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動画視聴時間の把握と声かけ、 クラス対抗による動機づけで学習習慣の定着へ

雪谷高等学校(東京都)
2018.11.15 学習
1学年進路担当・英語/田島先生
課 題

部活動で忙しい生徒が多く、スキマ時間を有効利用して学習する必要がある

学習意欲の差が生徒ごとに大きい上、各生徒が実際にどの程度勉強しているかを把握しづらい

活用
ポイント

動画視聴時間を「クラス対抗」で競わせて、生徒のモチベーションを向上

推奨講義動画の内容を定期考査の範囲に組み込むことで、視聴せざるを得ない仕組みを構築

スキマ時間の活用により トータルでの学習時間を確保

「文武両立」を掲げる本校では、学力向上とともに体力を向上させる部活動の推進にも力を注いでいます。その方針のもとで生徒が多忙な学校生活を送る中、スキマ時間での学習をいかに充実させるかは重要な課題であり、それがスタディサプリの導入を考えたきっかけでした。机に座っての長時間学習よりもスマホなどを活用した短い空き時間の学習を促した方が、トータルでの勉強時間を増やせるのではないかと判断したのです。

全学年で2018年度よりスタディサプリの導入に踏み切りましたが、特に1学年はスタディサプリ、およびスタディサプリENGLISHの両方をすべての生徒が活用しています。現在の1学年は2020年度からの「大学入学共通テスト」を初めて受験する学年です。なかでも、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能評価が導入される英語への対応は必須であり、スタディサプリENGLISHの活用はそこに向けた準備を意識したものでもありました。

英語指導については、本校ではもともとネイティブ教員が授業を実施するため、生徒たちの間にも「聞けない、話せないでいるのは困る」という危機感はあります。ただ、それでも学習意欲には個人差が大きいのが現状です。これまでにも英語のラジオ講座などを推奨していたものの、学習意欲の高い生徒は言われなくても勉強する一方で、そうでない生徒も当然ながらいます。また、視聴したかどうかは自己申告制で、実際には確認できませんでした。「ラジオ講座をきちんと聞くように」と一方通行で呼びかける指導には限界を感じていました。

スタディサプリでは、生徒一人ひとりの視聴時間を細かく把握できる点に魅力を感じました。同時に、一般的な学習教材とは異なる、画面の見やすさやデザイン性・操作性の良さにも着目。明るい親しみやすい印象の教材で、「勉強」感を全面に出しすぎないことから、生徒もゲーム感覚で楽しく学べるのではと考えました。

クラス対抗にすることで生まれた 動画視聴時間が長い生徒を称える雰囲気

導入初年度でありながら、本校でスタディサプリの活用が進んだ大きな理由のひとつは「クラス対抗」を取り入れたことです。もともと本校ではさまざまなクラス対抗項目があり、それが良い意味で生徒たちの競争心を煽っています。例えば「試験で○○の成績が良かったクラス」といった学習面だけでなく、「遅刻が少ないクラス」「教室がきれいなクラス」などもランキング化し、校内に掲示しています。スタディサプリの活用促進にもこれを応用し、「視聴時間の長さ」をクラス対抗にしました。具体的には、クラスの平均視聴時間に加えて、トップ10に入っている生徒がいるクラスには加点するなどして、生徒のモチベーションを高めています。

私が担任を務めるクラスには、視聴時間が学年でダントツ1位の女子生徒がおり、その生徒に引っ張られる形でクラス順位でも1位に立っています。私たち教員はもちろんその生徒の頑張りを把握していましたが、本人や他の生徒は「学年トップ」という事実を知らずにいました。クラスでも控えめな存在だった彼女の熱心な視聴が、クラス順位に大きく貢献していることを発表した際には、一瞬教室内でどよめきが起き、以後その生徒を見る周囲の目が変わったほど。クラス対抗にしたことで、動画でよく学ぶ生徒を高く評価し、尊敬する雰囲気が校内に広まったのは非常に良かったと思います。前述の例では生徒自身の自己肯定感の向上につながったことも大きな収穫でした。

スタディサプリと定期試験との連動も、数学・国語・英語の各教科で行っている工夫です。「この動画を見ておけば期末テストで20点分の問題が解ける」など推奨講義動画に関連づけて出題することで、強制ではなくとも80%以上の生徒が視聴するようになってきています。また本校では、全学年でスタディサプリを取り入れていることから、部活動の先輩・後輩といった縦の関係でも動画を薦め合うなど、生徒間の情報共有がなされているようです。

成績が向上した生徒への 積極的な声かけでやる気を維持

スタディサプリの多様な機能の中でも、現在、もっとも頻繁に使っているのが「メッセージ」機能です。生徒の質問に個別でフォローしたり、生徒全体への連絡事項を配信したりと、これまで以上に教員と生徒間でのコミュニケーションの幅が広がったように感じています。また、どれだけ視聴しているかが可視化されるので、試験結果が良かった生徒に対しては「成績が上がってきたね。最近スタディサプリの動画をよく見ているからだね」など積極的にほめることで、「先生、見てくれているんだ!」とやる気を維持できます。

将来に向けて、生徒には自分で進路を切り開けるよう成長してほしいと願っています。人に言われたから動くのではなく、自分で目的意識を持って行動する人間になってほしいです。生徒の主体性を伸ばしていくためにも、一人ひとりの学習記録や将来に向けたプランをスタディサプリによって一元化して管理できれば、指導はより円滑になります。スタディサプリは文部科学省が運営する「JAPAN e-Portfolio」とも連動しているため、今後はより活用を深めて、生徒の進路選択を後押ししていきたいですね。

雪谷高等学校(東京都)

  • 学 科:普通科
  • 生徒数:1学年279名 2学年274名 3学年276名

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