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積極的なスタディサプリ活用を促し 生徒の自主的な学習ツールとして定着

柏高等学校(千葉県)
2019.11.08 学習主体性育成
1学年・数学科/箱崎先生
課 題

生徒の進路実現に向けた学習指導を学校で実施する中で、通常授業ではすくいきることのできない学力層の生徒が立ち戻れるような仕組みを校内で準備する必要があった。

高3における受験勉強に向けて、高1・高2の間に生徒が自ら主体的に学習できるような習慣づけができるような学習環境の充実をはかる必要があった。

総合学習に学校として力を入れる中、生徒が自らの活動記録を記録できるようにしなければいけなかった。

活用
ポイント

授業内で躓いてしまっている生徒が分からない部分から立ち戻れるように、到達度テストで洗い出された個別の苦手範囲の学び直しを行った。

ゴールデンウィーク・夏休み中の課題配信を通して、高校1年生の早い段階からスタディサプリの活用を宿題配信で促し、生徒の学習習慣向上を図った。

ポートフォリオのアンケートは、リクルートの担当と協力して見本を作成し「行事の準備から当日までの振り返り方」を例示したことで、生徒の活用を促すことができた。

活用効果

高校3年においてとっているスタディサプリの継続希望者の人数が、導入1年目90名、2年目160名、3年目210名と年々伸びており、生徒にとっての勉強用ツールとして根づいている。

3学年でスタディサプリを継続し、動画の視聴時間が多い生徒は、センター試験の点数や進学実績が非常によいという結果が出ている。

動画と教材の連動を通した、学び直しの可能性に魅力を感じ導入。 先生間での活用を徐々に広げてきた四年間。

本校は、4年半前に千葉県の教育委員会から進学指導重点校に定められたことから、主体的な学びを支える取り組みの推進や、進学指導に重点をおいた教育活動の充実を図るために、今までとは違う新しい取り組みが必要になるという課題を感じていました。特に、進学指導に重きを置いた指導を授業内で実施する中、立ち遅れてしまった生徒がいかに立ち戻れるようにするかということが大きなテーマでした。試行錯誤を重ねていた頃に出会ったのが、スタディサプリです。

当時は他社教材を使用していましたが、スタディサプリは金銭的にもリーズナブルな上に、質の高い講義動画を視聴できる点や、確認テストが付随している点が非常に良いと感じました。動画の視聴から宿題の回答、連動課題のチェックまで、すべて同じIDとパスワードで利用できるのは生徒にとっても、教員にとっても利便性が高いと感じたのです。また、講座の内容がつまずいている生徒にとってもわかりやすい基礎的な内容であり、到達度テストと連動させることで個別の学び直しが効率的に実施できることも決め手の一つでした。

とはいえ、導入当初からすぐに活用が進んだわけではありませんでした。私がスタディサプリの担当になった当初は、インターネットで宿題を出すのに抵抗がある先生も多くいました。そこで定期的にリクルートの担当に来てもらい、どのような活用方法があるか、具体的な宿題の出し方の事例などを話していただきました。こうした結果、教員側でも少しずつスタディサプリ活用への意識が高まっていきました。

授業内容の復習のため 長期休暇・定期テスト前に宿題配信機能を活用

現在、スタディサプリは1学年、2学年の英語・数学・国語の3教科で活用しており、1学年であれば中学範囲の学び直し、他学年は今までの復習などに活用しており、定期試験前や長期休暇前の宿題配信が主な利用方法です。配信内容については各教科の担当に任せていますが、授業と同じ単元の講義動画を宿題として配信する教員もいます。慣れてくると、「週末中に少しでも授業内容を復習してほしい」ということで、授業範囲に対応した確認テストを生徒に課題として解かせている教員もいます。中には、定期テスト前や、学期中に自主的に授業範囲の講座を自ら探し、取り組む生徒も見受けられます。

スタディサプリを活用する上で、注意したのは「宿題量」への配慮です。当校の生徒はどちらかというと真面目で、宿題に対する優先順位付けが苦手な傾向にあります。そのため、あらかじめ教員側で宿題にかかる時間を考えて、慎重に配信するようにしています。例えば、5月の大型連休には中学校の復習として10問を課し、夏休みにはスタディサプリの全問と市販の問題集を宿題にしました。1日30分学習し、合計20時間学習できれば及第点という計算です。1学年の二次関数、2学年の微分積分など、つまずきやすい単元を集中的に取り組ませることで、学習内容の定着を図っています。

ポートフォリオのアンケートの活用を促し、行事と 日ごろの勉強内容を「見える化」。生徒の主体的な学習へ。

また、スタディサプリの導入以前にはノートに学習内容の振り返りを記載させていましたが、「ポートフォリオ」のアンケート機能を利用して、行事だけではなく学期の中間・期末テストに向けた取り組みや、長期休暇の学習について書くように促しています。「勉強の仕方がわからない」「何から始めればいいのかわからない」という生徒に対して、目的や取り組んだ内容を「見える化」することで学習の効果をイメージしてもらい、主体的に学習させるのがねらいです。書き込んだメモは全生徒分を印刷し各担任に配布しています。生徒一人ひとりの学習状況を把握できるので、取り組みが少ない生徒への声かけなどに活かしています。
その他、アンケートに学校生活でがんばったことを書き込むように促しています。ただ、見本がないと生徒たちはどのように書いてよいかわからないため、リクルートの担当と協力して、文化祭の準備から当日までの行動メモの見本を作成しました。今後入試で「eポートフォリオ」が導入された際にも活用できる内容だと思います。

作成したポートフォリオの見本

当校では、1・2学年固定、3学年希望制でスタディサプリを活用しています。3学年には継続利用を呼びかけていますが、年々継続する生徒数が増えてきました。導入初年度の継続利用者は90名、2年目は160名でしたが、今年は210名と3分の2が継続を希望しました。まさに、1・2学年の時点で、スタディサプリが自主学習のツールとして定着してきたことの表れだと思います。リクルートの担当を招いて実施した説明会の効果もあり、2学年の修学旅行後の12月や、本校の入試時期に重なる1月には動画の視聴時間が爆発的に増えました。その結果、11月の模試と比べて1月の模試では全体的に好成績を残しました。

「授業がわからないから、スタディサプリで復習」 という言葉が飛び交うようになり、学習ツールとして定着化

今年の1学年は動画の視聴時間が増えていて、過去と比較して最もスタディサプリを活用している学年だと思います。そのせいか、生徒たちから「今日の授業わからなかったから、スタディサプリで勉強しよう」という言葉が飛び交うようになりました。私の授業では、最後に5分ほど時間を割いて、授業内容で大切だと思ったこと、復習が必要だと思ったことを振り返らせていますが、多くの生徒から「スタディサプリで復習します」というワードが見られるようになりました。実際に、学習効果も上がっており、スタディサプリを継続した3年生の中で、動画視聴時間が多い生徒ほど進学実績が良いという結果が出ています。

先生にとって「教員=教える+○○(新しい役割)」の○○にあてはまるこれからの教員のありかたとは―

教員=教える+楽しむ

日々の教員生活では『楽しむ』ことを大切にしています。生徒に教えて分かってくれた時や、結果が出た時の嬉しさももちろんありますが、それ以上に私自身が楽しんでいるからこそ、新しいことに取り組めているのだと思います。
今日まで4年間、旗振り役としてスタディサプリ活用を進めてきましたが、スタディサプリが導入されている学校に配属されてよかったなと思います。個々の学習として、スタディサプリの動画視聴だけでは足りないという部分もあるかと思いますが、間違いなく「生徒たちが勉強するきっかけ」を与えてくれている学習ツールになっています。今後も、広くスタディサプリの導入が進み、千葉県全体の学力向上につながればと考えています。

柏高等学校(千葉県)

  • 学 科:普通科・理数科
  • 生徒数:1学年 319名 2学年 326名 3学年 320名

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