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書き込み式ワークシートで自ら考え行動する心を育て、進路をかなえる

奈良女子高等学校(奈良県)
2018.08.16 進路
進路指導部長・2年生担任/山口安世先生
課 題

「勉強できるようになりたいが、何をすればいいのかわからない」という生徒のモチベーションが低下

進路指導が学年主導で行われており、3年間を見越した長期スケジュールでの指導がなされていなかった

活用
ポイント

ワークシート付きの教材を最大限活用し、自ら書き込むことでPDCAサイクルに基づいた動機づけを促進

従来の職業ガイダンスに『適性診断』『分野選びBOOK』を有効に組み込み高校生の進路決定をサポート

「やりたいことがわからない」 「学習意欲が上がらない」に動機づけ

本校は普通科の高等学校ですが、国公立・難関私立大学を目指す「特別進学コース」のほか、「保育進学コース」、デザイン、パティシエといった分野に特化したカリキュラムを含む「総合進学コース」の3つのコースを設置しています。生徒の多種多様な選択に対応するためには、きめ細やかな進路指導が必要です。

スタディサプリの『未来事典』を導入した当初、1年生の生徒たちにアンケートを取ったところ「自分がどういう方向に進みたいのかわからない」「勉強が苦手だけど、できるようになりたい」という回答が多いことに気づきました。また、大学の学部・学問分野とキャリアとのつながりをイメージできていないと答える生徒も見受けられました。生徒の思いに応えるには、まず「勉強することが何につながるのか」を動機づけする必要があると考え、進路や職業への興味喚起を行いました。

当時は進路指導が各学年主導で行われており、3年間を通して一貫した指導の必要性を痛感していました。そこで、学年ごとに、1年生は“進路探求”をスタートするとともに、生活習慣を見直し目標に向かう体制づくりを行うこと、2年生は目標設定と課題設定のプロセスを歩みながら、“進路を定める”こと、3年生は1週間、1ヶ月、3ヶ月等の中期的な目標に取り組み、“進路をかなえる”ことを、テーマとして設定しました。その中で「スタディサプリ進路」のツールを効果的に組み込むことで、3年一貫した進路指導を実現しました。

「スタディサプリ進路」で一番よいと思った点は、書き込み式の「ワークシート」が充実していることです。現代の若年層はSNS等で日常的に情報の波にさらされていながら、実際は自分を省みて表現することについては苦手な傾向があるのではないかと思います。ワークシートに「書く」ことで、自分を振り返ることができ、それが自身の動機づけに良い影響を与え、成績アップにつながるのではないかと考えました。当時、高校生向けの手帳を用いてPDCAサイクルを定着させる指導を始めようとしていたので、同じように進路の振り返りができる『未来事典』や『オリジナルワークシート』を学習や進路へのモチベーションを高めるツールとして導入することに抵抗はありませんでした。まさに「進路のポートフォリオ」だと感じたのです。

ツールの有効活用で 自己理解を促し『自分ゴト』に変えていく

1年生では、進路選択の第一段階である“進路探求”において、自己理解を促すことを目的に『適性診断』を導入しました。生徒からは「とても見やすくてわかりやすい」という声が上がり、短所と思っていた部分が実は強みになっているなど、知らなかった自分を発見することで、その後の夏休みに、自身の可能性を考えるきっかけを作ることができました。秋には「職業ガイダンス」を開催し“自分ゴト”としてしっかり位置づけた後、冬休みには『未来事典DREAMワークシート』を用いて各自が進路探求を進め、3学期に行われる卒業生講演会につなげています。

2年次には校内で大学、短大、専門学校、就職別の「系統別ガイダンス」を行い、各進学先のオープンキャンパスにつなげていましたが、これまではただ「楽しい」という反応だけで、物足りなさを感じていました。この要因として挙げられたのが、学問と進路の理解不足です。例えば「人間関係を学びたい場合に『心理学』ではなく『社会学』という選択肢もあることがわからない」という生徒が数多くいたのです。そこで活用したのが小冊子『分野選びBOOK』。生徒たちは情報の取捨選択が不得手な傾向があるため、内容がコンパクトで厳選されている点が良かったです。また「学校パンフはこんなに役立つ」という記事もサポートになりました。生徒たちは数多くの学校案内パンフレットを手にします。はじめはどこをポイントに見たらよいのかわからない様子でしたが、取得できる資格の違いや、各校が打ち出しているアドミッションポリシーを読み込み、求める生徒像を把握することの大切さを理解してもらうことができました。2学期の『適性診断』では分野と連動した細かい適性を把握し、3学期には『進学事典』をもとに進路決定という流れを作り、2年生の3学期を“3年生の0学期”として位置づけるようにしています。

能動的に取り組むことで 生徒全体のモチベーション・アップ

スタディサプリ導入以前は、「ガイダンスに参加すること」が目的で受動的な生徒も多かったのですが、スタディサプリの各ツールで事前学習や振り返りをすることで「自分だったらどうだろう」と自分自身で考えられる生徒が増えてきたように実感しています。

例えば、1年生と2年生の『オリジナルワークシート』を比較して、将来の希望進路が大きく変化している生徒、スタディサプリのワークシートでしっかり振り返ることで、テストの点数が飛躍的に上がってきた生徒もいます。これは進路指導を行った結果の表れだと思います。苦手を克服しようとする生徒も増え、自主的に中学などの既習範囲を学び直したり、昼休みの補講に集まってくる生徒が増えたり、遅刻・欠席・早退の数が減っていることを見ると、生徒全体のモチベーションが上がってきているのを感じます。

生活習慣が確立すると学習時間も確立し、「自ら学び考える」力がつくことで学業成績も向上します。また「自ら学び考える」力は主体的に行動する力にもつながり、新学習指導要領で提言されている生徒像にリンクしてくるはずです。

「目標をしっかりと定めた進路実現を通じ、どの分野に進んでも他者から愛され、また必要とされる人材を育てる」という思いで、これからも進路指導に取り組み、奈良女子高校に来てよかったという卒業生を増やしていきたいです。

奈良女子高等学校(奈良県)

  • 学 科:特別進学コース/保育進学コース/総合進学コース/
  • 生徒数:1学年75名 2学年99名 3学年121名 通信制65名

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