「スタディサプリ進路」導入のきっかけは、志望理由をしっかり書けるようにする指導のため、より深い自己探求の必要性を感じていたからです。以前より、志望理由の書き方指導には、2年生の秋頃に6~8時間かけて行うなど力を入れていました。進学志望の生徒には800字、就職志望の生徒には600字のボリュームで書かせていました。ところが、この時期に具体的な進路イメージが定まっていない生徒も多く、その分量の文字数を埋めていくことにハードルを感じているようでした。指導の時期を後ろ倒しにすることも検討しましたが、推薦入試やAO入試を利用するとなると、早い段階で志望理由書を書かなければなりません。2年生の時点で、生徒の進路イメージをいかに具体的なものにできるか。それが課題でした。
「スタディサプリ進路」を導入する前は、1年次に他社の適性診断テストに取り組んでいましたが、2年次に「自分の良いところを10個書きなさい」と生徒に問いかけたところ、筆が進まない生徒が数多く見受けられました。生徒の自己理解を深め、さらに進路イメージを具体的に持たせることができる教材を探していたところ、スタディサプリ進路の「適性診断」をご提案いただきました。