リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人誠恵学院 誠恵高等学校

Vol 04
2019.6.15
学校説明会で、大きく変わりつつある誠恵高校を知っていただきたい

6月15日に、誠恵高校で学校説明会が開催されました。中学校の校長先生や塾関係者、そして進学を検討している中学生や保護者に対して、誠恵高校の今の姿をお伝えする場です。主なプログラムは学校紹介、西岡コーチによる特別講演、部活動の展示や実演、そしてリアルドラゴン桜プロジェクトの公開授業など。大きく変わろうとしている誠恵高校の姿を知っていただく、大切な機会です。ご来校いただいたみなさんに、誠恵高校はどのように映ったのでしょうか。貴重な一日の各プログラムを、レポートしていきましょう。

校長室のドアは開放しています
いつでも訪ねてきてください

最初のプログラムは学校紹介です。校長先生と生徒が壇上に上がり、次のように語りはじめました。「私は今年から校長になりました。校長室のドアはいつでも開放していますので、いつでも遊びに来てくれてかまいません。さらに魅力的な学校にするために、学校をどんどん変えていきます。それではコース紹介に移りましょう。誠恵高校には4つのコースがあります。進学コース・普通コース・情報コース・芸術コースの4つです。進学コースはその名の通り、難関大学への進学をめざします。指定校推薦も100校以上あり、誠恵高校で頑張れば100%大学へ進学できます。普通コースは大学進学から就職まで、幅広く対応します。就職した先輩は企業から非常に高い評価をいただいています。情報処理コースにはPCが170台あり、生徒は週に8時間自由に使うことができます。ですのでたくさんの情報関連の資格をとることができます。芸術コースは絵画・陶芸・デザインを中心に学び、芸大・美大などへの進学をめざします。毎年様々なコンテストで入賞しています」。

続いて全校生徒が取り組んでいるスタディサプリや、進学コースの希望者が参加しているリアルドラゴン桜プロジェクトについての説明がおこなわれました。木下先生はスタディサプリの活用状況について、次のように解説しました。「スタディサプリは学校全体で導入しており、全校生徒が活用しています。毎日、昼休みに全員が20分間動画を視聴している状況です。校内にはWi-Fiがあり、ダウンロードすれば通学中や家でも勉強できます。昨年から導入しており、全国で視聴時間が5位になったこともありました。さらには『リアルドラゴン桜プロジェクト』にも取り組んでおり、参加者は難関校を目指しています。毎月、現役東大生のコーチに来ていただいて授業をおこなっていますし、このあとは特別講演もありますので是非楽しみにしていてください」。

続いては校長先生による、部活動や学校生活についての解説です。美術部は毎年『黒板アート甲子園』で入賞していることや、野球部からはプロになり、一軍選手として活躍している卒業生の紹介がありました。そして最後は在校生による、誠恵高校の紹介です。生徒は良い点として先生との距離が近いことや、先輩がみな優しいことなどをあげ、次のような言葉で締めくくりました。「学校のことでわからないことがあれば全て答えますので、何でも聞いてください」「勉強が少し苦手な人がいても、本校で一緒に頑張っていきましょう」。

今どんな偏差値の学生でも
逆転の可能性があるのです

続いて、リアルドラゴン桜プロジェクトの西岡コーチによる特別講演がはじまりました。演題は『どこからでも逆転できる』。さっそく講演の内容をご紹介しましょう。西岡コーチはこう語り始めました。「みなさんこんにちは。リアルドラゴン桜プロジェクトのコーチをしている、西岡壱成と申します。現在東京大学の4年生です。今日はみなさんに、『どこからでも人間は逆転できる』ということをお伝えしたいと思います。僕は高3の時の偏差値が35で、英語で3点をとったこともあります。みなさん、3点だと偏差値はいくつになるか知っていますか?その時の偏差値は26.9でした。偏差値26.9の成績で東大に入った人は、たぶん僕だけです。それほどひどい状態から、どうやって東大に合格することができたのかをお話していきます」。

「当時の僕は成績が悪く、『自分は頑張っても無駄。頭の良い人とは違う』と思っていました。何をやっても中途半端な人間だったのです。しかし、担任の先生が人生を変えてくれました。ある日、先生に呼び出されて『このままで良いのか? 何をやっても中途半端で何も自分で努力しない。そんな人生を続けるのか?』と問われました。僕が『いいんじゃないですか?』と答えたところ、いままでの人生で一番怒られたのです。先生は『人間には自分を取り囲む線があり、これをなれま線というんだ』と言いました。小学生のときにはサッカー選手になりたいなどの夢があります。しかし中学・高校と成長するにつれて、諦めてしまいます。なれないと思った瞬間になれま線が自分の近くに寄ってきて、以後自分はその小さな輪の中でしか活動できなくなるという話でした」。

「でもその先生は、『なれま線は幻想だから、努力をしてその線を超えてみなさい』と言ってくれたのです。僕が『何をやればよいですか?』と聞くと、『一番高い目標だから東大を受けろ』と答えました。スポーツではなく勉強である理由は、勉強はとても平等で才能や体の大きさなどは関係なく、努力して一番成果が出やすいということでした。これをきっかけに僕は勉強し、東大に入ることができたのです」。

その後西岡コーチは、勉強に向き合う姿勢や成績を上げるための実践的な勉強方法を紹介していきました。そして最後にこう語ります。

「アメリカやイギリスの最難関校は、中学や高校の成績も入試で考慮されます。でも東大はセンター試験と二次試験の、たった2回の結果だけで合格する事ができます。だから、今どのような成績でも逆転が可能なのです。最後にもう一度言います。自分の中に、自分でも気が付かない可能性が秘められていることを知ってほしい。そしてみなさんには、こうした可能性に気づかせてくれる学校に行ってほしいと思います。なれま線を越えて、一歩踏み出すのを応援してくれる先生がいる学校を選ぶことをおすすめします」。

こうして西岡コーチによる特別講演は、熱気に包まれて終わりました。

誠恵プライドを持とう!
君たちは幸せなんだ

続いて、リアルドラゴン桜の公開授業がおこなわれました。この日は西岡コーチと、同じく現役東大生の増子コーチがサポートしてくれます。教室の後方には見学席が設けられ、中学生や保護者の視線が注ぐ中での開催となりました。

まずは前回の特別授業で行った、東大見学や東大生との座談会の感想を発表するところからはじまります。生徒からは「オープンキャンパスではない、東大の普段の様子を知ることができた」、「東大生の話は視点が高くて広く、驚いた」、「東大生から、逆算で計画を立てると良いとアドバイスをもらったのが参考になった」などの声が次々とあがります。ここで西岡コーチはこう語りました。「今の時代は、端末で調べるだけでいくらでも情報を得ることができます。しかし、みなさんが実際に行った感想はとても貴重なものです。しかも今日参加した全員分の感想を聞くことが出来る。以前の授業で仲間が大切だと言いました。また、アウトプットが大切だとも言いました。感想もアウトプットです。いま感想を話してもらったのは、ただ話してもらったのではありません。仲間が大切であることと、アウトプットが大切だということの復習なのです」。

西岡コーチはさらに続けます。「今から大切なことを言います。みなさんは『誠恵プライド』を持ってください。ここにいるのは、自分で一歩踏み出そうと手を上げた人たちです。まず、手をあげる機会があるのがそもそも幸運です。しかも、僕たちコーチがいます。僕たちをどんどん活用してください。利用し尽くすくらいの野心を持ってほしいです。この恵まれた誠恵高校の空間に自分で手を上げて参加した、プライドを持って頑張って欲しいと思います」。

続いて、自分の悩みや疑問を2人のコーチに問いかける時間が設けられました。2グループに別れた生徒は、さまざまな質問を投げかけます。たとえば増子コーチに、効率の良い英単語の覚え方を聞く生徒がいました。増子コーチは次のように答えます。「私がいまやっている方法は、TOEFLのリスニングです。まずは聞いて、答えられなかった単語にチェックをしていきます。最初はたくさんチェックがつくけど、何度も繰り返していると覚えていない単語が明らかになります。最初から全部、完璧にやろうと思うと難しいですよ。だから、何度も何度も繰り返す方法がいいと思います。リスニングはおすすめです。聞くのは受け身だから、やる気が起きなくても出来るでしょ?」。増子コーチはみずからの体験をもとに、効率が良くて、気分が乗らない時でも継続できる勉強方法を教えてくれました。

最後に、西岡コーチから6月と7月に各自で取り組むことが発表されました。「主要科目で、絶対に必要な学力を知っていますか?英語は単語、国語は漢字、数学は計算力です。この3つが基礎で、これがあると全く世界が違うのです。だからまずは基礎を固めましょう。東大の入試では、ほとんどが教科書に書かれていることから出ます。それほど、基礎は大切なのです」。「まずはスタディサプリの『中学総復習』を6月中にやってください。確認テストをすべてやって、できなかった分の動画を見ましょう」。「高2と高3のみなさんは、一学年前のものも追加でやってください。最初に大切な基礎を固めてしまいましょう」。授業が終わっても、生徒たちはコーチをつかまえて積極的に勉強方法を聞いていました。いよいよ実際の勉強がはじまります。

これで学校説明会のプログラムは終了です。限られた時間の中で、参加した方々に『いまの誠恵』をそのまま伝えようとする熱意を感じた一日でした。