学校向けスタディサプリ

2018年12月7日(金)

2年次での自己探求・進路探求を深め 志望理由をしっかり書けるように指導

苫小牧南高等学校(北海道)

進路選択支援

地歴公民担当/内山先生、英語担当/奥先生、進路指導部長・体育担当/持川先生地歴公民担当/内山先生、英語担当/奥先生、進路指導部長・体育担当/持川先生

課題

志望理由書の書き方指導において、具体的な進路イメージを持っていない生徒への指導が難しい

「自分の長所」を書けない生徒が多く、より深い自己分析が必要だった

取り組みのポイント

「適性診断」や各種ワークシートの活用により、自己分析の機会を増やす

推薦入試を利用する生徒の「面接ノート」との連動で、自己探求・進路探求の深堀りを図る

  • 「自分の良いところ」を書けない生徒に
    必要だったのは「自己理解」の深堀り

    本校は全日制普通科高校として、平成22年より「自ら考え、自ら選び、自ら学ぶ」という考えに基づいて単位制を導入しました。生徒一人ひとりの興味や希望進路に合った自由な科目選択が可能になり、従来の「文系」「理系」といった分野に加えて、指導が難しかった「看護系」や指導が難しかった「芸術系」のような科目でも、基礎から応用まで一貫して取り組むことができるようになりました。現在は、生徒の多様な進路の実現に向けて、習熟度別による授業展開や、系統的なキャリアプランに基づく「総合的な学習の時間」によって、きめ細やかな対応を行っています。

    「スタディサプリ進路」導入のきっかけは、志望理由をしっかり書けるようにする指導のため、より深い自己探求の必要性を感じていたからです。以前より、志望理由の書き方指導には、2年生の秋頃に6~8時間かけて行うなど力を入れていました。進学志望の生徒には800字、就職志望の生徒には600字のボリュームで書かせていました。ところが、この時期に具体的な進路イメージが定まっていない生徒も多く、その分量の文字数を埋めていくことにハードルを感じているようでした。指導の時期を後ろ倒しにすることも検討しましたが、推薦入試やAO入試を利用するとなると、早い段階で志望理由書を書かなければなりません。2年生の時点で、生徒の進路イメージをいかに具体的なものにできるか。それが課題でした。

    「スタディサプリ進路」を導入する前は、1年次に他社の適性診断テストに取り組んでいましたが、2年次に「自分の良いところを10個書きなさい」と生徒に問いかけたところ、筆が進まない生徒が数多く見受けられました。生徒の自己理解を深め、さらに進路イメージを具体的に持たせることができる教材を探していたところ、スタディサプリ進路の「適性診断」をご提案いただきました。

  • 自分でも他人でも見えていない
    本来の自分を浮かび上がらせる「適性診断」

    「スタディサプリ進路」は適性診断からワークシートへの流れが良く、具体的な進路イメージを持っていない生徒でも取り組める内容で、本校の生徒には最適な教材でした。また、教材だけでなく、専門の講師を派遣してもらえるなど、フォローがしっかりしている点からも導入を決めました。

    初年度はまず、2年次の3月に、「志望理由書書き方講座」受講希望者を対象に「適性診断」を実施しました。90分の枠で行ったため、適性診断テストの結果に反応する以上の時間が取れませんでしたが、それでも以前より自己理解が進んだように見受けられました。2年目には、3年次の7月に進学希望者に「適性診断」の結果を用いて「志望理由・小論文BOOK」や「自己理解シート」「志望理由の練習シート」を活用し、「志望理由書」書き方講座を実施。就職希望者には「就職活動を知ろう、準備しよう」DVDを活用しました。適性診断は、いわば「見えない窓」とも言うべき、自分でも他人でも見えていない本来の姿を浮かび上がらせてくれました。明るく楽しい表現で勇気づけられる生徒が多かったと思います。また、ワークシートはいきなり「志望校について書かせる」というハードルが高い形式ではなく、適性診断結果を見ながら順を追って穴埋めをするだけで自然と自己理解が深まる内容になっている点が良かったと思います。

    推薦入試を利用する生徒には、毎年「面接ノート」を書かせています。「適性診断」の解説会に参加した看護志望の生徒の面接ノートの内容は、教材活用前に比べて中身やボリュームが格段に変化しました。「未来マップ」という手法で、考えを構成する要素を書き出し、それぞれの結びつきを考えていますが、かなり深い視点で自分の得意や苦手を分析できていて驚きました。「適性診断」の結果を読み込んで、分析結果に出てきた言葉を盛り込んでいる様子がひと目でわかります。この生徒は、志望校のオープンキャンパスに参加した際に、想像と異なる部分があり、志望校を検討し直しましたが、しっかりと自己分析をしていたことで、苦労することなく志望校を決定できたようです。

    • 歴代の先輩が資料として残してくれる「面接ノート」歴代の先輩が資料として残してくれる「面接ノート」

    • 適性診断の結果を受け取った後に変化した看護志望の生徒の面接ノート適性診断の結果を受け取った後に変化した看護志望の生徒の面接ノート

  • 「スタディサプリ進路」を活用し
    広い視野で早期に進路決定できる生徒を育成

    「スタディサプリ進路」の活用で、生徒から出てくる言葉が変わってきたのは良い変化だと思います。また、自己分析の機会が増えた結果、初めて目にする志望理由書もスムーズに取り組めるようになり、手ごたえを感じています。

    今後の進路指導方針としては、より早期の進路決定を促したいです。進路決定が早いほど第一志望の合格率が高い傾向があるため、「3年生の0学期」、つまり2年生の冬休み明けには志望校に向けて学習を始めているのが理想的です。本校は地元志向の生徒が多いのですが、「自宅から通える」という進路選択の視点ではなく、「学びたい」「なりたい」など幅広い視点で進路を選択していけるよう、指導していきたいと考えています。そして、生きがいを持ち、自分で人生を切り拓いていける生徒を社会に輩出していきたいです。

苫小牧南高等学校(北海道)

北海道 苫小牧南高等学校
学科:普通科
生徒数:1学年200名 2学年194名 3学年193名

関連事例

ピックアップ事例

活用事例一覧

導入に関する
お問い合わせ・ご質問はこちら