リアルドラゴン桜プロジェクト

学校法人誠恵学院 誠恵高等学校

Vol 01
2019.4.10
私たちは変わる。
絶対に変わる。

ついにリアルドラゴン桜プロジェクトが、4月10日に始まりました。誠恵高校はこのプロジェクトに昨年から参加し、今年で2年目をむかえます。初日は全校生徒にむけた現役東大生の東龍門コーチによる講演と、プロジェクトに関わる先生のキックオフが開かれました。昨年のプロジェクトで得られた経験をもとに、良かった点をさらに伸ばし、改善点は徹底的に改良して取り組むこの一年。生徒や先生にはどのような変化が起こるのでしょうか?これから学校がどのように変わっていくのかを、一年間密着してお伝えしていきます。

自分の人生は「そこそこ」でいい
こう思う人は「そこそこ」の人生すら送ることができない

全校生徒に向けた講演会の冒頭で、西岡コーチはこう言い放ちました。衝撃的な言葉ではじまった講演会。生徒たちも驚き、固唾をのんで次の言葉を待っています。まずはこの講演会の様子をお伝えしましょう。

「そこそこの人生」は難しい
だからこそ「自分が誇れるもの」をさがせ!

なぜなら、「そこそこの人生」でいいと考える人はたくさんいるので「代わりがいる」から。「代わりがいる」ということは、競争で勝たなければなりません。また今後10年から20年で、49%の仕事はAIやロボットが人間の代わりをする時代が来る。こうした世の中の変化も考えると、現在の状況とは全く違ってくる。「そこそこの人生」を送ることは、じつはとても困難な事なのです。だからこそ、「自分が誇れるもの」「自分にしかないもの」を探そうと西岡コーチは語りかけます。

二人の証人

そんな事を突然言われても、「自分には無理だ」と考える人もいるでしょう。でも、ここに二人の証人がいます。まずは二人の話を聞いて下さい・・・と話は続きます。西岡コーチは小学校・中学校ともに成績は学年ビリ。高校三年生の時の模試は偏差値35、英語の点数は3点という状態から二浪の末に東大合格を勝ち取りました。続いて登壇した小川コーチは中学3年間不登校。中学卒業時にはbe動詞や繰り上がりの計算すらできない状態から猛勉強の末、同じく東大合格を果たしています。二人ともきわめて厳しい状況から抜け出すために自分を変え、「自分が誇れるもの」として東大合格を目指し、実現した証人です。

だから君たちも変われるんだ

あまりに強烈なコーチの経歴に、あぜんとする生徒たち。身動き一つせず聞き入り、メモを取る生徒も多数いました。「だから君たちも変われるんです。ここにいる誰よりも当時の僕は頭が悪かったんだから」。講演はこの後も続きましたが、一番のハイライトはこの部分でした。二人のコーチに勇気づけられ、「自分も変わろう」と思った生徒が数多くいたのではないでしょうか。

さっそく現れた変化

講演会の最後に、西岡コーチが「質問がある人は、このあと校長室にいますので来て下さい」と話しました。とはいえ多くの場合、質問をしにやって来る生徒は多くありません。ところがこの日は違いました。コーチたちの話に触発されたのか、12名もの生徒が集まってきたのです。積極的な生徒の行動を見た先生が驚くほどでした。具体的な勉強方法やノートの使い方など質問項目も多岐にわたり、二人のコーチが具体的にアドバイスします。変化のきざしはすぐに現れました。

学校を変えます
絶対に変えます

誠恵高校は、なぜこのプロジェクトに参加したのか? 講演会の終了後、その理由を飯島校長先生に聞きました。
「現在、本校は保護者や中学校の先生からとても頼りにされています。生徒の兄弟が入学してくるケースもよくあります。先生は生徒に寄り添い、面倒見が良い。困った時には徹底的に相談にのる。だから生徒も居心地がよく、おとなしくてまじめな生徒が大半です。しかし、先ほどの西岡コーチの講演でもお話があった通り、世の中は大きく変わっていきます。彼らが世の中に出たあと、困らない力をつけて欲しいのです。そのためには、もっと自分に自信を持って欲しい。生徒のために、こうした力がつく学校にしたいのです。そのきっかけがこのプロジェクトです。勉強や受験で戦うことで、自分に自信を持ってもらえればと思っています。私は今春、校長に就任したばかりです。これから学校を変えていきます。絶対に変えます」

生徒にコミットできる学校になりたい
だから生徒の前で約束する

その後開催されたのが全職員会議、先生のキックオフです。このプロジェクトの目的や目指すゴール・体制について認識を一つにするために開かれました。刺激的な講演会に負けず劣らず、こちらも強い熱意が伝わってきました。

プロジェクトを推進する高橋教頭先生は、「もっと学びたい、もっと頑張ってみたい、でもやり方がわからないという気持ちを持っている生徒のために、このプロジェクトを始めます」と語りはじめました。

教頭先生は昨年度のプロジェクトも推進し、うまく行った点や課題となる点を熟知しています。忙しい先生とどのように取り組むのか、時間がない三年生への向き合い方はどうすればよいのか。悩みながらもやり遂げた昨年の経験も踏まえて、参加者に語りかけます。「生徒には人生で勝負してほしい。面倒見が良くて居心地の良い学校だけど、それでは社会に出てから戦えない。昨年も全力で私たちはやりきった。でもやり方が分からなかったり、迷ったりもした。その意味では昨年の三年生にお詫びしたい。だからこそ今年は私たち教師自身が変わらなければならない。頑張って私たちが変わり、彼らのためにやりきるのです」。

その後教頭先生は、今年度のプロジェクトに参加する二年生を会議室内に呼び入れました。「私たちは生徒にコミットできる学校になりたい。彼らが変わり、結果を出せるように私たちも変わります。この生徒たちは変わりたいという意思を持つ二年生です。自ら手を上げて、このプロジェクトへの参加を決めました。まだ二年ある。彼らの目の前で、私たちが変わり、全力で取り組むことを約束します」。そして「私たちの決意を知ってもらうため、このあともこのまま着席して話を聞いていて良いです」と話しました。こうした教職員の会議に生徒が同席することは、極めて稀だと思います。それほどの熱意と決意を教頭先生が持っていることを感じます。

キックオフ終了後、参加した二年生に感想を聞きました。
「先生の熱意に驚きました。だからこそ自分が頑張らなければと思いました」
「僕には将来の夢があります。そのために頑張って勉強しようと改めて決意しました」
「先生も変わろうとしている。だから自分もそれ以上に変わっていきます」
「将来の夢の実現のために、最難関校の受験を考えています。精一杯努力し、実行します」
力強い生徒たちの言葉が続きました。

熱い決意に包まれた、リアルドラゴン桜プロジェクトの初日。しかし、刺激を受けた当日だけの熱気ではありません。一週間後にその後の変化を聞いたところ、生徒はもちろんですが先生の間にも変化が生まれてきたとのことでした。先生の間に競争意識が芽生え、例えばスタディサプリの視聴時間や確認テストの実施数をクラスで競い合うようになってきたそうです。2年生のクラスでは毎日ランキングを発表し、生徒の励みにつながっているなどの変化が生まれました。その他にも具体的な楽しく競い合うさまざまな施策が考えられ、実行の準備がされているとのことでした。

この一年で、生徒や先生にどのような変化が起きるのかが楽しみです。

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