これは、2年次の総合学習の中心となる課題研究に関しても同じこと。「将来を見据えて」というより、自分の興味や関心といった「好きなこと」をベースにテーマを設定するので、研究ではなく単なる調べ学習で終わってしまいがちです。そんな時に目に留まったのが、将来の目標への道筋をつけてくれる「スタディサプリ進路」です。私たちが考えたのが、「進路学習から課題研究へ」という流れ。2年生の1学期に「大学研究」と「将来何をしたいのか」という2点について考えた上で、2学期以降の課題研究に進んでいく形をとりました。
「スタディサプリ進路」の導入から実施に至るまでの流れはスムーズでした。学年の課題研究担当の教員と進路指導担当の教員で事前打ち合わせをし、連携したことが、功を奏したのでしょう。私も進路指導部に属する身として、テキストやワークシートにも目を通し、毎週1回行われる学年会で使い方を担任の教員に伝達しました。教員たちもこの新しい取り組みに積極的かつ協力的でしたし、いろいろな面で授業の実施が楽しみでした。