活用事例

休校期間を経て、区内全47小・中学校で一斉導入。
授業も宿題も、レベル別の個別学習へと進化

北区立王子第五小学校(東京都)
2021.03.04
写真左から 杉田 里絵先生(音楽専科)、田畑 春奈先生(ICT担当)、市野 佑弥先生(算数少人数指導担当)
課題
  • コロナ禍における休校期間中の自宅学習を促進する必要があり、教員自ら指導動画を作成していたが、負担も大きく、何らかの対策が求められていた。
  • 児童が主体的に学ぶ家庭学習のあり方を検討する必要があった。
  • 週末や長期休暇にどのような宿題を出したらよいのかを検討しなければならなかった。

 

 活用ポイント
  •  週末や長期休暇の前に、課題を予約配信。児童は保護者のサポートのもと、家庭学習を進めている。
  •  学習に対してのフォローが必要な児童のために実施する「補充教室」では、それぞれの進度に合わせた課題を取り組ませることで学習の補充を行っている。
 活用効果
  •  興味を持った科目についても、進んで学習しようとする児童が多く見受けられるようになった。
  •  今後、授業のすき間の時間にも『スタディサプリ』の活用を検討し、さらなる個に応じた学習の充実化を図りたい。

休校期間中の自宅学習を支援する、教員の負担が増加
北区でスタディサプリの一括導入が決定し、活用がスタート

本校は、「知」(全ての児童に確かな学力を、学びの喜びが実感できる授業を)、「徳」(人のために尽くし、共に生きようとする豊かな心を)、「体」(健康でたくましい体づくりを)を教育目標に掲げて、子どもたちが健やかに、楽しく学べる教育環境づくりに力を入れています。

昨年、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一斉休校した影響を受け、本校でも自宅学習や週末学習を促進させる必要がありました。『スタディサプリ』については、テレビCM等で見聞きしている教員も多く、以前から関心を寄せていましたが、導入する以前は、教員自ら動画を作成し、教科書とプリントを連動させて、家庭学習に取り組ませていました。その際、動画で不足するものは、オンデマンドの無料動画を利用していましたが、やはり新たな指導動画も必要でした。何より、動画作成自体に手間がかかるため、教員の負担が増えていたことも課題でした。

そのような折、北区教育委員会での検討を経て、北区内全47小・中学校でのスタディサプリの一括導入が決まりました。本校では、すでに他のICT教材を導入していたため、スムーズに導入できましたが、実際には登録作業や、利用環境に関連した問い合わせの対応に時間が割かれました。小学生ということもあって、アカウントの管理は難しく、また、家庭の通信環境もそれぞれのため、自宅の機器を預かって設定して戻すというような対応を一つ一つ行いました。

学校と家庭が連携して活用をサポート
進度に合わせた学習を促進

具体的な活用方法としては、担任がクラスの学習状況に合わせて教科を選択し、週末の課題として配信を行っています。算数は基礎・入門編を中心に配信しています。教員は平日に「予約配信」機能を用いて課題を設定し、「テストのみ」「動画を見てからテストを受ける」「テストを受けてから動画を見る」という3種類の課題配信方法から選択して行っています。

週末や祝祭日、長期休暇に課題配信するため、各家庭で児童の学習をサポートいただく良い機会になっているようです。また、毎週水曜日には、学習内容につまずいたり、十分に理解できなかったりしている児童を対象にした「補充教室」を開催。教室の中でもスタディサプリが活用されています。苦手な単元は児童一人ひとり異なるため、わからない問題に出会ったときでも、以前に習った単元まで戻って学習できる点は、本校の補充教室に適した教材だと思います。

また、教員は児童一人ひとりの学習状況を把握できるため、取り組めていない児童には、週明けの月曜日に「今週は取り組む時間がなかったの?」などと随時声かけしています。時には、私も直接コメントを書くなど、『スタディサプリ』は児童とコミュニケーションを図るツールとしても役立っています。今後は、宿題を配信する際に、習熟度別にグループを作成し、そのグループに合った内容の宿題を課して、よりレベルに合った個別学習を促していきたいと思います。

自らの興味に応じて、
進んで「自学」する児童が現れた

『スタディサプリ』を導入してうれしかったのは、興味を持った科目の講義動画を先取り学習する子が出てきたことです。例えば、中学校の範囲の講義を視聴する6年生が現れたり、4年生で学習する「星や月の動き」の学習のあとに、6年生の「月の満ち欠け」の単元を先取りして自分から視聴したり、つまずいてしまった小数や分数の計算の学び直しをしたり。児童それぞれの興味や学習状況に合わせて学習を進める姿が見られました。このように、『スタディサプリ』が「自学」を後押しするツールとして根付いてきたことは、とても良いことだと思っています。

また、今後は、授業中のすき間時間にも活用していきたいと考えています。国語の作文や、社会の“新聞をつくろう”などの授業では、早く終わる児童とじっくり取り組む児童がおり、取り組む時間に差が生まれます。そんなときでも、『スタディサプリ』があれば早く終わった児童に新たな課題を取り組ませることも可能です。また、授業の後半に行う「習熟の時間」では、個別指導を行うことがよくあります。算数では分数のかけ算・わり算・通分・約分など、つまずきやすい単元がありますが、理解できている児童に『スタディサプリ』の応用問題を解いてもらっている間に、理解が十分でない児童に対して個別指導をする時間も割けます。このように『スタディサプリ』があれば、授業中に生じるすき間時間をもっと有意義に利用できるのではないかと考えています。まだ導入から日が浅いものの、『スタディサプリ』によって授業や宿題の進め方に変化が出てきました。児童の自習をサポートするツールとして、今後も活用方法を工夫していきたいと考えています。
北区立王子第五小学校(東京都)
児童数:1学年24名 2学年31名 3学年36名 4学年39名 5学年38名 6学年23名  
この事例で取り上げられたサービス
スタディサプリ

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