学校向けスタディサプリ

2018年9月20日(木)

多様な業界・企業の人材ニーズを把握し、 より現実に即した進路指導へ

山崎高等学校(兵庫)

進路選択支援

3学年主任/中藤先生3学年主任/中藤先生

課題

生徒が「自分ごと」として進路を考え始める時期が遅く、教員の対応も後手に回りがち

社会に出て行く上で重要な「企業が求める人材ニーズ」に関する情報が得にくい

取り組みのポイント

「スタディサプリ進路」で紹介する各学年のステップを参考に、従来より前倒しした進路指導を実施

リクルートが開催する講演会を活用し、社会情勢や企業・業界の動向について積極的に理解

  • 「社会」という目線から高校生を捉える
    リクルートという会社への期待

    本校は、普通科のほか、林業を中心に森林について広く学ぶ森林環境科学科、衣・食・ヒューマンサービス(保育・福祉)の3つを柱に学ぶ生活創造学科を持ちます。将来に向けて多様なベクトルを持つ生徒が集まるのが本校の特色であり、全方位に気配りしながら、進学希望者・就職希望者それぞれへの進路指導に当たる難しさは、私たち教員が常に感じるところです。

    「スタディサプリ進路」を導入する以前に、課題となっていたのが「生徒が『自分ごと』として進路を考え始める時期が遅い」という点でした。将来に向けたスタート地点は、まず自分は何も知らない、いわば「無知」の状態にあると気づくことだと思っています。そのことに早く気づいた生徒ほど、進学・就職への活動を充実させる傾向にあります。高校での成績に満足してしまうのではなく、常に外に目を向けさせ、広い世界から自分を客観視できるような生徒指導を重視してきました。

    以前は他社が提供する進路指導ツールを活用していましたが、2016年度を迎えるにあたってリクルートの営業の方から「スタディサプリ進路」をご紹介いただいたのを機に、視野を広げて指導の刷新を図る目的から、その採用を決めました。各種教材の見やすさや、『適性診断』をもとに生徒が自分の将来を考えられる点にメリットを感じたからです。

    私自身は、リクルートに対して就職・転職支援を中心とした「社会人サポート」の企業という印象を強く持っていました。多様な企業の現場や社会を知り、豊富な就職情報を持った会社が進路支援に参入するのは、他社とは違う大きな特長でしょう。高校生と同じ目線から社会を見るというよりはむしろ、一歩進んだ社会の目線から高校生を捉え、さまざまな情報を提供してくれるのではという期待がありました。

  • 進路選択のスタート時期を前倒しし
    先回りした指導で質の向上を図る

    スタディサプリ進路には、『進学事典』をベースにした学年ごとの活用プランがあります。それを参考に、進学希望者には、1年生の3学期から「学校比較」をはじめ、2年生でオープンキャンパスに参加して学部・学科を検討、2年生3学期には「志望校決定」に目を向けられるよう指導してきました。従来は生徒の状況を見ながら指導計画を立てていたことから、どうしても対応が後手になりがちでしたが、「スタディサプリ進路」を活用したことで先回りした指導ができるようになりました。「志望理由書の作成」を3年生1学期から2年生3学期へと前倒ししたのも、本校では初の試みです。早期にスタートを切ることで、下書きから添削、修正を経て、提出用の本番書類作成まで、十分な時間を確保することで、質を高めることができました。

    また、非常に良かったのは「スタディサプリ進路」に付随したサポートとして、リクルートによる生徒向けの「進路講演会」を開催していただいたことです。企業では今どのような人材が求められているのか、そのために高校生の立場から何をすべきかなど丁寧に解説いただきました。長年社会人の就職・転職支援を行ってきた企業の視点が活かされた講演会で、生徒たちにとって学ぶものが多い貴重な機会だったと思います。

    2017年、2018年の5月には、2年生、3年生の保護者向けに講演会を開催いただきました。生徒の進路選択に大きな影響を与える保護者に対し、世代間のギャップを踏まえ、いかに子どもたちに向き合っていくかをお話いただいた意義は大きいものでした。

  • 自分の志向性にあらためて気づき、
    進路を見直す生徒が増加

    3年前に「スタディサプリ進路」を導入した本校にとって、現3年生は1年次から3年間を通して「スタディサプリ進路」で学んできた最初の学年です。導入前に比べて、生徒が進路を考える時期は確実に早まったと感じています。意識が高い生徒の口からは、非常に早い段階から具体的な大学名や学部名が出てきますし、以前に比べて教員に相談する内容も具体的になっています。

    もう一つの大きな変化は、小・中学生時代から漠然と考えていた進路をあらためて見直す生徒が増えたことです。これまでしばしば見受けられたのが「両親が看護士になることを強く勧めているから、自然と目指すようになった」といった保護者の意見に受け身なケースでした。しかし、『進学事典』などを通してさまざまな可能性を知る中で、保護者とは違った志向性を持つ自分に気づき、進路変更の相談に訪れる生徒もいます。生徒が自ら真剣に将来に向き合うようになった良い傾向だと思っています。

    地域の過疎化に伴う生徒数の現象など、本校を取り巻く環境は近年大きく変化しています。そうした中であっても、私たちが目指すのは、本校で学んだものを活かして社会で活躍できる生徒を育てることです。生徒たちが変化し続ける社会への適応力を高めていけるよう、「スタディサプリ進路」の各種ツールを適切に活用し、より良い指導を目指していきます。そのためには私たち教員が、各業界・企業の現状や人材ニーズを的確に把握することも重要でしょう。リクルートには、教員向けの講演会の開催を期待しています。日々の業務の中で、私たちには教育業界以外の動きが見えづらい面もあり、就職をめぐる実情や、現実の厳しさを含めた情報提供をいっそう充実させていただけるとうれしいです。

山崎高等学校(兵庫)

学科:普通科、森林環境科学科、生活創造科
生徒数:1学年210名 2学年229名 3学年221名

関連事例

ピックアップ事例

活用事例一覧

導入に関する
お問い合わせ・ご質問はこちら