学校向けスタディサプリ

2019年5月9日(木)

高品質な動画教材の活用で、授業進度を高め、より計画的な受験対応を実現

広島翔洋高等学校(広島)

学習支援

進学指導部長/吉村先生(写真左)、特進コース・数学/国貞先生(写真右)進学指導部長/吉村先生(写真左)、特進コース・数学/国貞先生(写真右)

課題

文武両道を目指す中、クラブ活動を妨げないよう効率的に学習時間を確保する必要がある

5教科7科目の受験科目に対応し、生徒一人ひとりの学習を充実化できる環境を整えたい

取り組みのポイント

特定教科で毎日チェックテストを配信することで、スタディサプリへのログイン習慣を徹底

夏休みの目標学習時間を学年全体で設定し、学習時間の算出にスタディサプリを活用した

  • クラブ活動と学習をいかに両立し、
    文武両道を実現するかという課題

    当校がスタディサプリを導入したのは2013年度。当時から教育界では学校向けの多様なデジタル教材が提供されていたものの、どれも費用負担が非常に大きく、コストや設備面から採用に踏み切れずにいました。

    ただ、学校教育の将来を考えれば、ICTの有効活用は欠かせません。校内でいろいろな検討を重ねるうちにスタディサプリの存在を知り、「高品質でバリエーション豊かな講義動画が、他サービスに比べてはるかに安価に提供されている」ことに大変驚き、新鮮さを感じたのを覚えています。

    文武両道を掲げる当校では、スポーツをはじめとするクラブ活動にも力を注いでおり、放課後の補習時間を確保しにくいことも課題でした。学校での指導には限界ある中、通学中や家庭での時間を効率的に使えるよう、いかに環境を整備するかが問われていました。

    また、国公立大学を目指す生徒も多い以上、5教科7科目受験への対応も不可欠です。当校のカリキュラム上、社会科では現代社会を優先しており、政治・経済は履修科目となっていませんが、それを各生徒が自主学習できるツールがあれば、受験校の幅は広がります。こうした状況に対し、インターネット端末で生徒一人ひとりが学習の充実化を図れるスタディサプリは適していると判断し、導入を決めました。

    導入当時は、家庭でインターネット環境を持たない生徒もおり、学校で動画視聴できる環境を整えるなどの対策も必要でした。その頃は、講義動画を宿題として配信しても、視聴してこない生徒が多かったのも事実です。そうした場合には、放課後に教室に残して視聴させ、「スタディサプリで学習する」という習慣づけを根気強く行ってきた結果、年度を重ねるごとに生徒の学習姿勢は高まっています。

  • 毎日のチェックテスト配信で
    スタディサプリの活用を習慣化

    現在は、授業の予復習のための宿題配信がスタディサプリの主な活用方法となっています。特に英語では、毎日チェックテストを配信。宿題として課すことにより「スタディサプリは必ず毎日ログインするもの」という意識が生徒に根付いています。毎日ログインすることで、他教科でも宿題が配信されていることに気づかないという状況をつくりません。講義動画は各教員が選択したものを課題として配信しており、家庭学習はもちろん、通学時間などのスキマ時間を有効に使って視聴するよう指導しています。

    今年度の夏休みには、特進クラスの2年生が全体で目標学習時間を設定し、スタディサプリでの学習を含めた総学習時間を算出するといった取り組みも行いました。長期休暇中でも講義動画を視聴することで、学校で授業を受けているのに近い環境をつくれる意義は大きいと思います。既習範囲の抜け漏れが多い生徒であっても、夏休み期間の学習を通して内容の定着を計れます。私たち教員も、スタディサプリ for Teachersで長期課題の進捗を管理・把握できるのがメリットです。

    スタディサプリ導入の決め手のひとつだった講義動画の質の高さは、今でも日々実感しています。他サービスと比較しても抜きん出ており、内容に無駄がなく、よく整理されていることから、さまざまな教員が授業研究にも活用しています。

    講義動画の利用しやすさは、授業進度を上げることにも寄与。教科書を前倒しで進められれば、そのぶん本来強化したい学習に時間を割けます。1、2年生では探求活動やアクティブラーニング、3年生では受験対策のための総復習の充実を図れたのは、スタディサプリ導入後の大きな変化です。

    現状は、各教科で担当教員それぞれの判断に基づきスタディサプリを活用しているものの、今後はより組織的な運用体制を整えていく必要性も感じています。例えば各教科の宿題配信が特定の日に集中しすぎないような配慮も、クラブ活動との両立では欠かせません。また、スタディサプリは非常に優れたツールであるものの、頼りすぎは避けるべきです。あくまで教員主体の授業をいっそう充実化する補助的ツールとして、よりよい活用方法を模索していきたいです。

  • 講義動画を通した理解の深まりを
    生徒たち自身が実感

    スタディサプリを導入して6年目を迎え、授業に対する生徒の姿勢も以前とは変化しています。一般に授業では「わかっていない」生徒が不利になりやすいものですが、スタディサプリで各自予習ができることから、基礎学力にも増してまじめに課題に取り組む生徒ほど有利という傾向が強まりました。「授業を聞いてもどうせわからない」など後ろ向きな態度の生徒が減り、「きちんと動画を見てきたから、当てられても大丈夫」と自信を持って授業に臨む様子が見られます。実際、こつこつ地道に頑張る生徒が試験でも結果を出しています。

    自主的に講義動画を視聴する生徒数は学年が上がるほど増加。特に3年生になるとスタディサプリを塾や予備校の代わりとして考える生徒が多いようで、視聴時間も著しく伸びています。講義動画をきちんと視聴すれば授業への理解が深まり、成績向上につながることを生徒自身が実感しており、「1、2年生のときからもっと見ておけばよかった!」といった声がしばしば聞かれるほどです。

    今後も、学業とクラブ活動の両立サポートは当校の目指すところです。先の見えない時代といわれる今、社会で活躍できる人材になるには勉強だけでは不十分であり、学ぶべきこと、経験すべきことは無限にあります。それに対して有限な時間を生徒が上手に使い、文武両道を実現できる環境をつくることで、学校の魅力を高めていきたいです。

広島翔洋高等学校(広島)

学科:普通科(特進コース、進学コース)/ビジネス科
生徒数:1学年250名 2学年219名 3学年193名

関連事例

ピックアップ事例

活用事例一覧

導入に関する
お問い合わせ・ご質問はこちら