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ICT活用で “面倒見の良さ”が 生徒一人ひとりへ行き届く環境を

鳥取城北高等学校(鳥取県)
2018.03.19 学習
進路指導部副部長/山根先生、志学コース担任/田中先生、普通コース担任/鈴木先生
課 題

進学実績に比例し生徒数が増加。生徒一人ひとりの学習指導に大きな負荷

生徒が希望する進路や指導内容などのニーズが多様化。一律での授業進行に限界を感じていた

活用
ポイント

学校独自で実施するテストの出題範囲と、スタディサプリをリンク

「スタディサプリ」の講義動画を参考にし、日々の指導に活用

生徒数増加によるジレンマ。 解決策は一人ひとりのニーズに合わせて学べるスタディサプリ。

当校は、生徒一人ひとりの目指す夢や将来に合わせて、普通コース・志学コース・スポーツ科学コースという3つのコースを用意しています。コースごとに目指す進路も、生徒の性格や学力も異なりますが、教員は皆生徒一人ひとりに対する面倒見の良さを大切にしています。近年は、アクティブラーニング型の授業を取り入れたり、学校内で補習・受験のための勉強ができる「城北栄光塾」を導入したり、学校独自の取り組みが実を結び、現役で難関校に合格する生徒も出てきました。進学実績の向上とともに生徒数は増加傾向にあります。教員にとっては喜ばしい出来事ですが、その一方で教員一人にかかる指導の負荷も増大し、これまでのような生徒一人ひとりに対する「面倒見の良さ」が失われる危機感がありました。

「わからないところがあったらいつでも職員室に来るように」と生徒に伝えていますが、せっかく職員室に来てくれても、生徒一人ひとりに対応できる時間は限られています。中には順番待ちをしている生徒も少なくありません。すぐに生徒の質問に答えられないことに、教員としてやりきれない気持ちを感じました。職員室まで質問に来る生徒はまだしも、部活動をやっている生徒、人と話すのが苦手で奥手で質問に来れない生徒もいるはず。生徒の中に生まれた意欲の芽を摘みたくない。だからと言って、学校が大切にする「面倒見の良さ」は変えたくない。当校が選んだのは、進路や学力、生活スタイルや性格など一人ひとりのニーズに合わせて、いつでも学習できるスタディサプリでした。

忙しい教員の代わりに 生徒たちの“面倒を見る”ツール

スタディサプリの導入にあたって私たちが注意したのは、「動画を見ることを目的にしない」ということです。スタディサプリはあくまで勉強のためのツール。生徒が講義動画を視聴したかどうかをチェックするだけでは導入の効果は薄れてしまいます。生徒が勉強していてわからないところがでてきた時に、忙しい教員の代わりにその場で教えてくれる存在としてスタディサプリを役立てたいと考えました。

手始めにハイレベル大学への現役合格をめざす志学コースから導入しました。ただ、せっかく導入したから何としてでも「サプリを使う」というよりは、「サプリを利用する」という発想で導入しました。当校では、学校独自の取り組みとして以前からさまざまなテストを実施しています。例えば、週末に出された課題の理解度を週初に測る「クリアテスト」、長期休み後の実力を測る「校内実力テスト」などがそれにあたります。これらの学事とスタディサプリを連動させることで、より学習理解が深まるのではないかと考えました。週末にスタディサプリのテキストを宿題として配信し、翌週に実施されるクリアテストの出題範囲とリンクさせ、校内実力テストの出題範囲も、科目ごとにスタディサプリの講義とリンクさせました。理解度についてはこれから検証していく必要がありますが、講義動画に登場する先生の名前が休み時間や放課後に飛び交うなど、確実にスタディサプリが共通言語として生徒に浸透していると実感しています。これまでは「授業の○○がわからない」と質問に来た生徒に対して、教科担任の先生に取り次いだり、教科書や問題集を取り出して一つひとつ個別に対応していましたが、今では「スタンダード 第○講」というように講義動画やテキストへ促すようにしています。動画を視聴することは強制ではありませんが、生徒自身で調べ、理解するという学習の姿勢を作りたいと考えています。

普通コースは志学コースと比べて学力の幅が大きく、小・中学校の学び直しが必要な生徒や、家庭学習の習慣が身についていない生徒も少なくありません。そのため、スタディサプリを抵抗なく受け入れてもらうことが先決でした。普通コースでは、学び直しのための取り組みとして「日廻り(ひまわり)」を実施しています。以前は、担任が小・中学校の既習範囲からドリルなどをプリントし生徒に配って取り組ませ、その解説と指導を教員がやっていたこともあり、担任の負担は大きかったですね。現在は教科担任が授業内容やテスト範囲に合わせて宿題配信し、生徒は自宅に帰ってスマホで取り組むという学習スタイルに変わりました。スマホを活用することに対して、批判的に捉える方もいるかもしれません。ですが、大切なのはスマホの正しい使い方。デジタルネイティブ世代の彼ら・彼女たちにとって、スマホでの学習はプリントや問題集と比べて学習を始める糸口になりやすいという特徴があるのも事実です。校内のネットワーク環境の整備など、まだまだ課題はありますが、学び直しを通じて少しでも生徒たちの「わかった」「できた」を増やしていき、それが学習習慣を習得のきっかけになればと願っています。

忙しい教員にとって欠かせない 秘書のような存在。

2016年度にスタディサプリを導入してから丸1年が経ち、導入の効果は生徒だけでなく教員たちの指導にも影響を与えるようになりました。スタディサプリの講義動画を参考にして、講師独特の言い回しや板書の書き方などを実際の授業で活かす先生も増えています。クラスで生徒の声を聞いて見ると、「あの先生の講義見たから授業がわかる」といったコメントも多く寄せられるようになりました。また、志学コースでは既習範囲の演習として、生徒にハイレベル講義を事前に視聴させ、それの内容をクラスの前で発表したり、グループで発表したりと反転授業のような学習スタイルも取り入れています。

改めて実感するのは、教員一人の力には限界があるように、スタディサプリの力にも限界があるということです。大切なのは、スタディサプリにすべてを任せるのではなく、教員がスタディサプリをツールとしてうまく利用すること。このツールを上手に使えば、学力診断から学び直し、苦手克服、受験対策、思考力向上まで、生徒・教員一人ひとりのあらゆるニーズに対応できる可能性があります。忙しい教員の方にとって、なくてはならない秘書のような存在だと実感しています。

鳥取城北高等学校(鳥取県)

  • 学 科:普通科(普通コース/志学コース/スポーツ科学コース)
  • 生徒数:1学年342名 2学年395名 3学年333名

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