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“作り上げていく”教材で 1年次からの「学び直し」を習慣化させる

大商学園高等学校(大阪府)
2019.02.21 学習
学び直しプロジェクトチームチーフ・国語/蔵谷先生(写真中央)、英語/森﨑先生(写真左)、数学/國本先生(写真右)
課 題

中学校での既習事項が定着していない生徒が多く、大学受験レベルの学習に対応できないことがある

学び直しの一環として家庭学習を勧めているが、目立った学習効果が見られない

活用
ポイント

学び直し用課題を配信の翌週、内容理解テストを実施。基準に満たない生徒には、放課後に補習授業を行う

朝または放課後に教室での視聴時間を設けるなど、生徒が確実に動画を視聴する仕組みを設けた

受験間際のサポートから学んだ 1年次からの計画的な学習の重要性

スタディサプリに注目したのは、本校が抱える「学び直し」の課題はもちろん、「受験対策」にも対応できるサービスだったからです。本校では長年、中学校の既習事項が身についていない生徒の多さが課題となっていました。フォローのために家庭学習を推奨していましたが、そもそも基礎学力も充分でないことが多いうえ、自ら学習する習慣が定着していないため、取り組みはするものの、目立った学習効果が上がらない状況が続いていました。

導入のきっかけは、一昨年担当した3年生のクラスの受験勉強。いろいろな面で学習が追いついておらず、受験で戦うには学力が不足しているのが見て取れました。可能な限り補習も行いましたが、明らかに時間が足りません。効果的な学習法を模索していた時、目に留まったのがスタディサプリでした。

当初は希望者のみを対象にしたトライアルとしての導入でしたが、短期間ながら、熱心に使用した生徒の成績が安定したことから、効果に手応えを感じました。それと同時に、きちんと使用しなかった生徒に対しては、受験の年にもかかわらず、まだ学習の習慣が定着していないという別の課題を感じました。スタディサプリを通じて「3年次に学び直しを行っても限界がある」と気づかされた経験から、受験を目前にした3年生ではなく、余裕のある1年生のうちから、段階を踏んできちんと学習させたいという思いが強くなり、今年度は1年生のタブレット導入に併せて、スタディサプリも本格導入する流れとなりました。

教員のひと工夫を加えて作り上げていく新鮮な教材

今回、スタディサプリを改めて導入した主な目的は、学び直し促進のため。生徒に早い段階から中学校の既習事項を見直してもらい、それを家庭学習として取り組ませるためです。もともと教員が対応していた役割を、スタディサプリに引き継いでもらったわけですが、いつでもどこでも勉強できるというのは、この教材ならではの大きなメリットです。

本校で活用しているスタディサプリは、講義動画、宿題配信機能、苦手克服課題の配信です。学習の中心となるのは、1年生では英語・国語・数学の弱点分野、2年生は英語の文法や読解など。講義動画は、理解できるまで何度も視聴できるし、必要な箇所だけピンポイントで見られるのも、無駄がなくていいですね。講義動画を最大限に活用し、最終的に進路を文系から理系に変えた1年生がいますが、新しく入った理系クラスでも問題なく、安定した成績を収めています。スタディサプリを正しく活用すれば、大きな進路変更にも対応できる確かな学力がつくのだと、改めて実感しました。以前は形骸化していた家庭学習が、スタディサプリの導入によって、有効に活用できるようになってきたことで、このような効果が少しずつ現れてきたのだと感じています。

さまざまな面で魅力的な教材ではありますが、教員によるサポートは不可欠だと思っています。本校では、宿題もただ配信するだけではなく、週明けの朝にテストを行い、合格基準に満たない生徒に対しては、放課後に補習授業を行っています。また、2年生の一部のクラスでは、生徒の部活動の有無に合わせて、朝または放課後の部活の後に、教室などで講義動画を視聴する機会を設けています。またある時、配信された宿題を見忘れた生徒を居残りさせて視聴させた際に、内容の補足やメモの取り方に至るまで、逐一説明したところ、「メモってこういう風に取るんだ」とか「すごくよくわかった」など、生徒の顔が輝きました。スタディサプリと教員の両方でサポートできたようで嬉しかったですね。こうした取り組みを重ねることで、生徒の意識も変わりますし、モチベーションも上がります。また、本校の学力の全体的な底上げにもつながります。スタディサプリは、そのまま使ってもいいですが、学校の課題に合わせてカスタマイズできるところに、より大きな魅力を感じます。教員の働きかけや工夫次第で効果が変わる「作り上げていく」タイプの新鮮な教材ですね。「次は何をしよう」と、私たち教員のモチベーションも上げてくれる存在ですよ。

現在、自分が直に担当していない学年へのフォローが遅れがちなので、私が行っている週1の宿題配信などは、今後各教科の教員に任せていく予定です。動画の視聴が定着しない一部の生徒に対しても、根気強く声かけを行っていきますが、必ず視聴しなければならない仕組みづくりも、必要だと考えています。本格導入の初年度につき、いろいろな調整をしながらの稼働となっていますが、気がついたことには、ひとつずつ丁寧に向き合っていきたいと思っています。

探究学習に注力するためのサポートツールとしても期待

本校が何よりも大事にしているのは、物事を深く掘り下げる「探究力」、そして自分の世界を広げるための「コミュニケーション力」です。これらの力を育むにあたって、大切にしているのは日々の挨拶。たとえちょっとした挨拶でも、人との触れ合いのきっかけとなり、そこから始まるコミュニケーションを通して好奇心が刺激され、探究力につながっていきます。

近い将来、探究学習のカリキュラムが本格化します。「探究力」を重視する本校としてもぜひ力を入れていきたいところです。併せて、授業スタイルも柔軟に対応していきたいと思っています。外部の人々と連携して研究する、遠方にフィールドワークに出かける、といった内容を授業に組み込むことができれば、勉強はもっと面白いものになるはず。生徒もそれをこなすだけではなく、自らも深く考え、積極的に外部と関わり合い、学びながら、ユニークな探究力を養ってほしいですね。教員や生徒が探究学習に注力する中、スタディサプリには学び直しや基礎学習などを支えてもらえたら、大変心強く思います。縁の下の力持ちといったところでしょうか。

生徒たちの今後が楽しみです。スタディサプリの活用を通して、勉強することが生活の一部になり、そこから自分の将来の夢をもっと広げてもらえたらと思っています。今はまず、この新しい学習スタイルを通して「勉強って楽しい」と生徒に思ってもらえたら嬉しいですね。

大商学園高等学校(大阪府)

  • 学 科:普通科/特進コース・情報コース・進学コース/商業科
  • 生徒数:1学年411名 2学年390名 3学年417名

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