CASE STUDY活用事例

活用事例CASE STUDY

事例を探す

質の高い講義動画の活用により、 「学ぶおもしろさ」を伝え、生徒のモチベーション向上へ

淵江高等学校(東京都)
2019.11.07 学習
 1学年 英語科/清水先生
課 題

学習する生徒としない生徒で二極化が進み、後者の生徒は学年が上がるほど勉強をあきらめる傾向が強い

他社教材を活用してきたものの、次第に学習しなくなる生徒が見受けられ、モチベーション向上につながっていない

活用
ポイント

定期試験前や長期休みの宿題配信として、おすすめ動画などをまとめたオリジナル冊子を作成。問題部分に直接回答を書き込ませて、提出を徹底化

既習範囲の学び直しではなく、今まさに授業で取り組む内容を視聴させることで学習内容の定着を図った

活用効果

まじめに取り組む生徒の間では、動画の視聴時間と比例して成績向上が見られる

「家庭学習=スタディサプリ」という認識が徐々に生まれ、「そもそも勉強の仕方がわからない」層への対応を実現

勉強への苦手意識から大学進学をあきらめた生徒ほど 家庭学習時間がさらに減るという状況

本校では、卒業後の進路が「大学・短大進学」「専門学校進学」「就職」でほぼ三分割されており、幅広い層の生徒が在籍します。そうした中で以前から課題となってきたのが、学習する生徒としない生徒の二極化でした。

学習習慣が身についた生徒が受験まで粘り強く取り組み続けるのに対し、それ以外の生徒は学年が上がるほどに勉強をあきらめてしまう傾向にあります。「勉強が苦手だから大学には行かない」と考える生徒ほど、家庭学習時間がゼロに近づき、定期試験前の1週間で詰め込み勉強をする、あるいはそれもしないといった状況が見られました。ただ、入学当時は大学進学を目指す生徒の割合がもっと高く、潜在的な大学進学希望者は多いといえます。苦手意識をなくし、「勉強はおもしろい」と気づくきっかけさえ与えられれば、進路への考え方も変化してくるのではと考えていました。

スタディサプリは、以前から質の高い講義動画に魅力を感じており、個人的に生徒に勧めていた教材です。2018年度は3学年の担任を務めましたが、一部の生徒がスタディサプリの講義動画を熱心に視聴して大学入試に備える姿を見て、これはもっと積極的に活用すると良い結果につながるのではと思ったのです。そこで2019年度、新たに1学年を担当するにあたり、学年全体へのスタディサプリの導入を提案しました

それまで本校では他社教材を活用していて、学力の相対比較がしやすいなどのメリットから、教員の間では一定の評価を得ていました。ただ、その教材が生徒の学習意欲を高めていたとはいえず、大多数の生徒が次第に使わなくなっていくのが現実でした。
当初、使い慣れた他社教材からスタディサプリへの変更には慎重な意見の教員も多かったものの、「生徒目線では、講義動画が充実したスタディサプリの方が興味を持ちやすく、やる気を高められる」ことを訴え、最終的には理解を得ました。

宿題をオリジナル冊子としてまとめ、 提出を必須とすることで家庭学習の習慣づけに

現在、スタディサプリは1学年の英語・数学・国語の3教科で活用しています。定期試験や長期休み前の宿題配信が主な利用方法です。各教科の教員が授業進度に応じて内容を選定した上で、私が取りまとめて配信しています。

その際には、該当範囲のテキストや取り組み方法、おすすめ動画を記載した10ページ程度のオリジナル冊子を作成し、全生徒に配布しています。生徒は動画を視聴した上で、冊子の問題部分に直接答えを書き込み、後日担任教員へと提出します。
生徒は紙の教材に慣れているため、冊子で宿題を配布された方が取り組みやすいと感じるようです。また教員側も、冊子を提出させることで、動画視聴時のメモ書きやテキストに引いた下線から、生徒の取り組み姿勢を確認できます。真面目に取り組んでいる生徒には、冊子の返却時にがんばりを認めるメッセージを添えるなどしてコミュニケーションを深めています。

オリジナル冊子

学年全体で徹底しているのは「とにかく冊子を提出させること」。どのくらい真剣に課題に取り組んだかには差が見られ、動画を視聴せずに答えを写したと思われる生徒も現状では少なからず見受けられます。ただそれでも、オリジナル冊子という形態をとることで宿題としての強制力が上がり、生徒の中で「最低限これは提出しなければならないもの」という意識が根付いてきています。

なお、スタディサプリの宿題配信は、あくまで授業進度と合わせる形としています。学び直しを必要とする生徒は少なくありませんが、授業とリンクしていない動画の視聴は生徒のモチベーション向上にはつながりにくいものです。「過去」の学習ではなく「今」まさに授業で取り組んでいる内容をスタディサプリで視聴することを基本とし、授業の定着を図りました。

多様な分野へと生徒の興味を広げ、自ら課題を探求する姿勢を育てたい

導入から半年が経ち、「家庭学習=スタディサプリ」という認識が、徐々に生徒の間にも根付いてきたのを感じます。「勉強したくても、その方法がわからない」という悩みを抱えていた生徒への対応としても、スタディサプリの導入は意義が大きかったと思います。
生徒から「この動画がおもしろかった」などの声が挙がったり、生徒間でスタディサプリの話題がしばしばのぼったりと、良い傾向と捉えています。

一部の生徒は本当に熱心に動画を視聴していて、「スタディサプリを視聴しておけば授業がわかる」という安心感や自信を持ち始めているようです。そうした生徒は動画の視聴時間に比例して成績も伸びてきています。国語教員の話では、先回りして古文の文法に関する動画を配信したところ、授業前にすでに内容を理解している生徒がいて驚いたとのこと。そのような例も本校では初めての経験です。

先生にとって「教員=教える+○○(新しい役割)」の○○にあてはまるこれからの教員のありかたとは―

教員=教える+いろいろなことに興味を持たせること

今後、将来に向けて生徒にはいろいろなことに興味の幅を広げてほしいと思います。自分のことだけではなく、他人や社会にも目を向けていくことが大切ですし、そのように働きかけていくのが教員の重要な役目なのでしょう。
本校ではアクティブラーニングを推進していますが、例えばスタディサプリの動画を授業で視聴し、「この動画ではこのように言われているがどう思うか」など、生徒に意見を求めるといった授業展開も考えられます。自ら進んで課題について調べ、意見を持てるような姿勢を育てていければと思っています。

淵江高等学校(東京都)

  • 学 科:普通科
  • 生徒数:1学年238名 2学年221名 3学年223名

この事例で取り上げられたサービス

関連事例

導入に関するお問い合わせ・ご質問

学校向けスタディサプリの
導入に関するご質問・ご確認は、
お気軽にお問い合わせください。