学校向けスタディサプリ

2019年2月21日(木)

一貫性のある進路指導で動機付けを行い 最後まで頑張れる生徒を育てる

天白高等学校(愛知)

進路選択支援

(左下から)進路指導部 理科/孕石先生、保体/島川先生、国語/渡邊先生、(右下から)英語/服部先生、理科/太田先生、数学/長谷川先生(左下から)進路指導部 理科/孕石先生、保体/島川先生、国語/渡邊先生、(右下から)英語/服部先生、理科/太田先生、数学/長谷川先生

課題

大学進学後に描けるキャリアを理解した上で大学選択ができるようになってほしい

進路指導は主に受験指導であり、3年間を見通したキャリア教育はできていなかった

取り組みのポイント

「総合的な学習の時間」を進路探究にあて、その柱となる教材としてスタディサプリを採用

手厚く作られた「スタディサプリ進路」の教材を、進路探究や学年の特性などを考慮して上手に活用する

  • 人生の通過点として進路を考えるための
    広範な情報収集力の育成を重視

    本校は、ほとんどの生徒が大学に進学します。ただ、大学進学が人生のゴールではありません。重要なのは、大学入学後にどのようなキャリアが描けるかを理解した上で大学選択をすること。そのためには、とにかく職業や進学先に対する関心を深め、知識を増やしてほしいという思いがありました。新しい仕事がどんどん生まれてくる時代なので、幅広くアンテナを張る力をつけさせて卒業させたいと思っています。

    1年生は単に苦手な教科があるからといった理由で進路を決めるのではなく、将来から逆算した形で文理選択をしてもらいたい。2年生は興味、関心、得意不得意、家庭環境なども含めて自分がどういう人間なのか、すなわち「自分の見える化」を図った上で3年に進級してほしいと考えています。どのような方向に進んだらやりがいのある仕事に出会えるか、その通過点として卒業後の進路をどうするべきか。その意味で、選択肢は大学だけとは限りません。公務員試験を受けて早く社会に出た方が良い生徒もいますし、大学院で研究してから社会に出たほうが良い生徒もいます。生徒が選ぶ選択肢に正解はないと思いますが、できるだけミスマッチを起こさないようにする。そのためには、やはり情報収集が大切ですし、それをフォローするのが進路指導の役割だと考えています。

  • 進路指導の柱となる一貫性のある教材として
    手厚く丁寧に作られたスタディサプリを採用

    • 適性診断の結果を見ながら、職業人調べをしている生徒たち適性診断の結果を見ながら、職業人調べをしている生徒たち

    「スタディサプリ進路」を導入するきっかけとなったのは、3年前に「総合的な学習の時間」を見直し、キャリア探究を行うことになったことです。それ以前も進路指導を行っていましたが、主に受験指導であり、3年間を見通したキャリア教育はできていなかった。「総合的な学習の時間」のカリキュラムを作成するにあたって、6時間1クールとの考えで、一貫性のある教材が必要と考えました。そんな時に出会ったのが「スタディサプリ進路」です。教材を初めて目にした時、その質と量に驚きました。職業教育、大学研究、学部研究など、必要な時期に必要な教材が用意されており、中でも『未来事典』は他の進路教材と比べられないほど情報量が多く、また、『進学事典』は分野ごとにまとまっており、フォーマットも統一されているので、どんな大学がどんな学部を持っていてどんなことをやっているのかが見やすく、探しやすく、比較もしやすい構成になっています。

    教員がこれだけの教材を集めるのは簡単ではありません。何より時間がかかります。さらに、「スタディサプリ進路」は無料で利用できるということもあり、導入することにしました。導入の最大の決め手となったのは、リクルートの担当者が親身だったことです。本校が抱える課題を解決するための教材の活用方法について、一緒に考えてくれました。また、教材を導入するにあたって講演を行っていただきましたが、生徒や教員の興味を惹く内容で、講演のスキルも他にはない強みだと感じました。

    「スタディサプリ進路」の教材は優れているものの、教材にすべてを頼るのではなく、それをどのように活用していくかは教員側の課題です。その意味では、他社の教材や教員の手作り教材を活用することも有効な選択肢の一つ。実際、他社の教材を用いて学内で社会について知識を深め、新聞の切り抜き作品を作ったり、オープンキャンパスに参加したあと教員の手作り教材を用いて学校研究を促したりしています。また、進路探究には時間がかかります。「スタディサプリ進路」は情報が多いので、取捨選択していかなければいけない部分もあります。それに、本校の生徒の特性に合った指導の工夫も必要です。また、新しく学校へ赴任してきた教員と、教材の活用について認識の共有を図ることも大切だと感じています。

    • 適性診断の結果を見ながら、職業人調べをしている生徒たち適性診断の結果を見ながら、職業人調べをしている生徒たち

  • 教員の意識の共有が図られ、
    受験の最後まで頑張れる生徒が増加

    • スタディサプリ進路の『進学事典』を見ながらワークシートに書き込みをしている生徒の様子スタディサプリ進路の『進学事典』を見ながらワークシートに書き込みをしている生徒の様子

    「総合的な学習の時間」の中で、「スタディサプリ進路」を活用しながらキャリア教育を3年間行ってきた結果、生徒の進路選択に対する意識に変化が見られるようになりました。例えばオープンキャンパスに参加する前に「スタディサプリを使ってきちんと調べないといけないな」と発言している生徒が何人かいました。これは、オープンキャンパスの価値を再認識する生徒が増えている証だと捉えています。キャリア教育をはじめたばかりということもあり、このように考えられる生徒はまだまだ多くはありません。ただ、何かのタイミングで何人かの生徒が変わり、継続していくことでまたどこかのタイミングで何人かの生徒が変わっていく、ということの積み重ねが大切だと考えています。

    また、「スタディサプリ進路」を活用してキャリア教育を行うようになり、県外の国公立大学に目を向ける傾向が強くなってきています。近隣の私立大学への進学で済ませるのではなく、遠方であっても自分の目的に沿った国公立大学を目指す生徒が増えてきました。キャリア教育を通じて教員から動機付けすることで、志望する分野を変えたり、安易な選択を見直すなど生徒の意識が変わり最後まで踏ん張れるようになってきたのだと思います。こうした結果は、一貫して利用できる進路教材があったからこそであり、進路を指導教員の意識の共有が図られ、経験のある先生とない先生の差が小さくなったからだと考えています。

    進路についてきちんと向かい合う時間を設け、軸となる優れた教材を使って進路指導を進めていくことは、学校全体としても、生徒一人ひとりのことを考えても、とても大きな価値があることだと感じています。より多くの情報収集を支援し、その中から適切な進路選択ができるようになり、第一志望の大学に進学する生徒が少しでも増えていくように、これからも指導していきたいと思っています。

    • スタディサプリ進路の『進学事典』を見ながらワークシートに書き込みをしている生徒の様子スタディサプリ進路の『進学事典』を見ながらワークシートに書き込みをしている生徒の様子

天白高等学校(愛知)

学科:普通科
生徒数:1学年360名 2学年359名 3学年356名

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