関校に合格できるかもしれないと考えるようになったのです」。

リアルドラゴン桜プロジェクトについても聞きました。
「沼津では東大生が周囲に多くいるわけではないですし、今までは東大というと別の世界のことだと思っていました。しかし西岡コーチや多くの東大生と話すと、みなさん全員が『東大なんて努力すれば入れる』と言い切っていました。自分の考え方次第で人は変われるのだと気がつく機会を作っていただいて、本当に感謝しています。僕も大きく変わることが出来ました」。

何が大きく変わったのでしょう?
「たとえば先日おこなわれた誠恵高校のオープンキャンパスで、西岡コーチと壇上で対談させていただきました。そもそも僕は人見知りで、人前で話すことは苦手でした。ましてや壇上で話すなど、昔であればありえないことです。しかし、今でも緊張はしますが自分の感じたことを話そうと思えるようになりました。だから誠恵高校は、僕のように人が変われる高校ですと話したのです。先生は意欲があればとことん教えてくれますし、リアルドラゴン桜プロジェクトでアウトプットや仲間の大切さを教えていただいたことを少しでも共有したかったのです」。

リアルドラゴン桜プロジェクトで大切だと繰り返し伝えてきたことは、しっかりと生徒たちに心に残り、変化があらわれているようです。今後の生徒たちの頑張りと変化を見るのが、ますます楽しみになりました。