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「できない」「わからない」を放置せず、 効率的な勉強で基礎学力の定着へ

三本松高等学校(香川県)
2018.09.10 学習
進路指導主事・数学/久内先生
課 題

勉強のやり方がわからない生徒や、授業で理解できなかったところを放置している生徒が多い

年々、生徒の学力差が広がっているが、授業は中位層に合わせるため個々のレベルに応じた指導が難しい

活用
ポイント

「到達度テスト」の結果で、できなかったところを優先的に講義動画で復習

効率よく問題に取り組むという学習の習慣づけを行い、受験対策につなげていく

動画視聴で基礎学力の定着を期待 まずは希望者からスタート

本校は1900年創立の県下有数の伝統校で、普通科と理数科の2つの学科があります。入学時には両学科一括で募集する「くくり募集」で、2年生への進級時に生徒の適性や将来希望する進路に合わせて、普通科か理数科かを選択できることが特徴です。理数科は約50年の歴史があり、理工系大学や医歯薬系の大学進学で実績をあげています。

正門中庭にある松の木と、創立110周年を記念して制作された彫刻「ほんまもん」は学校のシンボル

スタディサプリを導入したのは2018年。はじめは、講義動画の視聴を中心とした活用を考えていました。勉強するにあたって何をしたらいいのかわからない生徒や、授業でわからないところがそのままになっている生徒が多いため、講義動画をたくさん見れば基礎学力の定着が図れるのではないかと考えたのです。

本校では以前から生徒間における学力の幅に悩まされていました。授業では、平均的な生徒を意識した内容にならざるを得ません。そのため、上位層の生徒にとっては物足りない難易度かもしれないし、一方で下位層の生徒にとっては理解が難しいものかもしれません。だからと言って、下位層の生徒だけを集めて個別に指導する時間もなかなか取れません。「生徒一人ひとりが自分の学力に応じて、講義動画を見て学んでほしい」と思っていました。その時点では、生徒全員にとって講義動画を使った勉強がよいかどうかは未知数でした。まずは希望者にやらせてみて、その感想などを聞いて考えていこう、というところから始まりました。

「動画視聴」中心から 「到達度テスト」中心の取り組みにシフト

1年間、希望制で取り組ませましたが、思ったほどの成果は得られませんでした。受験勉強に利用した3年生からは、塾と比較して格安で受験勉強に取り組めると高評価だったのですが、1年生は「時間がない」「やる気が出ない」などと自分に言い訳して、ほとんど使っていない生徒も数多くいました。このままでは、希望したにもかかわらず使わない生徒がたくさん出てしまうと感じました。ただ、全員に加入させるかどうかは、悩みどころでした。教員の間でも、「スマホを持っていない生徒や家庭にネット環境がない生徒もいる」「そもそも学校はスマホ禁止」などの理由から、全員加入に反対する意見があったからです。

スタディサプリの営業担当者と話し合いを重ねる中で、これまでの動画視聴を中心とした取り組みではなく、「到達度テスト」の利用を中心に活用したらどうだろう、と考えました。つまり、「到達度テスト」でできなかった問題に優先順位をつけて、講義動画を視聴して学び直すという、できていないところをできるようにする勉強法です。できていないところは生徒が苦手なところ。「苦手なところを勉強しよう」と生徒に言っても「何すればいいの?」という答えが返ってくるだけです。本校には勉強の仕方がわかっていない生徒も数多くいるため、「到達度テスト」を中心とした取り組みであればうまくいくと確信し、今年からスタディサプリの全員導入に踏み切りました。

導入当初、興味をもって視聴している生徒が多く見られました。継続して勉強ができるように、教員サイドも定期的に宿題を配信するなど、スタディサプリを積極的に活用していくことが必要だと思います。

スタディサプリの活用で センター試験対策も能率的に

受験対策として、文系科目では「うろ覚え」でも点数が取れることがありますが、数学ではあり得ません。必要以上にレベルの高い問題に取り組んだり、問題集や参考書すべてに取り組んだりするよりは、受験までの限られた時間で、完璧に解ける問題を増やしていくほうが重要です。それをわかっていない生徒がたくさんいて、数学が苦手なのに難しい問題も含めて全部取り組もうとするのです。

センター試験の5教科すべてを勉強するには膨大な時間が必要です。だからこそ、効率的に取り組むことが大切。つまり、できなかったところをできるようにしていくことが、受験対策の王道です。その点スタディサプリは、個々の学力や理解度に合わせて優先順位をつけて取り組めるため、効率がよく受験対策には最適なツールだと思いました。得意科目を持つ生徒は、ハイレベルに取り組んでくれたらいいわけですからね。多くの生徒に活用してもらい、センター試験で生徒自身が納得できる得点を取ってほしいと思っています。

教員の仕事は教科指導だと思うのですが、それ以外の仕事が多く、本来の仕事から離れているのが実情です。スタディサプリを導入したばかりということもあり、今後はより良い活用方法を模索している段階です。今後は各教科担任が中心となり、他校の事例などを参考にしながら教材研究の時間を設けて、スタディサプリを基礎学力の定着、受験対策にうまく活用できるようにしていきたいと思います。

三本松高等学校(香川県)

  • 学 科:普通科、理数科
  • 生徒数:1学年 135名 2学年 146名 3学年 172名

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