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大学受験を意識した学習を早めにスタート 学習に対する生徒の自主性と積極性も育成

高崎北高等学校(群馬県)
2019.11.12 学習
課 題

生徒は学校から「与えられた学習」をきちんとこなしてはいるが、自分に必要な課題を積極的に探し、自らの意思で学ぶことが苦手。

高校3年分の全範囲から出題される大学受験を見据えて、学習に対する生徒の自主性を育てたい。

活用
ポイント

年3回の模擬試験の準備・振り返りにスタディサプリを活用。模試前には自分の苦手分野の強化をし、模試後には得点できなかった分野を洗い出す。

スタディサプリの導入前に、生徒のための説明会を開き、効果的な活用法や導入の意義などを丁寧に説明した。

活用効果

受験勉強用の自主学習教材として提供したスタディサプリだが、活用を強制していないにもかかわらず、手元で学べる便利さから、生徒は積極的に利用し始めた。

例年は高校の3年間の中で、2年生の学力が下がる傾向にあったが、スタディサプリ導入後は逆に少し上向いた。

受け身になりがちな生徒のやる気を後押しする 手軽で効果的なスタディサプリに着目

本校は生徒の大半が4年制大学を目指す進学校です。学校として大切にしていることはふたつあり、まずは生徒が目標を達成できるよう常にサポートすること、そしてまだ若く視野が限られた生徒が、教科の学習だけに目を向けるのではなく、社会に対しても広い視点を持てるようにすることです。後者は本校の課題でもあるのですが、生徒の多くは自分の世界を積極的に広げることが苦手で、何事に対しても受け身になりがち。学習の仕方についても、授業への取り組みをはじめ、それに付随した課題やテスト、長期休暇中の補講など、一見充分な量をいろいろな角度からこなしているように見えますが、これらはすべて学校から「与えられた学習」にすぎません。生徒には大学受験を見据えて、早めに受験を意識した学習をしてほしい。一歩踏み出してもらい、自分がなすべきことを自分で見つける習慣を早めにつけてほしい。そのためには今までの学習法とは違う試みが必要だと感じていた折に、スタディサプリに出会ったのです。

スタディサプリのメリットはさまざまですが、1番魅力を感じたのは、いつでもどこでも学べること。生徒はスマートフォンを常に携帯しています。学習で何か疑問が生じた瞬間に、すぐに手元で学べて、すぐに解決できるという短期の完結サイクルは、彼らのやる気を促進するはず。それまで本校でメインの自主学習教材だった参考書とは違う、この新しいアプローチは、生徒のモチベーションを刺激しながら、自主性も育ててくれそうだと思いました。トータル的に本校の生徒向きの教材だと感じ、年明けから説明会や環境設定を始め、到達度テストの実施を経て、3月に導入に至りました。対象者は1・2年生全員と3年生の希望者です。

模擬試験の対策や理社の宿題配信を中心に活用 ポイントはあくまでも生徒の自主性の尊重

現在、スタディサプリは主に受験勉強の補助教材として活用しています。教員側からは、特に年3回の模擬試験に関しての、弱点分野強化対策として講義動画の視聴をすすめています。模擬試験は定期試験と違い、限られた範囲ではなく、今まで学習した全ての範囲からの出題となりますので、通常の勉強方法では太刀打ちできません。生徒は苦手分野の穴を埋めるため、準備としてはもちろん、振り返りにもスタディサプリを積極的に活用しているようです。生徒の自主性を尊重するため、導入前の到達度テストのための連動課題配信の期間以降、あえて強制はしていなかったのですが、気づけば多くの生徒が自主的に自分に必要な学習を始めるようになっていました。気づいたら手元で学べることに加え、導入前の説明会でスタディサプリを活用する意義を、丁寧に生徒に伝えたことも功を奏したのかもしれません。模擬試験の結果はまだ出ていませんが、自主性を育てるという面に関しては、望んではいたことではありますが、展開の早さに少し驚いています。

当初は模擬試験前の対策として、英国数を中心とした宿題の配信も予定していたのですが、学校配布分の参考書がすでに充分あるので、教材が少ない理社の宿題配信にスライドしました。理社の宿題においても、教員からおすすめの講義動画を積極的にアナウンスはしますが、視聴の強制もチェックもしていません。活用はあくまでも生徒次第なのです。

現在2学年では「プレ受験生になろう!」という企画を実施中。受験に対する意識づけや勉強方法などをサポートする企画で、70名ほどの希望者に対し、13名の学年教員がチューターとして個々の生徒を分担で担当し、一人ひとりをバックアップしています。その中で、本校で配布したスケジュール手帳を使った学習計画の作成も行なっているのですが、そこでもスタディサプリをすすめる教員は多いですね。教員たちも講義動画を見て、どの動画がどの生徒に必要なのかはわかっていますし、自分たちもそこからさまざまなノウハウを学んでいます。導入してまだ間もないですが、スタディサプリの講義内容や講師の話は、教員同士の日常会話にも普通に出てくるほど、教員にとっても身近な存在になっています。

活用を始めてからまだ日が浅いことと、活用を個々の自主性にまかせていることから、スタディサプリの定量的な効果はわかりません。ただ、例年本校では2年生の学力は下がる傾向にあるのですが、今年の2年生は逆に少し学力が上がっています。生徒の自主性に関しては先ほど述べた通り良好です。いろいろな意味でこれからが楽しみです。

将来、社会の中で何を貢献できるのか 大学受験の先にあるものと「市民」としての成熟

今後は推薦受験やAO・公務員を目指す生徒に対して、スタディサプリの資格対策や小論文の講義動画なども使用してみたいと思っています。一般受験組に対しても、大学別の講義動画を使うなど、受験に直結する新たな活用方法を示していくつもり。本校の試みとしては、この夏休みには前期補講と後期補講を実施し、2年生に「入試トライアル」として、今年のセンター入試や2次試験を実際に解いてもらう予定です。教員側で問題の選択はしますが、加工はしません。現時点での自分が、受験に対してどれだけ歯が立つのか、まずは体感してもらえればと思っています。これによって自分の立ち位置を自覚できますし、今後の勉強に対するモチベーションも変わってきます。いい意味で危機感を持てるようになるはず。

「教員=教える+○○(新しい役割)」の○○にあてはまるこれからの教員のありかたとは―

教員=教える+学ぶ

今後の教員に必要なのは、教えることに加えて「学ぶ」こと。私は生徒に何かを伝えるとき、常に自分の言葉で話したいと思っています。例えば、生徒に勉強して欲しいと思っても、ただ「勉強しろ」と言うのではなく、生徒の中で「勉強しなきゃ」という気持ちが自然と湧くような、心に響く言葉を使って話をしたい。それには自分自身にも多彩な学びが必要になってきます。個人的に実践しているのが定期的な読書や、毎年ひとつ何か新しいことに取り組むこと。私の担当は数学ですが、今年は小論文コースを設け、希望者に教えています。ただ書かせるのではなく、ものごとの考え方の土台の作り方から学んでもらっています。これ、生徒にとっても自分にとっても、ものすごいチャレンジですよね(笑)。

生徒には目の前の進路のことだけを考えるのではなく、近い将来に社会の「市民」になるということも意識し、いち「市民」としての成熟度も並行して高めてほしい。社会で起きている問題や課題に対し素通りするのではなく、もっと開いた目で多くから学び、今取り組んでいる勉強とのつながりを感じ取ってほしいと思っています。勉強をただ大学受験のための手段だと思うのではなく、将来、自分が社会の中で貢献し、生きていくための知識や知恵となるよう活かしてほしい。そのうえで現在の自分の立ち位置を客観的に把握し、足りないものを補う解決方法も見いだせる力を得られるよう願っておりますし、今後もそのためのサポートは惜しみません。

高崎北高等学校(群馬県)

  • 生徒数:生徒数:1学年242名 2学年241名 3学年234名

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