活用事例

通信制の生徒の多様性を尊重し
幅広さと細やかさを兼ねた学習サポートを

啓新高等学校 通信制課程(福井県)
2021.06.28
担任/荻原先生
 
課題
  • 生徒は様々な経験を経て入学・転入しているので、幅広い学習範囲においての学び直しが必要だった。
  • 近年、大学進学を目指す生徒が増加。大学入試対策を支援する学習ツールが必要になった。
 活用ポイント
  • 学び直しや大学入試対策用のツールとして活用。自学自習教科である地歴公民と理科の補助ツールとしても使い、講義動画を視聴した後に確認テストを利用している。週課題として『TEPPAN英単語』をひとつ、週末課題として大学入学共通テスト対策課題の配信を行う。
  •  生徒の取り組みを1ヶ月ごとに表にまとめ、その内容を生徒とメールで共有。頑張った点などを評価することで、学習の動機付けにつなげた。
 活用効果

 

 

  • 導入初年度ではあったが、使い勝手の良さと教員からの声かけの相乗効果で、継続的に活用する生徒も現れ、当初の目的である、大学入試用の学習ツールとして役立った。
  • 『スタディサプリfor TEACHERS』を通して、これまで把握しづらかった家庭学習状況を可視化。生徒に必要なサポートが明確になった。

多様なバックグラウンドを持つ生徒のために
学び直しと大学入試対策を兼ねた学習ツールとして採用

本校は、中学や高校で不登校になった生徒が、再び立ち上がり、挑戦できる機会を作りたいという想いのもと、10年前に創立されました。中学卒業後に入学する生徒、別の高校に入学したけれど学校生活につまずいて転入する生徒など、さまざまなバックグラウンドを持つ生徒がともに学んでいます。入学相談時には、生徒の置かれた状況を詳しく聞き、必要なサポートを一緒に考え、話し合う時間を設けます。入学後は担任がついて、一人一人の生徒に合った学びを念頭に、学習面はもちろん、生活面にも気を配っています。

学校を長期で休んでいた場合には、幅広い範囲での学び直しが必要となります。以前から、中学校の既習範囲を学び直すため他社のツールを活用していました。近年は、大学進学を目指す生徒が増えたため、大学入試対策にもなる教材はないかと探していた折に、『スタディサプリ』を知る機会に巡り合ったのです。

当時、本校には県の模試で1位をとる生徒がいて、難関私大入試の英語で満点を獲得したほどでした。その生徒に学習方法を聞いてみたところ、『スタディサプリ』の人気講師の英文法講座を、最初から最後まで通して視聴していたことがわかったのです。興味をかき立てられ、調べてみたところ、コンテンツが充実していることに加え、スマートフォンで視聴できる手軽さも魅力。通信制の生徒向きの教材だと確信しました。

また、クオリティの高さに対して、料金がリーズナブルなことも導入を決定づけたポイントでした。偶然にも、本校の全日制でも『スタディサプリ』を活用していたので、担当教員から直接話を聞き、メリットを再確認。生徒からも話を聞いたところ、テレビCMが流れているため、名称を知っている生徒も多く、前向きに活用してもらえそうだという印象を受けました。このような理由から、検討から導入に至るまでの流れは割とスムーズでした。

活用を開始したのは、昨年度の1学期からです。コロナ禍で一斉休校期間のタイミングでしたが、幸いその直前に導入が済んでいたので、家庭での自学自習に大変役立ちました。長期にわたる休校で、最初はどうなることかと思いましたが、生徒は自宅で学習を継続することができました。教員も『スタディサプリfor TEACHERS』のおかげで、生徒の日々の学習量を把握でき、無事に休校期間を乗り越えることができました。

継続的な自学自習の習慣づけを目指し
教員の見守りと声かけで生徒のモチベーションをアップ

※実際に教員から生徒へ配信されたメール
※月次で学習進捗を提示し動機づけに



通信制高校に通う生徒の学力層は本当に幅広く、個々のレベルを把握するまでに少々時間を要します。その点、『スタディサプリ』は守備範囲が広く、多様な学力層に対しても、柔軟に活用できるのが魅力です。学び直し用としてはもちろん、大学進学を希望する生徒が、自分の学力レベルに合わせて講座を選択して学習できるのも、重宝しています。また、本校では、大学受験のための地歴公民と理科は基本的に自学自習していますが、生徒は『スタディサプリ』の動画も視聴し、『確認テスト』を受けた後に、手持ちの問題集を解くというフローで活用しています。

導入してからまだ日が浅いですが、『スタディサプリ』の学習を通じて、こつこつ学ぶ習慣がついてきた生徒がいます。昨年度は、大学入試を見据えてコンスタントに6~7時間取り組んだ生徒もいれば、コロナ禍での休校時から毎日欠かさず視聴し県の模試で偏差値を10上げた生徒もいます。活用方法にはまだまだ改善の余地がありますが、今年度は、教員側から角度を変えたアプローチを試していきたいですね。その意味で『スタディサプリfor TEACHERS』はとてもありがたい存在。通信制高校は生徒の登校日数が少ないので、メインの学びの場である自宅で、どのように自学自習しているのか、これまでは十分に把握できず、はがゆい思いをしていました。ところが、『スタディサプリfor TEACHERS』を使い始めてからは、家庭学習の状況が一気に可視化され、生徒に必要なサポートも一層クリアになってきました。

昨年は月ごとに、生徒の1ヶ月の学習量を表にして、頑張った点などをメールで声かけしていました。「こんな講座をよく見ていたね」「これだけの量をこなしたね」といった内容ですが、それに反応して頑張って継続してくれる生徒もいました。生徒の頑張りをきちんと把握できて、その頑張りに対して声をかけられるきっかけを生み出してくれるのは、とてもありがたいことだと思います。
通信制高校には、学期の途中から入学してくる生徒もいます。生徒がスタディサプリを始めるにあたっては、教員はそのつど、自身で情報を入力する必要があります。その点はちょっと手間がかかりますが、作業自体はまったく問題ありません。何かあれば、リクルートの営業の方に電話で相談できます。また、操作の仕方がわからなければ、サポートセンターとパソコンの画面を共有して手順をナビゲートしてもらえるので、入力作業でストレスを感じることはないですね。

『よのなか科』や資格試験の対策講座に着目
5教科以外のコンテンツにも期待

『スタディサプリ』は、主に学び直しや進学のためのツールとして活用していますが、今後はもう少し活用の幅を広げて、資格の取得などにも役立てていきたいと思っています。今年度は、全商簿記実務検定の受験を考えている生徒が何名かいるため、本校全日制課程の情報商業科の教員が対策授業を行っているのですが、自宅での学習用に『スタディサプリ』の簿記対策講座を薦めたそうです。『スタディサプリ』には他にも資格取得のための講座もあるので、活用しない手はありません。公務員試験なども高校生にとっては難関試験ではありますが、『スタディサプリ』の公務員試験対策講座をうまく活用して、目標に向かって挑戦する生徒を、少しでも応援できたらと考えています。

あとは『よのなか科』のコンテンツを利用して、何か新しいことができたらいいですね。生徒の中には『よのなか科』のファンもいます。授業にうまく織り交ぜることで、視野を広げる機会を提供したいと考えています。『よのなか科』は生徒の感性に響くよう、構成された素晴らしいコンテンツ。そして今の生徒は文章で理解するより、ビジュアルで感じる世代。文字が多い記事よりも、音声付きの動画の方がストレートに伝わりますし、心にも残りやすい。今の高校生の特性をよく踏まえた講座だと感心します。そして何よりも、「勉強」以外のことを学べるのが魅力ですよね。個人的にも気に入っています。

最後に、本校は不登校でつまずいた生徒が再び立ち上がり、自分の夢を見つけ、それに対して挑戦できるよう、支援する学校でありたいと思っています。それは、今もこれからも変わりません。生徒は一人一人が違うバックグラウンドを持ち、異なる環境の中で学んでいます。通信制高校における教員の役割は、このような生徒の多様性を尊重しながら、個々の生徒に合ったオーダーメイド的な指導を行うことだと考えています。

生徒が自分らしく過ごせる環境を整え、卒業後には社会でたくましく生き抜く力を身につけてもらいたい。そのためには、どんな力を付けていくと良いか、いつもスタッフみんなで考えます。生徒を個別にサポートすることは大変だと思われがちですが、教員の誇りでもあります。教員として何ができるのか、自分たちの新たな可能性を見出す挑戦を続けていきたいです。
啓新高等学校 通信制課程(福井県)
学科:普通科 国際科 農業環境科 福祉科 
生徒数:1学年248名 2学年249名 3学年178名 (R3年度)
この事例で取り上げられたサービス
スタディサプリ

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